ブランドダイアログ株式会社 SaaSソリューション事業部

「資源のない日本を資源大国にする」をミッションに、SaaSによる新しいコミュニケーション手法と、グリッドテクノロジーを融合し、日本発・世界初のクラウドコンピューティングを創出するブランドダイアログ株式会社。

自社製品SaaS型営業支援 SFA/顧客管理CRM「Knowledge Suite」や当社独自のクラウド基盤となるグリッド技術が評価され、2010年度東京都ベンチャー技術大賞やグッドデザイン賞(Gマーク)などの賞を次々と受賞。
メディアや口コミで大きな話題を呼び、大手～中小の事業会社だけでなく医療機関や教育委員会等にも、急激に導入が広がっている。直近1年でお客様からの問い合わせ数は3倍になり、現在は有料版・無料版合わせて10,000社以上に導入されている。

そして2011年8月、KDDI・エイジアとの業務資本提携に伴い「KDDI Knowledge Suite」の全国展開をスタート！
2009年2月にスタートしたこのサービスは短期間で全国規模で存在感を示すサービスとなった。

同社のサービスが、わずか3年の間にこれほどまでに注目を浴びているのは、「Knowledge Suite」が
他社サービスとは全く違う特徴を持っているからである。

具体的には、社内に点在する情報や活動をグループウェアを通じて集約し、集約された情報は、企業内の組織や権限によって自由に可視化することがきる。
さらには営業支援SFA、顧客管理CRMを通じて、顧客企業に紐づく担当者、営業活動、関連するすべての情報を時系列に可視化し、接触履歴や営業課題、予実状況に加え、非生産部門の関連活動も抽出できる。これによって多くのユーザーのPDCAサイクルの高速化を実現し、支持を得ているからである。

そして、注目すべきは、「Knowledge Suite」を構成するアプリケーションのうち、7つを導入時からオプション料金なしで利用することができることである。
他社サービスが、オプションを増やすことで利益を上げようとするなか、同社が進めるのは「減らすカスタマイズ」である。
初めからたくさんのアプリケーションを利用することができ、必要がないものは減らしていくことで、使う人それぞれに適応したスリムな統合アプリケーションを実現することができるのである。

「Knowledge Suite」の重要な基盤となっているのが、同社独自の技術で構築したグリッド技術である。

企業や家庭など、世界中に存在するパソコンのCPUとHDDの空き容量をネットワーク経由で収集し、その処理能力やストレージ機能を一つにまとめて仮想のスーパーコンピュータ（クラウド）を創りだす概念だ。このグリッドにより、空いている機能（コンピュータ資源）を必要な人に貸し出すことが可能となり、省資源なコンピューティング環境が実現されると考えられている。

同社では、眠っているこれらのコンピュータ資源を集め、必要としている人たちに届けるためのプラットフォームを開発することに成功しており、これを「プロモーショナルグリッド・プラットフォーム」と呼んで運営しているのだ。（日本・米国・欧州にて特許出願中）

具体的には、無料で利用できるSaaS型のグループウェア「GRIDY（グリッディ）」を、中堅・中小企業やSOHOを中心に提供し、その対価として彼らが使用するＰＣの遊休能力を収集する。こうして集まった遊休資源により、仮想スーパーコンピュータを構築し、その資源を大容量のデータトラフィックがあるサービス事業者に向けて有償で貸し出したり、SaaS型の自社サービス「KnowledgeSuite（ナレッジスイート）」のプラットフォームとして提供することで、顧客のサービス・インフラコストの削減に貢献したりするのだ。
このサービスを日本中に定着させることこそが、様々な企業のコスト削減・業務効率化を実現するだけにとどまらず、「資源のない日本を資源大国にする」という大きな社会貢献につながると言えるだろう。

また、同社は若く小さな組織であるにも関わらず、福利厚生面を充実させている。この点からも優秀な社員に長く働き続けてほしいと願っていることが分かるだろう。ハワイに保養所を所有しているほか、夏季に9日間の連休を取得することもでき、心身ともにリフレッシュしてストレスのたまらない職場環境を作ることに力をいれている。
「クリエーティブな発想は、気持ちや体力に余裕がなくては生まれません。集中する時は集中し、遊ぶ時は遊ぶ。その環境は、社員の努力で作るものではありません。会社がその環境を提供できてこそ、社員が自分自身の才能を最大限に発揮できるのではないでしょうか」（人事担当者）

設立6期目で40名のメンバーが、それぞれの夢と会社の思いをリンクさせて、一緒に走っている。「元気なベンチャーであり続けるためにも、志が高く、やる気のある方をお待ちしています！」と、人事担当者は締めくくった。