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職種

勤務地

年収

浜名湖電装株式会社

  • 製造・メーカー系

―湖西地域から世界へ― 地域密着で世界一の製品づくりを目指す

企業について

AT車が停止状態から発進する時、ブレーキを踏まなければチェンジレバーはドライブに入らない。今や当たり前になってしまったこのシフトロックは1994年に同社の社員によって開発され、以降AT車の誤操作による事故は大幅な減少を見せた。このシフトロックを実現したのは、手のひらに乗せてあまるほどの小さな「ソレノイド」と呼ばれる電装部品である。
この他にも自動車には数々の電装部品が使われ、安全性や性能、燃費などに影響を与えている。外からは見えない小さな部品の大きな力。ソレノイドのコイル巻きや樹脂形成をコア技術として確立し、電装部品の製造で50年余りの歴史を誇るのが同社である。




同社が手がける部品は多種にわたり、ABSコイル等の主力製品に至っては日に100万~200万台作られ国内外の自動車メーカーに向けて出荷される。同社では品質を担保しながらこれだけの生産能力を確保するため、デザインと生産技術と製造現場の連携が密に図られている。
通常は企画やデザインを忠実に製品化していくために生産ラインが設計されるのだが、同社はデザインレビューに生産技術が関わり、高い品質の部品を効率よく生産するためにはどうしたらいいかを部署横断で根本から追求している。この姿勢が社内の活発なコミュニケーションを生み、そこから生まれる一体感が社員の帰属意識を高めている。




前職で設備設計や工具設計に携わり、5年前に中途採用で同社に入社した羽田氏。現在、同社の生産技術で活躍しているが、前職と比べて圧倒的に他部署とコミュニケーションをとる機会が増えていると言う。頭の中のものを実際のかたちにしていく過程で、製品の設計から製造の現場まで携わることができる幅の広さに、同社の仕事の魅力を感じているという。そして、ここで働く上で大切なことについて「頼まれたことをやるだけではなく、自らの考えを持って仕事に臨むこと」と語る。




企画だけが優れていれば良い製品ができるわけではない。良い製品は、関わるすべての工程を経て初めて生まれるものである。各部署がそれを自覚し、主体的かつ積極的に実践している、同社はそんな企業である。

ものづくりの父、豊田佐吉翁の生まれ故郷である湖西市。ここに同社の前身である株式会社ワシヅ製作所が設立されたのは1950年のこと。トヨタ自動車を退職した豊田喜一郎氏の親類が、「トヨタに関わる企業を豊田家ゆかりの湖西市に。」という思い入れで立ち上げたのだという。以来50年余りの間、同社の取締役や個人株主には豊田家が常に名を連ね、豊田家のルーツである湖西の地でトヨタのものづくり精神を受け継いできた。




次代の業界を担うべくグローバル化に対応していくためには、高い専門技術の継承に加え、既存のやり方にとらわれないチャレンジ精神が必要である。同社では「教育4本柱」と称した教育体制を構築し、組織力の強化を推進している。昨年には技術・研修センターを創設し、体制だけでなく教育の環境も飛躍的に整備され、同社の教育に対する想いがうかがえる。また、集合教育の他にコーチングを用いた個別教育も導入している。個人に合った指導法で、個々の強みを引き出し、各自の主体性を醸成していくことが目的である。




株式会社デンソーの部品生産からスタートした同社は、前出のシフトロックソレノイドのように、昨今は自社で部品を設計・開発し、顧客に提案する機会も増えている。ホーン製品は国内シェアNo.1を確保している。市場のニーズを先取りし、タイムリーな製品を生み出す技術力と独自性。国内外の自動車メーカーから高い評価を受けている同社は、その地位をさらに確実なものにするべく挑戦を続ける。

「ハマデンは、大企業の様相を呈した町工場」と人事総務部の仲子氏は言う。その言葉が表現するとおり、技術・品質は大企業の流れを汲み世界品質を掲げる同社でありながら、職場や社員からピリピリと張り詰めた空気を感じることがない。従業員数1900名を数えるまでになっても全体から町工場のようなアットホームさが漂い、ひとりひとりが良い意味でリラックスし、のびのびと働いている。




事実、同社の離職率は低い。ここ2~3年、新卒で入社した社員の退職はゼロ。中途採用200名からの退職者も10名を切っている。最近では、親子や兄弟で同社に勤める社員も増えており、同社の定着率の良さとともに「働きやすい環境」を証明している。本社・本社工場・吉美工場とも湖西にあるため、転勤や転居がないのも安心材料のひとつだろう。近隣には静かな住宅街もあり、落ち着いてじっくり仕事をしたいという志向のある人にとっては、かなり理想的な環境である。




地元在住の社員が8割を占めるという同社は、CSRにも意識が高い。会社として存続・発展して、利潤を地域に還元し、積極的に地元の雇用に貢献することが企業の責任だと仲子氏は語る。社員の福利厚生向上をはじめ、吉美工場隣接のサッカーグラウンドを浜名湖カップ等の公式サッカー試合に提供したり、新入社員の家族を招いた工場見学会を実施したりして、社員のみならず「地域に愛される企業」を目標に、積極的に門戸を開いている。




創業者がこだわりを持って拓いた湖西地域で、就職希望No.1の企業になる。世界に向け発信し続ける同社の原動力は、地元地域との信頼関係に支えられている。

企業情報

会社名

浜名湖電装株式会社

業界

製造・メーカー系 > 電気・電子・機械・半導体

資本金

4億7,888万円

設立年月

1950年07月

代表者氏名

取締役社長 西尾 達彦

事業内容

バキュームスイッチングバルブ、スタータ用マグネットスイッチ、エバポリークチェックモジュ-ル、エレクトリックコンビネ-ションバルブ、ホ-ン、ドアロックアクチュエータ、シフトロックソレノイド、自動水栓、ABSコイル、各種ソレノイド、コイル、センサ類などの製造、販売

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

株式会社デンソー

主要取引先

株式会社 デンソー(デンソー経由で国内外自動車メーカーへ) トヨタ自動車株式会社 アイシン・エイ・ダブリュ株式会社、千代田工業株式会社、アイシン精機株式会社、津田工業株式会社、株式会社アツミテック、デルタ工業株式会社、株式会社アドヴィックス、浜名部品工業株式会社、オオサワ株式会社、万能工業株式会社、株式会社小糸製作所、富士機工株式会社、ジヤトコ株式会社、株式会社ユニバンス、住友電工ブレーキシステムズ株式会社

従業員数

1450人

平均年齢

37歳

本社住所

静岡県 湖西市鷲津136番地

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