Kian Zhongさんが御社にジョインした経緯を教えてください
大学の卒業研究やインターンシップの中で、私はHPC(High Performance Computing)やフィンテックに強い関心を抱きました。そして就活フェアにて、まさにフィンテック領域でHPCに注力する当社と出会ったのです。当時は博士号取得の道も考えていたのですが、ここでならHPCを仕事にできそうだと考え、思い切って応募しました。 実際に面接した時、「ここは自分にとって理想的な職場だ」と確信したのを覚えています。まず、HPCのことで代表ととても話が合ったのです。また、金融業界で取り組んでいる課題やビジョン、そして目標の実現のために平等に意見を交換し、協力し合う社風にも惹かれました。
入社後に気付いた御社の魅力は何でしょうか
メンバーがミッションを全うできる環境です。 まず重要な意思決定の際は、POC(概念実証)を徹底的に行います。丁寧なリサーチによって質の高い情報共有・意見交換ができれば、エンジニアのレベルは上がります。だからこそ、より高品質な製品を世に出すことができるのです。その結果、クライアントからの信頼を築くことができ、私達も仕事にやりがいを見出せる――と、良いスパイラルが生まれていますね。 またその一方で、効率性を重視するところもあります。会社側は技術投資を惜しみませんし、メンバーも業務効率化に役立つツールがあれば提案しています。またプロジェクトは無理なく進むように管理しており、チームのリソースに合わせて調整もしています。 歴史あるフィンテック企業として、グローバル市場で安定した成長を続けていると自負しています。ですが私達は少数精鋭のチームということもあり、フレキシブルに動ける体制も兼ね備えていますね。
CTOとして、仕事で大切にしていることを教えてください
私も当社と同様、「仕事への高いモチベーション」と「洗練された職場環境」が原動力となると考え、日々チームビルディングに取り組んでいます。一般的にテック業界では、依然として古い体質が残っています。例えば、行き過ぎた精神論、終わりの見えない会議、度重なる修正業務、窮屈な人間関係といった問題です。これらは、優秀なエンジニアを燃え尽き症候群に追い込む要因になり得ます。 その点、当社では効率性やワークライフバランスを重視しつつ、エンジニアが創造性を発揮できる自由度の高い仕組みを整えています。この環境のおかげで、チームの誰もがテクノロジーの可能性を心から楽しみ、深く没頭できるのではないでしょうか。 特に若い世代にとって、こうした仕事への「探究心」と「働きやすさ」は重要です。当社が提供するフィンテック領域の面白さを存分に体験してもらうためにも、CTOとして快適で刺激的な職場環境を維持し続けたいと考えています。
Kian Zhongさんは具体的にどのようなマネジメントをされていますか
エンジニアがコミュニケーションを取りながら主体的に取り組める仕組みを作っています。具体的に、エンジニアの入社後に行うことは三つあります。 まず、試用期間の段階から一緒にKPIを設定します。その時の本人のスキルで構わないので、当社の業務に対してどのような仕事ができるのかを提案してもらい、1カ月ごとのタスクを設定します。 次に試用期間終了後。POCを行いながら、プロジェクトの進め方を提案してもらいます。もちろん私もフィードバックしますが、エンジニア自らが自由度高く行動できるようにしたいのです。また、時には若手エンジニアが新たな技術やアイデアを提案してくれるので、私やテックリードの学びになることも多いですね。 そして三つ目は毎期のレビュー。私がエンジニアと1on1を実施し、製品や開発への理解度や、次期に向けた目標を話し合います。こうした総合的な振り返りも怠りません。
最後に、今後どんなチームにしていきたいか教えてください
『NtSaaS®』のような既存製品の安定化を図るだけでなく、新たなPOCに取り組みながら、さらなる技術革新を図っていくつもりです。今後も世界的に成長すると見込まれるフィンテック領域で、今のクライアント、そして未来のクライアントが直面する金融リスク管理の課題は、まだまだ出てくるでしょう。その課題を共に解決し、金融業界の未来を明るくしていけるのが楽しみです。 そのような夢を実現するために、メンバー一人ひとりの強みを生かしたいと考えています。社内のメンバーはそれぞれの得意分野がありますし、価値観だって異なります。だからこそ、同じ目標に向かっていくためには、みんなの知見やアイデアを結集させることが大切です。CTOとして、トライ&エラーを重ねながら、最高のパフォーマンスを出せるチームをつくっていくつもりです。もちろんその中で、一人ひとりのキャリアも実現できるよう支援していきたいですね。