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株式会社PLMジャパン

  • IT/Web・通信・インターネット系

製造業の成長を支えるPLMシステムのリーディングカンパニー

自社サービス製品あり
残業少なめ

企業について

「PLM」とは、Product Lifecycle Managementの略。製品開発の企画から設計、生産、検査、保守に至るまで、全工程を管理して経営効率を高める手法だ。PLMを導入すると、旬の製品をタイムリーに市場に投入できるため商品力が増すほか、開発設計・生産リードタイムの短縮、製品の品質向上、コスト削減による価格競争力の向上などが期待できる。
バブル崩壊後の低成長時代、製造業はSCM(Supply Chain Management)を強化し、コスト削減に重きを置いてきた。しかし、ここ数年で日本の製造業は成長戦略への転換を遂げたため、PLMが注目されて始めているのだ。

このPLM構築のためのコンサルティングからシステム開発、定着化までを手がけるのが「PLMジャパン」だ。PLM関連の業務課題について、システム化により解決するのがミッションである。
同社は、経営とITの総合コンサルティング会社である((株))ビジネスブレイン太田昭和(BBS)から独立した会社だ。BBS時代は20年間にわたり、一事業部としてPLMシステムの前身であるPDM(Product Data Management)システムを提供していた。PDMシステムとは、CAD/CAMをはじめとした設計・開発データを一元管理するシステムのことだ。

しかし、時代の要請でよりいっそうの生産性向上が求められるようになると、設計段階のデータ管理に留まるPDMシステムでは事足りなくなってきた。たとえば、後工程の衝突試験を設計段階のコンピューター上でシミュレーションすることができれば、実際の衝突試験の回数を減らすことができるため、コスト削減につながる。つまり、部分最適ではなく、物作りの全工程を見直す抜本的な業務改革が求められるようになったのだ。

次第にメーカーでは、経営に近い組織でPLMを担当する部門が設置されるようになった。同社はメーカーのこうした動きをいち早くキャッチして、PLMシステムのソリューション開発に着手。情報の連携効果を生む「データ変換ソリューション」、情報の統合効果を生む「データ管理ソリューション」、情報の活用効果を高める「データ活用ソリューション」の3つのソリューションをラインナップしている。また、SIerとして個別企業の状況に応じてPLM導入の支援を行っている。このように、PLMシステムの開発の際に、実績とノウハウのある同社への依頼が着実に増えてきたのだ。

同社の立ち上げに関わった事業統括本部長の大澤氏はこう語る。
「PLMは、企業の経営資源を有効活用して経営の効率化を図る“ERP”のひとつで、ここ数年で急速に認知されるようになりました。特に設計段階において、後工程の情報を共有することで業務効率が向上します。従来3年間かかっていた自動車の開発がわずか8カ月間に短縮されるなど、飛躍的な向上を遂げるケースもあるのです。」
PLMシステムのリーディングカンパニーとして、業務改善に貢献しているのだ。

PLMシステムの構築には、全工程にわたる業務知識やシステムのノウハウが要される。たとえば、設計で使われる図面、製造に使われる部品表、品質管理に使われる評価データ、市場投入後の不具合情報など、各工程で生じる企業ごとの業務課題に応じて最適なソリューションを提案するために、多岐にわたる知識が必要だ。裏を返せば、“PLMのプロフェッショナル集団”として、どこにも負けない知識とノウハウが蓄積された極めて希少な会社ということになる。

また、同社の最大の特長は、開発したシステムを納品するだけでなく、業務プロセスの中でしっかり定着するまで見届けることにある。こうしたきめ細やかな対応がクライアント企業から評価され、リピートオーダーに至るケースも多いそうだ。
レポートを提出するだけのコンサルティング業務とは一線を画し、PLMのブレインとしてお客様に深く入り込み、現状分析を行うと共に顧客企業の課題やニーズを洗い出す。その後、業務改善すべくシステム企画を行い、開発から導入、運用が定着するまで責任を持って受け持つ。全工程に関わる大掛かりな案件のため、開発期間は少なくとも1年以上の長丁場だ。このように、お客様の課題を共に解決するパートナー企業として活躍している。

同社の顧客は、自動車メーカー、部品メーカー、電機メーカーなどで、いずれも大手が名を連ねている。それらの設計・製造工程の見直しから業務プロセスの構築、定着までを現場で手がけるという責任重大な仕事であるため、それにこたえようとするプロフェッショナル志向の熱心な人が多い。また、自主性に任される職場であるため、とことん突き詰める人が揃っているという。

BBS時代からSEとしてこの業務に関わり、現在は開発のグループリーダーとして活躍する小野寺氏はこう語る。
「クライアント先から持ち帰った業務課題について、夜遅くまで喧々諤々の議論を交わすこともしばしば。社長をはじめ、お酒好きなスタッフが集まっているので、飲みながら議論を続けることもあります。意識の高い人が多く、刺激的な環境ですね。」
他者の考え方やスキルを取り入れることで、より良い解決方法に導くための努力を惜しまないという。この解決に導くプロセスこそが知的好奇心を満たし、やりがいを感じる瞬間なのだ。

世界に誇る日本の技術力。その技術力の源である製造業が抱える問題を解決するのが同社だ。リードタイムの向上やコスト削減、有害物質を除去した環境設計、グローバル展開に向けた品質基準の見直しなど、まだまだ課題は山積しているという。
PLMは、新しい故にまだ確立されていない分野である。しかし逆の見方をすれば、製造業の成長に必要不可欠な分野として注目されているので、PLMの先駆者として活躍の場が急増するだろう。

同社の柱である、ソリューション本部を取りまとめる須藤氏はこう語る。
「日本のものづくりの力は計り知れません。PLMは、その製造業の一翼を担う重要な位置付けとして期待されています。製造現場に密接な仕事なので、ものづくりが好きな人にはたまらないでしょう。PLMの専門家としての市場価値は、これから高まっていくのではないでしょうか。」

人事業務などを担う管理本部の本部長を務める西川氏はこう言う。
「当社はまだ創立6年目の新しい会社です。自分の意見が通りやすい自由な社風である上に、創業メンバーとして新しく会社を作っていく面白さがあります。少数精鋭のプロ集団の中で、キャリアアップのチャンスを掴んでみてはいかがでしょうか。当社では、SEとしてのキャリアを積んでこられた方であれば、プロジェクトマネージャを目指していただけるよう、充実した研修制度を整えています。ロジカルシンキングやマネジメント手法など、プロジェクトの計画から実行までに必要な管理スキルを身に付けていただくことで、ステップアップしていただきたいと考えています。」

多くの大手製造メーカーから、PLMのブレインとしての期待が寄せられる同社。技術立国日本の将来に貢献できるスケールの大きなフィールドがここにある。

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企業情報

会社名

株式会社PLMジャパン

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

企業の特徴
自社サービス製品あり、残業少なめ
資本金

9,900万円(2007年4月現在)

設立年月

2004年12月

代表者氏名

取締役社長 松井 雅史

事業内容

PLM市場におけるソフトウェア開発・販売及びコンサルテーション

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

株式会社ビジネスブレイン太田昭和(BBS) : 80% 株式会社アルゴグラフィックス(AG) : 20%

主要取引先

ダッソー・システムズ株式会社、株式会社アルゴグラフィックス

従業員数

34人

平均年齢

37.7歳

本社住所

東京都港区西新橋1-2-9 日比谷セントラルビル5F

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