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ロベンダル・マサイ 株式会社

コスト戦略に特化した現場型の経営コンサルティング会社

コスト戦略に特化した経営コンサルティング会社


LowendalMasaï(ロベンダル・マサイ)は、フランスに本社を持つ、コスト戦略に特化した経営コンサルティング会社だ。フランス、ドイツ、スペイン、イギリス、イタリア、ポルトガル、アメリカ、中国、インド、日本など16カ国18都市に事業拠点を持ち、グループの2007年度連結年商は5900万ユーロ、従業員数は480人である(2008年6月現在)。

同社の歴史は1992年のLowendal社創業から始まる。2006年10月、同社はコスト最適化を目的とした「戦略的購買」に専門特化したMasaï社を買収する。それまで主業務としてきた「税務会計」と新たに加わった「戦略購買」の2本の柱で、企業のコスト戦略を支援する経営コンサルティングを行うようになった。

エントランス
エントランス
一方、日本においては、2005年にマサイ・ジャパン株式会社が設立されており、合併に伴って2007年12月、ロベンダル・マサイ株式会社へと社名が変更された。同社の社員は、2008年6月現在、14人。小さな組織だが、フットワークのよさを武器に着実に大手クライアントの心をつかんでいるようだ。とは言え、同社が対象とする購買部門は国内の多くの企業において依然、力を持たないことが多く、戦略部門として機能させることの重要性も理解されていない。このため、同社はLowendalMasaïグループの世界的なブランド力とネットワーク力、コンサルティング技術を基に、この「コスト戦略コンサルティング」市場を日本において切り開こうとしている。その意味で、同社はこの分野における日本市場でのベンチャー企業ということもできる。

「成功報酬型」のビジネスモデルと「現場で支援する」コンサルティングスタイル


ロベンダル・マサイ株式会社の事業は、戦略購買サービスと税務会計サービスの二つに分かれている。

税務会計サービスは、日本においては立ち上げ段階だが、今後、海外VAT還付にまつわる申請代行やアドバイザリー、レポーティングのほか、企業活動上の様々な税務の適正化を行う予定だ。

戦略購買においては、国内そしてLCC(新興国)におけるソーシング支援(サプライヤー発掘・審査・価格交渉)、製品設計およびサービス仕様の見直し支援(バリュー分析およびバリューエンジニアリングによる仕様の適正化)、ロジスティックス適正化支援(SCM、物流コストの適正化)が主なサービスとなる。

戦略購買サービスについては国内でも既に多くの事例があり、自動車部品、通信、建設、ファッション・ブランド、医療・医薬、家具・家電、食品など幅広い業界にクライアントを持つ。クライアントには日本企業のほか、外資系企業の日本支社もある。

LCCソーシング、ロジスティックス、バリュー分析を個々に行う企業はあるが、同社はそれらを組み合わせて総合的にクライアントのコストパフォーマンスを改善できることが強みだ。また、海外を含めた数々のプロジェクトを通じて、多くの最先端の戦略購買事例や手法を蓄積していることも大きなアドバンテージといえる。


中でも同社の得意領域となっているのが、LCCソーシングとバリュー分析による仕様の適正化だという。ソウル、上海、ムンバイ、テレアビブ、イズミール、ワルシャワ、チュニスにある7つのソーシングオフィスが現地において最新情報を提供し、サプライヤー候補を発掘したり、監査したりといった活動を行う。
「このサービスについて、商社との違いをよく聞かれますが、当社は資本関係のような柵のない、完全に中立な立場でクライアントにとって最も価値のあるサプライヤーを特定すること、また商社のXXモデルに対し成功報酬型の当社は、品質の維持のみならずコストの最適化でもクライアントと目的を共有していることなどが違いです。」と結城氏は説明する。また、バリュー分析による仕様再検討については、最終顧客(顧客の顧客)に提供する価値をポイントに置いて冷静な分析を行い、コスト適正化を促している。

コンサルティングサービスに対する考え方においても特徴がある。それは、「結果主義」とプロジェクトを「現場で支援する」ことだ。戦略の提案のみにとどまる従来のコンサルティングサービスとの大きな違いはそこにある。
(結果主義の象徴でもある)成功報酬型のフィー体系により、クライアントはリスクを抑えながら同社のサービスをトライすることができる。同社としては、プロジェクトを成功裏に終らせるために、徹底して戦略の実施を支援する体制をとる。ひいては現場に直接コンサルタントが入り、支援していくことになる。同社のサービスは、コスト削減額という形で早期に目に見える形となり、クライアント企業の利益にダイレクトなインパクトを与える。

「現在日本ではマーケティングや店舗開発といった販管費または非製造原価に関するプロジェクトが多いのですが、今後は製造原価のシェアを拡大させていきたいと考えています。」と結城氏。例えば自動車業界では、購買機能が他産業に比べて充実しているが、この製造原価に関してはこの機能をアウトソースするケースは少ない。同社の欧州におけるオペレーション同様、この領域に関われるようになることこそ、同社がそのサービスの質を認められ、顧客の信頼を得たことの証となるのだ。グローバルに培った最新の購買ノウハウ、そしてネットワークを活用して、コスト削減の分野で一歩抜きん出たい、と意気込みは強い。

ロベンダル・マサイ

日本でのコスト戦略コンサルティングのリーダーシップをとる


今後、より製造現場にアプローチしていく方針から、エンジニア出身者なども歓迎だと言う。データ分析能力や論理思考にも期待がかかる。同社では多くの優秀なメンバーが、様々な分野、業界から集まり、コンサルタントとして活躍している。

「普通の戦略系コンサルティングファームに比べよりオペレーショナルなコンサルティング業務になるため、現場のクライアントに変化を受け入れてもらうためのコミュニケーション能力が要求されます。また、少数精鋭ともいえる当社組織では、コスト戦略という分野において、現場で通用する専門性をいち早く身につけることができるでしょう。」と語る結城氏。クライアント企業のトップマネジメントのみならず、実務担当者から信頼を得ることが要求される、難しくも結果の見える、やりがいのある仕事だという。

ロベンダル・マサイ株式会社を立ち上げた平野氏、結城氏、ドモン氏の3名は現在も同社の経営陣として指揮を執っている。フランス本社から日本にやってきたドモン氏と、MBAコース在籍中にスカウトされ参画した平野氏、結城氏は、日本におけるロベンダル・マサイの立ち上げに大きな期待や不安を抱きながらこれまで走ってきた。3名の絶妙なバランスがあるからこそ、今の同社がある。新しい分野、新しいブランドを日本に根付かせようとする者の苦悩がそこにはあった。その後加わったメンバーも、ロベンダル・マサイ創立者の「確かな結果をもたらしたい」という想いと同じものを持って、日本でのコスト戦略コンサルティングのリーダーシップをとって行く覚悟だ。

ロベンダル・マサイ

会社概要
会社名 ロベンダル・マサイ 株式会社 
資本金
業績
  2007年 月期
売上高 3億2000万円(単体) 
経常利益  
 
設立年月 2005/1 
代表者 代表取締役  平野 宏明 
事業内容 コスト戦略を専門とする経営コンサルティング
(購買・税務におけるコスト戦略策定および導入)

1. LCC(*1)サプライヤー発掘・審査・育成・価格交渉
2. バリュー分析による設計の見直し
3. ロジスティックスの適正化
4. VAT還付の手続き・コンサルティング 他
 
株式公開 非上場 
主要株主 ― 
greenに掲載中の関連企業 ―  
本社所在地 東京都 渋谷区千駄ヶ谷4-16-7北参道DTビル5階 
交通案内 東京メトロ副都心線「北参道駅」徒歩2分
各線「千駄ヶ谷駅」徒歩7分
各線「代々木駅」徒歩7分
都営大江戸線「国際競技場駅」徒歩7分 

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