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株式会社バーテック

  • 製造・メーカー系

顧客の経済成長と社員の働きがいの向上を目指す産業用特殊ブラシメーカー

自社サービス製品あり
シェアトップクラス
グローバルに活動
カジュアル面談歓迎

企業について

株式会社バーテックは、“ブラシで世界を変えよう”というブランドビジョンを掲げ、産業用特殊ブラシの設計・開発・製造・販売を行う大阪の会社だ。「バーテック=BURRTEC」という社名にある“バリ=burr”は、金属やプラスチック、ゴムなどを加工するときにできる「出っ張り」やギザギザを指すほか、“やっかいな問題”といった意味がある。“やっかいな問題をテクノロジーで解決するソリューションカンパニー”。それが同社の社名の由来だ。

設立は1962年7月。刷毛やブラシの製造・販売からスタートし、60年以上にわたってブラシの可能性を広げ、幅広い産業界の発展に貢献してきた。近年は産業用製品、食品衛生管理製品、防虫用製品、データセンター向け製品、以上、4つの製品ジャンルを柱とする事業を展開し、コロナ禍を含め、業績は過去最高を更新し続けている。

指揮を執るのは2008年に3代目として経営を引き継いだ代表取締役社長・末松仁彦氏だ。

末松氏が社長に就任した頃のバーテック社は、同社が1970年代以降注力する製造業向けのパワーブラシで独自のポジションを築いていた。パワーブラシとは、製品に付着した酸化物やサビ、汚れ、バリをクリーニングし、表面をなめらかにする工具だ。製造業にとって社運に関わる安全性と生産性の向上に欠かせない存在だが、日本国内には安全規格が存在しないため、同社は品質管理基準に米国の国家規格(ANSI)を採用。同時にブラシメーカーとして唯一、公益社団法人のバリ取り学会に参加し加工ノウハウやブラシの扱い方に関する知識を蓄えて外部へ発信するなど、高品質な製品を提供するだけではなく、業界の課題解決にも貢献しながら持続発展を遂げてきたのである。

ターニングポイントとなったのが、まさに3代目の末松氏が事業を引き継いだ2008年9月に起きたリーマンショックだ。それまで主力としていた工業製品分野での売り上げは下降したものの、安全衛生への意識が高まっていた食品や飲料の製造分野に着目。以降、食品衛生管理製品や異物混入対策の防虫製品に注力することでV字回復への道を開いたのである。

「経営を引き継ぐ以前から、“ブラシには、お客様の目標やビジョンを達成するためのツールとしての可能性がまだまだある”と考えていました。そのために現場の課題に誠実に向き合い、解決するための製品を開発し改善し続けてきました。その中でシャッターの隙間を埋める技術で特許を取得した製品が生まれるなど、現在の強みが形成されてきました」(末松氏)。

顧客の細かなニーズに対応できる多品種展開、そして品質の高さに加え、食品工業用ブラシ業界で初めてHACCP International社の製品認証を取得するなど、同社製品に対する信頼は厚く、それが同社の競争力の高さに繋がっている。特に防虫用製品では、シャッター隙間対策ブラシで累計約2万1000件、ドア隙間対策ブラシで累計約10万か所の導入実績を誇る。

コロナ禍のもと製造業全体の稼働が落ちる中、その逆境を苦にもせず、さらなる飛躍を遂げるきっかけの1つになったのが、データセンター向け製品の開発である。ICT機器が高密度化した影響によるデータセンターの高熱化に対し、空調設備の更新などで対応するのではなく、ブラシを使うことで冷気通路側から暖気通路側へのエアフローを適切にコントロールし、冷気と暖気が混ざる回り込みを抑止することで熱交換効率を改善する省エネ対策用ブラシだ。

「サーバールームに冷たい空気を送り込んだ時、完全密封してしまうと空気圧力が高まりすぎて、サーバーのファンに悪影響を及ぼしてしまいますが、隙間にブラシを取り付けることで、圧力が高まっても自動調圧が働いて空気が抜けます。AIやChatGPT等の登場もあり通信量が増えたことでデータセンターの建設が加速する中、自分たちが培ってきた技術を生かしてお役に立てることを考え開発しました。ブラシ以外に、工具なしで設置できる『アイルコンテインメント』という新製品も生まれ、省エネ対策製品が新たな柱として伸び始めています」(末松氏)。

このように製造業から情報通信業へと領域を拡大しながら、過去最高益を更新し続ける同社。今後も引き続き省エネ対策の分野に力を入れながら、防虫対策の分野では自然と人間が共生する社会の実現を目指して、グローバルな視点で取り組む考えだ。すでに防虫対策分野で世界を牽引する米国進出の足がかりとして、現地のセールスレップと契約を結ぶなど、本格展開に向けた具体的な準備を進めている。

このような事業展開の土台となっているのは、末松氏が社長就任後に定めた経営理念だ。“全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類・社会の、心と技術における進化発展に貢献する”という経営理念の実現を最大の目的とした企業経営を行う。

末松氏は大学卒業後、将来は経営を引き継ぐという明確な意志を持って実家の家業であるバーテック社に入社し、27歳という若さで経営の経験を持たぬまま社長に就任。予測不可能かつ変化の大きな社会に適応し、さらなる高収益を生み出すための経営スタイルを模索する中で出会ったのが京セラの創業者・稲盛和夫氏が塾長を務める盛和塾だった。そこで稲盛氏の経営哲学や人生哲学を学びながら、世のため、人のために生きていく大切さを知り、現在掲げる経営理念を策定。経営理念を実践するための具体的な考え方や行動を「バーテックフィロソフィ」としてまとめ、磨きながら、従業員全員で共有し実践してきた。そこには目指す会社のあり方や、個々の社員が持つべき人生観や仕事観、そして日々の仕事を進める上での指針を細部にわたり、具体的かつ平易な言葉で記してある。

防虫ブラシや自動調圧ブラシなどに象徴されるとおり、他社が通らない道を自ら切り開き、リーディングカンパニーを目指す姿勢も、「バーテックフィロソフィ」に基づいたものだ。またコロナ禍において、トラブルなくスムーズにリモート環境に移行し、マーケティングや営業の手法をいち早くデジタルに切り替えて顧客との接点を確保できたのも、フィロソフィの浸透によるところが大きい。

「様々な環境の変化がある中、一貫してきたのは経営理念の追求です。フィロソフィの作成や社内合宿、発表会など、様々な取り組みをしてきました。初めは言葉だけだった理念が、各自、仕事を通して実践する中で理解が深まり、重たさが出てきた実感があります。価値観がそろい、退職者が出たとしても、ネガティブな理由での退職はなくなりました。“働く人々を笑顔にして、より良い環境・未来に繋げる”というビジョンも社員合宿の中で、皆で考えて生まれたものです。事業を通してお客様の経済成長と社員の働きがい、両方を高めていきたい。そういった社員全員の思いが込められています」(末松氏)。

従業員向け、企業向け2種類のアンケート結果をもとに認定される、日本における「働きがいのある会社」ランキング。25名以上の法人に参加資格があり、グローバル共通の基準で評価が決まる国際的な認定制度だ。バーテック社は2018年に初参加し、従業員99名以下の小規模部門で、上位100社が対象となるベストカンパニーに選出。以降、2023年まで6年連続で選出され続けている。2021年には、アジア地域における「働きがいのある会社」でもベストカンパニーに初入選している。これらも理念の実現を目指した実践がもたらした結果だ。

「“バーテックフィロソフィ”は従業員に対して、一言一句違わずにこの通りにやりなさいと強制するものではありません。個人の幸せも会社が与えられるものではないと考えています。自分が主人公となり、自分自身の働きがいを作っていく。自身の哲学や人生観を磨きながら、人生を豊かにして欲しい。“バーテックフィロソフィ”はそのためのツールでもあるのです」(末松氏)。

末松氏が社長を引き継いだ2008年から現在まで、同社の業績は2倍に拡大している。それと比例して従業員数も約2倍に増加。特に過去10年間は、将来の発展を見据えて社内の若返りを図るため、新卒採用に注力して人員を拡充してきた。しかし毎年数名の新卒採用だけでは、今後の事業拡大に対応することは困難であるため、今後は中途採用にも力を入れる考えである。

特に現在の課題は、労働力として最も脂がのった世代の補強だ。新卒採用1期生も30代に入り、結婚・子育て世代が増加。毎年、産休・育休を取得して一定期間現場を離れる社員も複数名は出てくる。そういった隙間を埋めるためにも、マーケティング、カスタマーサポート(内勤営業)、加工、管理部門等、幅広い部署で即戦力となる経験者を採用する計画である。

末松氏は、強いリーダーシップを発揮しながらも、決してワンマン経営者ではない。強い組織を作るため全員参加型経営を標榜し、実践している。リーダー育成に力を入れ、現場の管理や教育は各部門長に一任し、働きやすいハード面の環境整備や個性を生かすソフト面の取り組みも充実させてきた。コロナ禍におけるリモートワーク実施といった重要な意志決定も、部門長が会議を開いて行う。フィロソフィの浸透も無理強いをすることなく、定期的な勉強会を開催するとともに、社員の反応を見ながら改訂を重ねるなど、従業員が主体的に取り組みやすくするための工夫を凝らしている。

「自分の人生の経営者として夢を描いていきたいという人材が集まる会社で働ける。そこが最大の魅力です。チャレンジできる環境やそれを応援する体制もあります。成長意欲が高く、チームで同じ方向を向いて、皆と一緒に情熱を持って仕事をしていきたいという方なら幸せに働ける会社であると自負しています」(末松氏)。

日々の仕事や、フィロソフィの勉強を通じて人間性を育む仕組みに加え、情熱を持って仕事に取り組み、家族を大切にする仲間たち、そして前向きにチャレンジした結果の失敗を許容する文化。バーテック社は、日々の誠実な努力が確実に実を結ぶ会社である。

企業情報

会社名

株式会社バーテック

業界

製造・メーカー系 > その他メーカー系

製造・メーカー系 > その他メーカー系

製造・メーカー系 > その他メーカー系

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、自社サービス製品あり、シェアトップクラス、グローバルに活動
資本金

6,000万円

売上(3年分)

202367億4千万円

202267億2千万円

202166億1千万円

設立年月

1962年07月

代表者氏名

代表取締役社長 末松仁彦(すえまつ きみひこ)

事業内容

工業用特殊ブラシ・衛生管理ブラシ・データーセンター業界向け自動調圧ブラシ及び
防虫防鼠シールブラシの設計開発・製造・販売

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

32人

平均年齢

37歳

本社住所

大阪府大阪市都島区中野町1丁目4番12号

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