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株式会社アドナック

  • 製造・メーカー系
  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系

「NEW AGE CREATION」 新しい時代のコミュニケーションを探し続け、商品と消費者を繋ぐ

残業少なめ

企業について

有名化粧品メーカーや大手卸売企業と取引し、商品パッケージや商品陳列のための販促什器を提供する、株式会社アドナック。企画からデザイン、設計、導入までワンストップで手掛ける、商品プロモーションの強い味方だ。

「NEW AGE CREATION」――企業スローガンとして掲げるこの言葉からも分かるように、同社は時代と共に変遷する企業や消費者のニーズに合わせ、次々と新たなサービスを作り出してきた。

同社を1987年に設立したのは、髙橋清美氏。元々は印刷をメイン事業にしながら、多岐にわたる業界のメーカーと強いつながりを持っていた。

現在専務取締役を務める髙橋真介氏はこう振り返る。
「現在は化粧品市場をメインに扱っていますが、元々は業界を問わず取引していました。梱包材やシール等、“商品本体の外側”でお手伝いできることは何でもしていた印象ですね。お客様からは、『困った時のアドナック』と、言っていただいたこともありました」

ここ数年小売店市場が変化し、元々は百貨店等でスタッフから丁寧な案内を受けながら購入していた化粧品も、ドラッグストアやバラエティショップの陳列棚がメインとなっていったのだ。

「百貨店等の店員さんによるアピールが減った分、どうにか商品の魅力を発信できないか――そういった悩みが多く寄せられるようになりました。『ひと目で商品の魅力が分からなければ不安で買いづらい』という時代に突入したようにみえます」。(髙橋真介氏)

そこで、他の商品と差別化できるような魅力を打ち出すパッケージが必要に。また、紙箱では中身がよく見えないことから、PET素材のクリアケースも浸透していった。

さらに、陳列棚に置いて商品を載せる販促什器。これで、より多くのメッセージを消費者へ伝えられるようになった。この販促什器はいわば、商品それぞれの世界観を伝えるための“ステージ”なのだ。むろん、ニーズをキャッチした同社は、販促什器の制作にも力を入れ始めた。

そして近年依頼が増えてきているのは、都内で開催される大規模な展示会に出展するための出展ブースや、お客様主催のフェス用ブース。これらのトータルプロデュースを、今までのノウハウを活かしながら一丸となって取り組んでいる。

こうした時代の変化に応じてサービスを作り上げてきたのが同社。その時代や市場の動きをキャッチし、そのニーズに最適なコミュニケーション方法を提案し、これまでに数々のパッケージや販促什器、ブースなどを形にしてきたのだ。

同社は大手の化粧品卸企業と深いつながりを持つほか、各メーカーとも多く取引している。その多くが紹介で成り立っているというから驚きだ。

その信頼のカギを握るのは三つ。企画からデザイン・設計、量産、物流まで請け負う、一気通貫したサービスであること。そのため、各部門での社内外ネットワークが豊富なこと。そして、店頭プロモーションにおける経験が豊富なことだ。

この三つの強みには、同社の“チームプレー”が共通している。

まずは一気通貫サービスについて。

同社は1991年に、物流部門の株式会社ビッグハンドを設立。こちらによって、企画やデザインだけでなく商品の梱包もこなし、商品パッケージが店頭へ届く最後の瞬間までも担える存在になったのだ。

「自社で物流拠点を設けたことで、お客様の有限な予算、マンパワー、出荷スケジュールにも柔軟に対応できるようになりました。このように、お客様がどんな状況下でも対応できるように今後も潜在ニーズをとらえていきたいです」。(髙橋真介氏)

次に、社内外ネットワークの豊富さについて。

営業部部長の山本絵美氏から、このようなエピソードを聞くことができた。
「ある時、スキンケアメーカー様からご依頼を受けました。それまでオンライン限定で20種類近くのフェイスマスク等を扱っていたメーカー様ですが、オンラインの好調な売れ行きを見て、今度はオフライン(店頭)にも挑戦したいというご相談でした」
そこで、同社は店頭の棚の上に置くフェイスマスクの什器を制作することになった。

しかしこのプロジェクトは、販路を築く上で大きな壁にぶつかる。

最近、このようにオンラインからオフラインへ進出する化粧品メーカーは多い。こういった化粧品メーカーの第一のハードルとなるのが、店頭への販路の確保だ。多くの方に買ってもらうためにはまず、多数のお店に展開され、消費者に知ってもらう必要がある。しかしその販路を確保できたとしても、店頭の限られたスペースには、既に有名メーカーの品がびっしりと並んでいるのだ。

そのような状態で、「フェイスマスクを一度にできるだけたくさん並べたい」という強い希望も。

「商品が魅力的でも、見送りになってしまうケースは多々あります。このスキンケアメーカー様も、なかなか全国展開ができる販路が見つからず困り果てていました。……でも、せっかくご依頼いただけたのに、担当の私が諦めてしまっては、何も始まりません。長年お付き合いのあるお客様のお力添えもあり、何度か商談を重ねた結果、なんとか新たな卸業者さんを見つけられました。そして店頭でのスペースを確保してもらえることになったんです」。(山本氏)

山本氏の営業としての熱量はもちろん、その熱量を買ってくれるような人と人とのつながりが根付いていたことも勝因だ。結果的にこのプロジェクトは大成功。現在、このフェイスマスクは同社の制作した販促什器と共に、全国で販売されている。

このフェイスマスクのように、同社の活躍で、素晴らしいアイテムとの出会いを果たした人も多いのではないだろうか。

ここからは、社員について取り上げたい。

まずは同社チームプレーの三つ目、店頭プロモーションにおける社内ナレッジについて。実は同社では、日頃から部署の垣根を越え、店頭の情報収集に取り組んでいる。

「例えばお店へ行った時に、目を引くようなデザインや、トレンドを上手く取り入れたパッケージ等があれば、情報を共有し、すぐに誰もが見られるようにしています」。(山本氏)

この情報は、顧客企業との企画デザイン立案でも非常に役立っている。というのも、企業には「商品が目立たない」「売れ行きが伸び悩んでいる」という悩みはあるものの、「こんなデザインにしたい」といった具体的なアイデアはなかなか浮かびづらいからだ。

どんな商品が売れていて、どんなデザインが消費者の心を動かすのか、はたまた顧客企業はどんなデザインをイメージしているのか――。店頭で、直接得た情報を元に、常に業務に役立てている。

パッケージや販促什器も単なる入れ物や置物ではないため、商品一つひとつにマッチしたデザインを組み込む必要がある。その上、店頭で商品を置かせてもらうスペースは、ごく限られている。その中でいかに商品の魅力を伝えられるか、つまり同社がどんな提案をするかで、商品の運命が変わるといっても過言ではない。

「顧客企業の反応を見ても、提案後の商品の売れ行きを見ていても、こうしてリアルタイムで市場の動向をキャッチしていくことは重要だと感じています」と山本氏は語る。

こうして社員同士の“知”を結集しながら、店頭プロモーションにおいて確固たる地位を築き、多くのメーカーに貢献してきた同社。今後について聞くと、さらに業界にとらわれない新たな構想が垣間見えた。

「今は化粧品市場がメインですが、今後はこの域をどんどん飛び出していきたいですね。例えば直近では、雑貨やペット商品を考えています」。(山本氏)

また他の社員にも取材したところ、「オンライン事業に着手したい」「今までのやり方にとらわれないPR方法を見出したい」等、次々とアイデアが出てくるのが印象的だった。

1987年からの長い歴史を誇りながらも、進化し続ける同社。その進化の裏では、異業種・異職種からチャレンジしたメンバーが活躍している。

「これまでにも幅広い業界の出身者が入社しています。当社とは全く違う分野で活躍してきた人ばかりですが、それがいいんです。今後事業領域を広げるためにも、組織の強みを増やすためにも、様々なエッセンスを持った方々と一緒に、チャレンジを重ねていきたいですね」。(山本氏)

物怖じせず、ひたむきに挑戦し続ける――この姿勢は同社で強く支持されるものだと、取材で強く感じられた。

多くのメーカーの売上や発展を支えながら、自身もまだまだ成長を続けている同社。これから先、その舵を共に切るのはあなたかもしれない。

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インタビュー

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代表取締役社長 髙橋 大介氏 1973年生まれ、神奈川県出身。建設会社の営業職に就職し、横浜のランドマークともいえる数々の建設に携わる。そして父・清美氏が立ち上げた同社へ1997年に入社。2013年には代表取締役社長へ就任。 ワークライフバランスに重きを置く企業の代表として、自身もメリハリのある仕事を心がける。妻や娘、愛犬と過ごす時間がリフレッシュタイム。

── まず、御社が目指す会社像を教えていただけますか

企業理念にもある通り、企画マーケティングでお客様企業を支えることです。お客様は必ず何かに困っています。その問題を探り当て、解決する本質的なサービスを創り出していく――。それこそが私達の使命であり、アドナックという組織の価値になりえるものです。

当社は、代理店を介さず直接メーカーとやり取りすることができます。お客様の声を直に聞き、パッケージや販売什器の企画段階から携わり、デザイン・製造・出荷までを担います。だからこそ自身の意見やアイデアの反映された商品が、店頭に並ぶのを目にする機会も生まれてくるのです。実際にそうなるまでの道のりは決して平坦な道のりで... 続きを読む

求職者の声

企業情報

会社名

株式会社アドナック

業界

製造・メーカー系 > 化粧品・アパレル

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > 広告・デザイン・イベント

企業の特徴
残業少なめ
資本金

1,000万円

売上(3年分)

2024721億円

2023722億円

2022714億円

設立年月

1987年08月

代表者氏名

髙橋 大介

事業内容

商品の企画・デザインからパッケージの設計製作、プロモーションツールの企画、 商品の包装仕上げ作業など化粧品業界に特化した幅広い経験をもとに、商品の持つ価値や可能性を最大限広げられるよう、 お客様のニーズに合わせた満足度の高いサービスを様々な角度からご提供いたします。 企画から制作までの一貫したお仕事も、スポットでのご依頼も承っております。

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

20人

平均年齢

39歳

本社住所

東京都台東区浅草橋5丁目20-8 CSタワー7階

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