KICK ZA ISSUE株式会社

株式会社KICK ZA ISSUEは、クライアントに寄り添うITコンサルティングを軸に、テクノロジーの力で企業の成長を支援する企業である。各企業が抱える課題を深く理解し、ナレッジを惜しみなく提供し続けることで、中長期的なパートナーとしての信頼を築いてきた。

同社を立ち上げた石川慶氏は、グローバルコンサルティングファームでキャリアをスタートさせ、3年間ITコンサルタントとしてスキルを磨いた。その後、ベンチャー系のコンサルティングファームに移り、経営者に近い視点で業務経験を積む中で、採用や経営にも深く関わり「自分の力でコンサルティング会社を立ち上げたい」との思いが強まった。そして2022年に、KICK ZA ISSUEを設立した。

当初から大手企業を中心にビジネスを展開していた同社だが、石川氏は特に中小企業に対するコンサルティングの価値提供に関心を寄せていた。中小企業は、ITの活用に対して「よくわからない」という理由から抵抗感を抱くことも少なくない。IT導入が自社にどのようなメリットをもたらすのか、あるいはどのように活用すべきなのかが明確でないため、不安感や複雑さを感じやすいのだ。こうした背景から、同社では「わからないことをわかるようにする」という姿勢で、一社一社に寄り添いながらサポートを行う。

同社は、「格差社会の拡大」「貧困」「環境問題」といった大きな課題の解決は国や企業だけでなく、そこで働く一人ひとりの個人の力によって可能になると信じている。そのためにも、個人のポテンシャルを最大限に引き出すことが重要であり、それによって大きな変化を世界にもたらすというビジョンを見据える。
このビジョンを実現するために、同社が掲げているのが「テクノロジーとコンサルティングをもっと身近にする」というミッションだ。テクノロジーやコンサルティングは、大企業の特権のように思われがちだが、それを中小企業や個人にも広めることで、すべての人がその恩恵を受けられる社会の実現を目指し、日々活動しているのだ。

設立からわずか数年で、同社は正社員と業務委託を含めて40名近い規模へと成長した。今後の展望として、ビジョンとミッションに共感する仲間をさらに募り、5年以内に売上100億円、従業員200名規模を目指している。自社サービスの強化や新規事業の立ち上げ、そしてグローバル市場の開拓に向け、核となる人材が必要だ。

同社はITコンサルティング、ITアドバイザリー、IT教育サービスといった複数の事業を展開しており、企業が抱える課題を包括的にサポートしている。生成AIやノーコード・ローコードツール、クラウドソリューション等、最先端のテクノロジーを駆使し、企業の課題に対して実践的な解決策を提供することが強みだ。

同社が提供するサービスの一つである「ITアドバイザリー」は、特に中小企業を対象とし、手頃な月額料金でIT面での助言を行っている。中小企業の中にはITリテラシーに不安を抱くケースも多いため、企業ごとにカスタマイズしたハンズオンでの丁寧な支援が好評だ。

また、大企業向けの「ITコンサルティングサービス」も、同社の主要事業の一つである。このサービスは企業のDX推進を支援し、戦略立案から実行フェーズに至るまで一気通貫でサポートを提供する。例えば、大手自動車メーカーのプロジェクトでは、グローバルで使用される業務システムのリプレイスを担当。高度な品質管理と、外国人開発ベンダーとの連携が求められる中、技術力と英語力を発揮してプロジェクトを成功に導き、クライアントからも高い評価を受けた。こうしたスケールの大きなプロジェクトに参画し、クライアントと密にコミュニケーションを取りながら課題解決に取り組むことができる点は、同社で働く魅力の一つである。

さらに、これまで培ったノウハウを生かして自社で開発した教育コンテンツを提供する、IT教育サービスも展開している。こうした教育支援を通じて、企業全体のITリテラシー向上を目指し、持続的な成長をサポートしている。

また、同社は独自のサービスも提供している。GPT-4を搭載した社内ナレッジ検索ツール『KICK SEARCH』は、顧客が社内の必要な情報にすぐアクセスできる環境を構築し、効率化に貢献している。また、登録料や仲介手数料が無料のコンサルタントマッチングプラットフォーム『コンサルデータバンク』は、リリースからわずか2年で2,000人以上のコンサルタントが登録している。これは、従来のブラックボックス化されがちだったコンサルタント採用を透明化し、企業の生産性向上を支援するものだ。

さらに、2023年にはシリコンバレーに拠点を設立し、最先端のITトレンドやグローバルビジネスの課題に迅速に対応する体制を構築した。今後はインド市場への進出も計画しており、IT先進国で得る知見を生かして、日本国内のクライアントにも最先端の情報や技術を届けることを、同社のグローバル戦略の一環としている。

同社は自由度が高く、社員の意見を尊重するカルチャーが根付く。組織拡大を続ける中でもフラットな構造を維持し、迅速な意思決定が行われている。働き方においては社員のワークライフバランスを尊重し、フレキシブルなワークスタイルを支援する。リモートワークを導入しつつ、少なくとも週に一度はオフィスで顔を合わせることで、社員同士のコミュニケーションを活性させている。石川氏は「顔を合わせて会話することで、連携がよりスムーズになると考えています」と語っており、コミュニケーションの重要性を強調している。

社員同士の距離が近く、年齢が比較的若いため相談しやすい関係が築かれているのも特徴の一つだ。社員が意見を述べやすく、実際に提案が検討される環境が整う。こうしたカルチャーが組織の一体感をもたらし、躍進の原動力となっている。

また、同社では社員一人ひとりのキャリア志向に合わせたプロジェクトのアサインに努めている。案件数が多く、各人のキャリア志向を把握する石川氏が自らアサインを行っているため、ミスマッチが起こりにくい。会社が大きくなっても、こうした「個人のキャリアを重視する文化」を維持したいという思いから、今後はアサインを担う管理職の配置を検討している。

同社がどの職種においても求めているのは、豊かな人間性だ。特にITコンサルタント職では、経験が乏しかったとしても「クライアントに喜んでもらうために、親身になって頑張りたい」という意欲ある人物を歓迎する。
エンジニアとして入社を希望する人材には、最先端のテクノロジーに触れる機会が多く提供されるため、日々学び続ける姿勢が求められる。
両職種ともグローバルなプロジェクトに関わるチャンスがあり、将来的に海外で働くことを目指し、国際的に通用するスキルや英語力を高めていくことも可能だ。

社内でのリーダーシップに興味を持つ人や、将来的に起業を目指している人にとっても、同社の環境は非常に魅力的だ。規模が大きくなる過程で、会社全体のムーブメントに直接関与する経験は、リーダーシップや経営的視点を磨く上で貴重な機会となるだろう。

同社では自身の成長とリンクさせながら、クライアントと中長期的なパートナーシップを築くことに関心ある人材を歓迎している。少しでも興味を持ったならば、ぜひともコンタクトを取って話を聞いてほしい。