株式会社ネクストクリエーションズ

株式会社ネクストクリエーションズは、SES事業を主軸に、IT企業向けのエンジニア採用支援事業や、ITフリーランスエンジニア向けのマッチングプラットフォーム事業等を展開するベンチャー企業だ。IT×HR総合ソリューションの提供を通じて社会に貢献することを目指し、2020年に設立された。代表自身が未経験からエンジニアとしてキャリアをスタートさせた経験を基に、現場の課題や理想的な働き方、スキルアップの支援を深く理解し、会社づくりに反映させている。「エンジニアの主体的なキャリア形成を支援し、より意欲的に働ける場所を提供したい」というエンジニアファーストの思いが、同社誕生のきっかけとなった。

代表取締役の石井翔吾氏は、イベント運営やインフルエンサープラットフォーム開発を経て、SIerでエンジニアとして活躍した人物だ。その後、採用支援企業の経営に参画し、事業売却を成功させた。エンジニアリングと経営の両面において、経験と実績を重ねてきたのだ。
そんな石井氏は、エンジニア不足が叫ばれながらも、彼らの声が十分に反映されない現場を目の当たりにし、「エンジニアにとって本当に働きやすい環境とは何か？」という疑問を抱くようになった。現場からのフィードバックが適切にマネジメント側に伝わらず、エンジニアの負担が増大することで、キャリアの方向性が見えなくなるケースが多いことに気付いたという。
こうした経験から石井氏は、エンジニアの希望を尊重し、やりがいを持って働ける環境を提供するために、同社を立ち上げた。起業のいきさつについては、インタビューページにて石井氏が自らの言葉で語っているため、ぜひ一読いただきたい。

同社が目指すのは、ITとHRソリューションを融合して顧客に新しい価値を提供する企業だ。エンジニアが自身の持つスキルを磨き、存分に発揮できる場を提供し、社員一人ひとりの成長とチャレンジを全力で支援するという強い信念を持つ。2023年12月に行った株式会社テクノデジタルとの資本提携も、この思いを実現するための大きな一歩であった。この提携により、受託開発や自社サービスの展開を進めることで、エンジニアが活躍するフィールドを広げ、新たなチャレンジができる環境が整った。

同社の成長の勢いは、2024年度「ベストベンチャー100」として選出されたことからも伝わる。これは「ビジョン」「成長理由」「売上高」「営業利益」で一定条件を満たした企業を対象に、厳正な審査が行われているもの。社会へ良い影響を与える企業として、さらなる期待がかかっているのだ。

同社の事業は、ITとHRを軸として、幅広い分野にわたり展開されている。特に主力であるSES事業では、エンジニアの成長を支援する多くの機会を提供しており、エンジニアがスキルアップを図る重要な場となっている。

同社のSES事業の特長の一つは、クライアントとの信頼関係に基づいたパートナーシップである。同社は3,800社ものクライアントと広く取引を行っていることから、業界やプログラミング言語を問わず、多様なプロジェクトに参加するチャンスがあり、自身のキャリアの幅を広げることが可能だ。このような同社の環境は、エンジニアにとってメリットが大きい。
例えば、あるエンジニアは関心が高まった言語を扱うプロジェクトに参画し、スキルチェンジを実現した。設計フェーズにチャレンジしたいというエンジニアは、懇意にするクライアント先のプロジェクトで、実践しながらスキルを磨いた。異なる業界のプロジェクトを数多く経験することで、幅広いビジネス知識とコミュニケーション能力を磨くことができるという喜びの声も上がる。
同社は、こうした成長の機会を豊富に用意し、エンジニアのキャリアアップをサポートしている。

「営業との距離が近く、キャリアプランについても手厚くサポートしている点も強みです」と、人事担当者は語る。営業担当者とエンジニアが日常的にコミュニケーションを取ることで、エンジニアの希望やキャリアパスが反映されたプロジェクト参画が可能となっているのだ。

今後の展望としては、SES事業を主軸にしつつも、受託開発や自社サービスの展開を積極的に進めていく方針だ。SESで経験を積んだエンジニアには、プロジェクトマネジメントやリーダーシップを発揮するポジションも用意されており、キャリアアップの道が広がっている。特に、自社サービスの開発に携わることで、エンジニアとしてのスキルだけでなく、ビジネス感覚や企画力も磨くことができる。

同社は、エンジニアが自らのキャリアを主体的に設計することをサポートし、成長していける環境を提供する。そのようにして、技術力とビジネスセンスを兼ね備えたエンジニアを輩出し、社会貢献を目指していく。

同社では、自身のライフスタイルやキャリアのニーズに合わせて柔軟に働ける環境を選びやすい。前出の通り、取引先が豊富なため、例えば週1リモートやフルリモート等、希望に沿うプロジェクトが必ず見つかる。現在は約8割がリモートのプロジェクトで、家族との時間を大切にしたり、プライベートな時間を充実させたりしながら働くことが可能だ。

あるエンジニアは、「フルリモートのプロジェクトに入ったことで通勤時間が省け、その分の時間をスキルアップや家族との時間に充てられるようになりました」と話す。同社はエンジニアの仕事と生活のバランスを重視し、最高のパフォーマンスが発揮できる環境を提供しているのだ。

また、社員間の距離感を縮めるために、月に一回の帰社日を設けている。普段クライアント先にいるエンジニアが集い、情報共有や意見交換を行うことができる貴重な時間だ。会社主催のイベントとして、食事会やゲーム大会が開催されることも多く、社員同士の交流を深める機会となっている。これにより、社内のコミュニケーションが活発になり、職場の雰囲気も一層良くなっている。

「帰社日には、みんなで集まってリフレッシュできる時間を大切にしています。普段別の場所で働いているからこそ、直接顔を合わせてコミュニケーションを取ることが重要だと感じています」と、人事担当者は語る。こうしたイベントは、単なる仕事の延長ではなく、社員同士がリラックスして交流できる場と位置付けられており、仕事に対するモチベーションを高める効果もある。

同社は、チャレンジ精神が旺盛で、常に新しいことを学び続けられるエンジニアを求めている。また、技術だけでなく、ビジネスの視点やマネジメントスキルを持つ人材も歓迎している。
「今後は経験豊富なエンジニアと未経験のエンジニアがセットでプロジェクトに入ってもらい、現場で育成や教育ができるような体制づくりを考えています」と人事担当者。様々な立場や考えを持つエンジニアに力添えしたいと話す。

福利厚生も充実しており、社員が安心して働けるような制度が整っている。例えば、社内分煙やパーソナルジム利用費補助、社内委員会やサークル活動等、社員の心身の健康に配慮した取り組みが活発に行われている。その他にも副業可、引越し業者手配制度等、生活をサポートする制度も手厚い。

「少しでも興味を持った方は、ぜひカジュアル面談にエントリーしてください。実際に会って話すことで、会社の雰囲気や働き方について理解を深めてほしいです」と、人事担当者はメッセージを送る。同社では、エンジニアが自分のキャリアについて真剣に考え、将来の目標に向かって成長していける環境が整っている。同社ならば、希望する働き方を叶え、理想のエンジニア像を目指すことができる。