株式会社 セキュアヴェイル
ネットワークセキュリティに特化したシステム構築会社(大証ヘラクレス上場)
ネットワークセキュリティに特化した事業で持続的に成長
株式会社セキュアヴェイルは、コンピュータ・ネットワーク・セキュリティに特化したソリューションを提供する企業だ。
同社の特徴は、ネットワーク・セキュリティ構築・維持における「PLAN→DO→CHECK→ACT」のサイクルを事業モデルの根幹とし、そのあらゆる段階で豊富なノウハウに基づいた総合的なサービスを提供することにある。顧客のセキュリティポリシーに基づく最適なセキュリティシステムの設計・提案(PLAN)から始まり、構築と運用監視(DO)、また運用状況やトラブル発生時の告知および回復報告のレポートとログ解析(CHECK)、そして変更・是正措置(ACT)と、それぞれの段階において高次元のサービスをワンストップで提供できるのが強みだ。
同社の事業において最も重要な柱は、MSSP(Managed Security Support Provider)事業である。
一般にMSSと言えば"Managed Security Service"を指すが、同社においてはMSSが一般的に使われる前から" Managed Security Support"として使用している。それは、ネットワークのセキュリティを行う主体は顧客企業であり、同社の役割はあくまでも《その仕組みを構築して運用をサポートすることにある》という信念に基づいている。
この事業では、企業におけるネットワークを、常に安全で効果的に機能させるためのシステム設計、構築、導入後の運用・監視までを行っている。顧客のサーバやネットワーク機器に対して仮想的な攻撃をしかけて脆弱性を発見する監査サービスやコンサルティングなど、構築に付随する豊富なメニューが揃う。また、《ネットワークシステムは企業自身が守るもの》という考え方を反映して、企業の情報システム管理者が自社専用の管理画面を通してセキュリティ状態を監視できることも大きな特徴である。
そして、このMSSP事業の中で、社内の生産性を高めるための意識向上や内部情報漏洩の未然防止という顧客のニーズから生まれ、第二の柱として成長したのがLAP(Log Analysis Provider)事業である。インターネットサーバやネットワーク機器から出力されるネットワークシステムの使用履歴(ログ)を様々な角度から解析し"誰にでも分析しやすく見やすい"レポートとして提供。インターネットを通じた外部との情報交換や外部ウェブサイトへのアクセス状況などが把握出来る。
以上の通り、企業におけるネットワークの外部と内部両面におけるセキュリティ・サポート・サービスの確立によって、同社の売上高は順調に推移。2006年6月には大阪証券取引所ヘラクレス市場への上場を果たした。
セキュリティ・サース・カンパニーとしての挑戦
総務省発表による2007年の情報セキュリティの市場規模は1.7兆円。また、個人情報保護法施行や日本版SOX法の適用を控え、内部統制の観点からも情報セキュリティへの注目度は高まっている。
そのような中、これまでインターネットとネットワークの接点における境界型セキュリティに重点をおいて事業を展開してきた同社は、現在、データの二次利用や副次利用の制限、またはクライアントPCの不正使用に対する制限など、内部セキュリティの領域までカバーする、従来よりさらに踏み込んだセキュリティ・サポート・サービスの提供を実現しつつある。
また、2007年4月、従来のサービスにデータセンターの機能を付加し、専用のファイヤーウォールや不正進入防御装置(IPS)の機能を強化して提供するセキュア・デリゲーション・センター(SDC)を開設した。今後はこれを核に、同社が従来提供してきたSaaS型の各サービスを、一つのモジュールとし、最適な組み合わせで利用できるサービスを提供する。また、他社が提供するサービスも含め異なるSaaSモジュールをシームレスに連携させて、データ交換およびセキュリティの一元管理を可能とする基盤を整備し、顧客が求めるインターネットのあらゆるサービスを総合的に提供することができるセキュリティ・サース・カンパニーを目指している。
人材不足を独自の育成方式で克服
取締役 大谷 嘉夫 氏一方、情報セキュリティ分野は技術者の絶対数が不足しており経験者の採用は困難である。そのため、同社では、独自の方法でエンジニアの育成に努めている。経験の浅いエンジニアは、入社後にまず約2ヶ月の研修を経て、365日24時間体制の有人による運用監視業務に従事する。通常勤務、遅出勤務、夜勤の3交代制だが、夜勤の前後に2~3日ずつの休日をはさむことで体調を調整しやすいように配慮されている。また、週あたりの総労働時間は38.75時間と短めに設定されている。ここで経験を積んだ後は、ヘルプデスク、SE、マネージャーまたはコンサルタントへといった道をたどるが、SEに至る過程も3段階に分けられ、それぞれの段階で与えられた課題をクリアすることで昇給と昇格を重ねていくシステムになっている。到達目標が明確に設定できる上に、評価基準も明白だ。
以上のように未経験で入社したスタッフには、運用監視に従事する段階で自分の将来のキャリアパスを思い描きながらスキルを身に着ける環境が整えられている。
取締役執行役員を務める大谷嘉夫氏は、上場後、約半年をかけてこのような環境整備を行ったと話す。
「当社の社是は“創造、挑戦、信頼”です。クリエイティブな姿勢が成長を促し、より高いレベルへ“挑戦”する意欲を生みます。また、それによって同僚や上司からの“信頼”を獲得することが出来る。それは企業としての“信頼”にも繋がり企業としてのアイデンティティを醸成します。」
したがって、社員に求められることは、成長のために努力を惜しまない姿勢だ。それがあって初めて会社の成長があるからだ。
セキュリティという特化した分野で成長を目指す
営業本部 大阪営業グループ
丸山 剛志 氏2006年3月に入社した営業本部・丸山剛志氏は、同社の持つ強みを糧に、自己の成長を目指す1人だ。
「もともとIT業界に興味があり、情報漏洩問題が大きく取り沙汰されることが多い中で、セキュリティに特化した当社に将来性を感じました。」(丸山氏)
現在は、営業活動を始め、契約書や提案書の作成など様々な業務をこなす毎日だが、当面の目標は自分の判断で動けるようになること。そして、上場後、幅広いサービスを手がけはじめた同社の中で、将来は知識を蓄えて、持ち前のコミュニケーション力とバイタリティを活かし、顧客の漠然としたニーズを察知して適切な解決策を提案できるようになりたいと豊富を語る。
一方、技術本部チーム24に所属する宮本祐樹氏(27歳)は、未経験で2007年9月に入社。1ヶ月半の研修を経て、ネットワーク・セキュリティ・システムのサポート業務に携わっている。システムを監視し、障害発生時に原因を調査するのが主な仕事だ。ネットワークセキュリティに特化した事業を行う同社に魅力を感じたと言う。同社はセキュリティエンジニアを養成する教育事業(ネットワークセキュリティに関する専門知識を習得できる受講料が無料の養成セミナーで、各クール終了時の試験があり、卒業後は同社への入社も可能)にも取り組んでいることを知り、その企業姿勢にも共感を覚えたと言う。
「未経験で入社した先輩達が活躍している姿を見ていると、自分も続こうと勇気が湧いてきます。まずは現在携わっている業務を一人前にこなせる力をつけて、将来はプロジェクトマネージャーやITコンサルタントなどを目指したいです。また、当社はまだ歴史が浅く、組織も今後ますます強化されていくので、業務の改善策などを提案できるようになりたいです。」(宮本氏)
技術本部 チーム24
宮本 祐樹 氏宮本氏によると、同社の魅力は、セキュリティの設計という特化した技術を学べることと、社員の世代が幅広く、経験豊富な先端技術を持ったエンジニアと同じ職場で働くことが出来ることだという。また、今後、会社が成長するにつれて、さらなるマネジメント力も必要になるため、ステップアップを目指したい人にとって、チャンスが多いということだ。
ネットワークセキュリティという特化した技術を武器に成長を続ける同社を次代に導く若い社員の参画が待たれる。
| 会社名 | 株式会社 セキュアヴェイル | ||||||
| 資本金 | 3億6,195万円 | ||||||
| 業績 |
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| 設立年月 | 2001/8 | ||||||
| 代表者 | 代表取締役社長 米今政臣 | ||||||
| 事業内容 |
コンピュータネットワークセキュリティシステムのコンサルティング、設計、開発、構築、運用監視、及びログ解析サービス |
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| 株式公開 | ヘラクレス・グロース | ||||||
| 主要株主 | ― | ||||||
| greenに掲載中の関連企業 | ― | ||||||
| 従業員数 | 61人 | ||||||
| 平均年齢 | 34.0歳 | ||||||
| 本社所在地 | 大阪府 大阪市北区東天満1-1-19 アーバンエース東天満ビル | ||||||
| 交通案内 | JR東西線「大阪天満宮駅」徒歩5分 地下鉄谷町線・堺筋線「南森町駅」徒歩7分 京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」徒歩10分 |

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