エア・ウォーター・デジタル株式会社で、どんな役割を担っていますか?
当社はエア・ウォーターグループの中で、基幹業務システムの構築・導入や、ネットワーク・セキュリティの情報基盤の運用・保守といったITサービス全般をグループ各社に提供する情報システム機能会社です。 エア・ウォーターグループは祖業である産業ガスの他、医療、エネルギー、そしてアグリといったまさしく「地球環境」と「ウェルネス」をキーワードに社会生活に貢献するグループ企業を目指しており、我々はその多様な事業をITとデジタルで支える役割を担っています。 私はシステム本部長として、エア・ウォーター株式会社のAI・DX推進室が策定するグループ全体のIT・DX方針に基づいて、当社の事業施策とその実施、社内各部門の取り纏めを担当しています。
今回の採用の背景は?
当社のお客様であるエア・ウォーターグループはM&Aと多角経営により成長してきた企業です。グループ内には事業の数だけ様々な企業文化や商習慣が存在しており、我々にはIT技術を駆使してシステム、データ、コミュニケーションの品質を維持するミッションがあります。 この多くのグループ会社へのITサービスを対応する為に開発や運用を外部パートナーに依頼することが多くなり、そのノウハウが社内に蓄積されない問題が生じています。その為にアプリケーションエンジニアやインフラエンジニアが下流工程で経験を積んで、上流にステップアップする環境を整えることで、次世代を担う人材を育成し内製化を促進出来ると考えています。IT業界では人材確保が難しくなって久しいですが、将来を見据えてITエンジニアを自社で育成できる環境を整えるために、組織の規模拡大が必要と考えています。 もう一つはエア・ウォーターグループが推進しているDXに対応するためです。現在のITはスピード感が求められます。従来のようにお客様からの依頼をもとに要件を整理してそれをRFP化して外部パートナーに発注するといったやり方では到底時間軸が合いません。 グループのDX推進効果を早期に発現する為には、当社社員によるアジャイル的なシステム構築とITサービスの提供が必要であり、現社員のリスキリングと並行して新しい人材の採用が必要なのです。
エア・ウォーター・デジタルでエンジニアとして働くやりがいは?
当社はエア・ウォーターグループ内の情報システム子会社の位置付けにある会社とも言えますので、お客様=ユーザーがすぐそばにいる事が大きなメリットだと考えます。迅速にフィードバックをもらえますし、感謝の言葉も直接聞ける環境で働けます。エンドユーザーが見えるポジションで働くことで、自身の仕事の成果や手応えも直接得られるためモチベーションを保つこともできると思います。SI業界で働くエンジニアの中にはプロジェクト体制(商流)の深いポジションで働いているため、自分がどんな仕事をしているのか全体が見えずに不安だという声もよく耳にしますが、当社であれば安心して働けます。 また事業に限らずグループにいるユーザーも色々な価値観を持っていますので、コミュニケーションスキルも非常に重要になります。そして色々なユーザーと接する事で人脈と視野が広がり、それがスキルと経験の深化になり、結果としてITエンジニアとしての成長に繋がると思います。 前述したようにエア・ウォーターグループは多種多様な事業形態であることから、これからはIT技術だけではなく、ビジネスプロセスとデータに精通したエンジニアを育成する必要があると考えています。ユーザーから降りてくる要件に従うだけではなく、エア・ウォーターグループが展開する事業ドメイン知識に精通し、デジタル技術やデータ分析力を駆使して事業の変革やバリューアップに繋がる提案を求められていますので、言い換えればその事業領域の数だけ、我々ITエンジニアが活躍できる舞台も機会もたくさんあると言えます。
エア・ウォーター・デジタルを、今後どんな会社にしたいですか
売上収益1兆円を超えたエア・ウォーターグループは、更なる成長の為に現在変革の過渡期に差し掛かっていると感じています。人材の入れ替わりも起こっており、新しい人が沢山入ってきて組織はどんどん成長しているように見受けられます。2030年にはグループの規模やカルチャーは様変わりしているのではないでしょうか。それに合わせて当社も新しい人材を採用して組織の活性化を進め、エア・ウォーターグループになくてはならない会社へと成長したいと考えています。 手前味噌で恐縮ですが、当社はITエンジニアが腰を落ち着けて安心して働ける環境の会社です。働き方の整備も進めていますし、社員が長期的にキャリアを築ける会社を目指して投資もしています。私は当社をエア・ウォーターグループのビジネス課題を解決し事業成長に貢献できる「デジタルビジネスエンジニア」の集団にしたいと思っています。 皆さんの培った技術と新しいアイデアを融合させて新たな価値を生み出せる会社になれるよう一緒に仕事が出来る事を願っています。