株式会社CONY JAPAN

関西地方を中心に、幅広いリフォーム事業を手がける株式会社CONY JAPAN。その創業は古く、住宅のリフォームが"営繕"と呼ばれていた1970年に、現在の代表取締役である小西正行氏の父・小西豊治氏が立ち上げた。リフォーム業界の先駆者として走り続け、今では社員300人ほどを抱える企業となっている。

「父親が営繕工事をしていたため、家の倉庫には工具がたくさんありました。そのため、幼い頃からものづくりが好きで、自転車を自分流にアレンジして楽しんでいましたね。父親の仕事を手伝うことが多かったこともあり、高校卒業後は必然的に建築業界へ進みました。その後、父親が他界し、22歳の時に会社を継承。会社をより成長させたいと思い、1997年に『有限会社スペースアップ』を設立し、母・妻・後輩2人の計5人で再スタートを切りました。それまで営業経験はなかったのですが、話術には自信があり、設立1年目で3億円以上の売上を達成する会社へと成長しました」。（小西氏）

設立当初は、売上至上主義で給与体系も完全歩合制だったCONY JAPAN。売上は右肩上がりだったが、それに比例して会社を去る社員も増えてしまい、離職率は60％以上となってしまった。これをきっかけに、小西氏は会社の未来のために経営の根本を考え直し、2002年に“Four Happiness”という経営理念を掲げた。

“Four”はお客様・パートナー企業・社員・会社を指し、この4者をリフォーム業界において幸福状態にしたい、それを目指すという想いが込められている。小西氏は理念について「きれいごとを並べたものではありません。私自身の挫折に基づき生まれた理念なのです。私にとって戒めであり、経営者としての決意表明でもあります」と語る。

施工実績総数は約17万5,000件にのぼり、年間売上は約72億5,000万円と業界内でもトップクラスの規模を誇っている（いずれも2023年6月時点）。今後は年間売上100億円を目指し、独立系リフォーム会社として業界トップの地位を確立することを目標に掲げている。

CONY JAPANは、リノベーションからリペアまで専門性を持って対応できるリフォームブランドを3事業展開している。幅広いリフォームに対応し、顧客の夢をカタチにする「スペースアップ」、水まわり専門店ならではのサポートで困りごとを解決する「リフォーる」、そして住まいの価値を高めるリノベーションから家具や空間のコーディネートまでトータルで提供する「PROSTYLE RENOVATION」だ。

「スペースアップ」では、リフォームアドバイザーをはじめ、プランナー・設計士・施工管理などリフォームの専門家が在籍しており、顧客の希望にあわせて最適なプランを提案。アクセントクロス1枚からフルリフォームまで相談可能だ。外部のコンテストやランキングでは267個の賞を受賞しており、その実績は業界トップクラスを誇る。

CONY JAPANでは正社員の比率が高く、全体のおよそ9割が正社員だ。リフォーム業界で重宝される専門的な知識や技術は、大きな財産となる。一人ひとりが体得したノウハウを社内に蓄積することにより、組織全体の知識とスキルの共有が進み、さらに高度なサービスを提供できるようになっている。

CONY JAPANの強みは、“3つのカルチャー”にある。まずは「互いを認めるカルチャー」。社員同士が積極的に称賛しあうカルチャーが根付いている。実際に社員総会の表彰で「先輩のサポートのおかげで達成できました」「上司の指導のおかげで期待以上の結果を出せました」といったように、同僚に感謝する言葉が多く語られるそうだ。

2つ目は「人を育てるカルチャー」。長年にわたって新卒採用を行っており、2024年度で23期目に入る。これまではリフォーム業界と新卒の相性は悪いと考えられていたが、「未来への最大の投資先が人である」という理念のもと、早々に新卒採用をスタートさせ、人材育成に注力している。

そして3つ目は「本気で遊ぶカルチャー」。“仕事するときは本気で仕事をして、遊ぶときは本気で遊ぶ”という小西氏の考えのもと、サークル活動や社員旅行も盛んに行われている。横のつながりが生まれ、仲間との一体感も育まれるという。

「これらのカルチャーにより、社員全員に経営理念が浸透していきました。営業会社ではあるものの、“1人”ではなく、“チーム”という意識が強いことが、私たちの特徴であり、強みだと思います」。（小西氏）

創業から50年以上にわたって、集客の入口は新聞折込チラシなどの紙媒体であったCONY JAPAN。近年は新聞の購読者数の減少に加え、新聞購読者以外にサービスの魅力を訴求できないことに課題を感じていた。こうした現状を打破するべく、新しくWebマーケティングの担当者を迎えることになった。

社内には公式サイトの制作スタッフが2名ほど在籍しているが、集客のための企画・運用・ディレクション・分析をする人材が不在の状態だ。これまで外部のコンサルティングを導入したこともあったが、会社の未来を支えるキーパーソンとして、専任のWebマーケターを迎え入れる。

「公式サイトは20年以上ありますが、基本的なサービスの紹介や採用ページのために作ってきたもので、集客が目的ではありませんでした。これからの時代背景を考えると、公式サイトを二次使用で使うのではなく、紙媒体に代わる集客の入口にしたいと考えています。ゆくゆくは紙媒体無しで集客できるようにすることが目標です」。（小西氏）

大切にしていることは、“人”の力だ。顧客がリフォーム会社を選ぶ際、工事の品質や技術、価格の明朗さはもちろんあるが、特に大きく作用するのが“担当者の人柄”だと言われている。要望に対する理解度、スピーディーな対応など、最終的に“人”に関わる部分で判断されることが多いのだ。

「“人”で選ばれる、“人”で差別化する、“人”で勝負することに振り切って採用・教育をしてきました。当社はお客様との接点さえ持てれば、他企業に負けない自信があります。だからこそ、Webマーケターの力でお客様とのタッチポイントを増やすことができれば、会社の売上が急激に伸びる可能性があると考えています」。（人事部、山田朝土氏）

最後に小西氏に求める人物像について伺った。

「今回募集するWebマーケターは社内初のポジションとなります。1人目ということもあるので、これまでの経験を十分活かしながら活躍してもらえればと思います。ゆくゆくは『自分が中心となって、マーケティング部署を作るんだ！』という開拓精神を持っている人に来てほしいですね」。

“紙媒体からWeb媒体での集客”という転換期に立っているCONY JAPAN。会社の将来を変革させるという、大きなやりがいを持って働ける環境だ。これまで培ってきたWebマーケティングのスキルや技術を試したい方には、絶好の職場と言えるのではないだろうか。