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株式会社LIGHTz

  • IT/Web・通信・インターネット系

熟達者の思考やノウハウを可視化・データ化し、次世代につなげることで企業に新たな価値を提供するスタートアップ

上場を目指す
自社サービス製品あり
カジュアル面談歓迎

企業について

株式会社LIGHTz(ライツ)は、熟達者の“思考”を可視化して伝承する『汎知化®』と呼ぶサービスと熟達者のナレッジを活用したプロダクトを提供している、スタートアップ。

これまでの技術伝承は、承継者が熟達者と何年も仕事を共にしながら指導を受け、その言動からノウハウを吸収する形で行われてきた。マニュアル化や、熟達者の動作を動画にしてその外面的な動きを真似るといった取り組みも行われているが、熟達者が何を考えながらその動きをしているかといったところまでは再現されていない。このため、何か問題が発生した時に自ら考えて解決したり、技術を改良したりすることは難しいといった大きな課題が残っている。
同社では、汎知化®コンサルティングによる手順書やノウハウ記述書といった成果物をはじめ、可視化した思考/ノウハウの定着化や業務効率化のためのシステム開発、および各工程の課題解決に特化したツールも独自開発し、トータルに提供している。

熟達者のナレッジを活かしたプロダクトは下記である。
●『Blooplinter』:3D CAD/CAMナレッジ活用ソリューション
3D形状データをキーとして、生産における過去の不具合事例や関連情報等の社内ナレッジ、過去の検討結果を引き出して活用できるプラットフォーム。

●『LIGHT Solver』:保全業務トラブルシュートのナレッジ活用ソリューション
属人化したノウハウを形式知化することで、トラブルが突発的に発生した時でも速やかに原因究明し、対処できるようにする。

●『Indst Park®』:ものづくり教育ソリューション
熟達者の思考から設計・製作工程を検討する実績をステータス管理し、検討のヌケモレを防ぐ。かつ、各工程の手順書や不具合情報等が閲覧でき、工程ごとの品質向上に繋げる。

同社の顧客としては、従業員数十名から数万名の日本を代表する大手までの製造業を、毎年30~50社ほど獲得している。
「技術伝承という買い物は、製造業のお客様にとっては数十年に一度というスパンです。お客様が着実に増えているのは、当社の汎知化®ソリューションが有効であるとご評価いただいている結果と自負しています」と乙部氏は話す。

また、同社がもつ『BrainModel®』は、こうした熟達者の思考を取り出して可視化するので、真の技術伝承が行いやすくなるという価値を提供する、世界でもユニークなテクノロジーだ。
その構造は、ニューラルネットワークとGraph DBを掛け合わせることで同社が発明した。
「LLMによる生成AIは、ビッグデータを基に汎用的な回答を自動生成しますが、『BrainModel®』は一社の製造業における固有技術、一人の技術者の持つ技能に特化し、独自開発の方法によるヒアリングで得た回答を基に、その独自の思考を再現するというビッグデータに頼らないAIです。ニューラルネットワークやGraph DB、LLMやGPUといった技術が登場したおかげで独自開発ができました。目下のところ、世界でもユニークな存在です」と代表取締役CEOの乙部(おとべ)信吾氏は胸を張る。

同社は2016年10月、乙部氏が創業した。

乙部氏は2001年に大学の機械工学科を卒業後、精密機器等を手掛ける製造メーカに入社し、非球面レンズという高精度部品の研磨加工装置の開発・設計に携わる。
「レンズを研く職人が何を考えて、どのように作業を行っているのかを学び取って機械に置き換えていくという業務です。職人技の真髄を、熱や流体のシミュレーションを行いながら可視化するという業務がベースにありました。いわば社会人キャリアの当初から広い意味での技術伝承に関わっていたと言えます」(乙部氏)。

2004年からは経済産業省が主導する「次世代半導体製造システムの開発プロジェクト」に参画、被加工物を原子単位で除去するイオンビーム加工装置のメカ設計を担当する等、技術者としてキャリアを重ねた。
2006年からは3D CAD設計インフラ統合の全社推進リーダーを務め、IT技術者としてのキャリアを経験したことも現在のAI開発の仕事につながっていると語る。
2011年、東日本大震災発生後、岩手県出身の乙部氏は1年の大半をボランティア活動に投じる。
「その活動の中で、現地の人に何が一番欲しいかとの問いに『仕事』という答えが多かったことを機に、地域に根付いた仕事をどのようにすれば残していけるかを考え始めました」(乙部氏)。

そこで、勤めていたメーカーを退職して製造業向けコンサルティング会社に転じ、可視化・形式知化をキーにした開発プロセス改革を手掛ける。

「その流れで、東北のある金型メーカーの経営に携わることになりました。その会社には、金型作りの全体像を理解している存在が工場長の一人しかおらず、事業継続の危機にありました。その人が頭の中で考えていることを何とか残そうと取り組んだ活動を機にLIGHTzの根幹技術である『BrainModel®』を編み出すことになりました。2014年の当時、後にAIの研究でノーベル物理学賞を受賞することになるジェフリー・ヒントン博士が有益な論文を発表し始めており、それを読みながらAIを技術伝承に活用していく事業の構想を固めていきました」と乙部氏は説明する。
そして、2年間かけて『BrainModel®』の検証を重ね、2016年にLIGHTzをスタートさせた。

同社が掲げるMissionは、次のとおり。
【人の知恵をつなぎ、社会を灯す】

同社のビジョンについて、乙部氏は次のように話す。
「私たちは、高度成長期をつくったものづくりの先人を間近で見てきた最後の世代として、そのバトンを後世に渡す役割があると思っています。日本は、先端技術を人々が安心して使えるものにし、社会に安心と安全をもたらすことに貢献できる実現力に強みを持つ国。その技術を個人の中に眠らせることなく、外に取り出して伝えていく大きな役割を果たしていきたいと考えています」
同社では、人の持つスキルやノウハウをAI化し流通させる「スキルマーケット」が生まれると予測する。そんな社会においては、同社の技術が核心的な価値を提供することになるだろう。

2024年10月時点で、同社の従業員は57名。メンバー構成としては、製造業の技術者出身の汎知化®コンサルタントと、SIerやSaaSプロバイダー等で経験を積んだソフトウェアエンジニアが半々。平均年齢は39歳という組織だ。

同社のバリューについて、乙部氏は次のように説明する。
「コンサルティング会社やSIerは、顧客のできていないことや苦手なところを指摘し、改善を迫るのが一般的です。これに対し、当社はお客様も気付いていないような企業としての強み(いいところ)を見つけ出し、その継承を提案するというポジティブシンキングをベースとするソリューションに最大の特徴があると思っています。その実践を担う当社のメンバーは、総じてポジティブなカルチャーを持っていることが社長として何よりの自慢です。これからは、企業として、チームとして、もっと強くなるために、「ポジティブ」などに代表される企業文化をコアバリューとして言語化する作業を目下行っているところです」

フルリモート体制の同社では、毎週月曜日の朝の全体ミーティングのほか、3カ月ごとにつくば市の本社に集合してのリアルな全体会議、およびチームごとの毎朝・毎夕のミーティング、プロジェクトごとの週次ミーティングといった会議体を運営する中でコミュニケーションを多層化するとともに、マネジメントとメンバーのコミュニケーションの中でバリューの浸透を図っている。

「当社の成り立ちとして、地域創生にも深くコミットしています。また、製造業の伝承すべき技術やノウハウは製造現場を直接見なければ理解できない側面もあります。このような現地、現物主義とフルリモートを両立させることは簡単ではありませんが、私たちは今の体制のまま、高い目標を実現できる組織を創っていきたいと思っています。マネジメントのポイントとしては、お互いに助け合うため、互いの存在が見えない中でも、その心情に対し、想像力を働かせるが重要だと思っています」(乙部氏)。

業務上の仕組みとしては、仮想オフィスを導入し、バーチャル空間でも隣にメンバーがいる感覚で業務ができる環境をつくり、ペアプログラミング等、密なコミュニケーションをベースとした業務を実施している。

そんな同社が求める人材像として、乙部氏は次のように期待を寄せる。
「素直、勤勉、誠実、何よりも人柄を重視しています。そして、お客様のいいところを見つけるためには辛抱強さが必要ですし、いいシステムを着実につくり上げるのにはこだわりも必要です。自分の可能性を信じ、努力し続けることができる、そんなマインドを備えている方だと嬉しいですね」

世界でもユニークなAIプロダクトを開発し、日本の数少ないディープテックの一社となった同社。高いレベルの成長をチームで果たしていく。その業務には、大きなやりがいを感じられるに違いないだろう。

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インタビュー

株式会社LIGHTzのインタビュー写真
代表取締役COO 雲宝 広貴氏

── ご略歴をお教えください。

2000年に大学院を修了後、映像機器等を手掛ける会社に入社し、生産技術部門でカメラやプリンターといった製品の金型設計を行いながら、現在のDXの先駆けとなる3Dデータを活用したデジタルものづくりプロジェクトに従事しました。その時に身に付けた知見が当社の業務に生きているとともに、同社で乙部と知り合ったことが現在に繋がっています。

2014年、乙部が転職した製造業向けコンサルティング会社に私も転職します。同社では、設計、調達、生産までのエンジニアリングチェーン領域を中心に、多くの業務改革コンサルティングやデジタル化プロジェクトに携わりました。また、マネー... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社LIGHTz

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、上場を目指す、自社サービス製品あり
資本金

1億円

設立年月

2016年10月

代表者氏名

乙部 信吾、雲宝 広貴

事業内容

スペシャリスト思考のAI化と実務適用支援
「汎知化®」技術を活用したナレッジ共有プラットフォームの開発

株式公開(証券取引所)

非上場

主要取引先

各種製造業(自動車メーカー・金属加工メーカー・プラント設計など)

従業員数

57人

平均年齢

39歳

本社住所

茨城県つくば市千現2-1-6

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佐藤 浩太郎
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