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株式会社エー・アンド・デイ

  • 製造・メーカー系

アナログ・デジタル変換技術により世界水準の計測、計量、医療・健康機器を提供する

企業について

1977年、若手エンジニア14名が自らの技術と夢を信じ株式会社エー・アンド・デイを立ち上げた。当時勤めていた大手計測器メーカーにて、研究に専念できない環境に追い込まれたことにより独立、空き倉庫からのスタートであった。まだ“ベンチャー”という呼称すらない時代のことである。
同社の事業展開の基盤は世界トップクラスの高精度、超高速「アナログ/デジタル(A/D)変換」「デジタル/アナログ(D/A)変換」の技術。自然界に存在する重さや音といったアナログ量を有限桁数で表されるデジタル数値に変換したり、デジタル数値をアナログ量に変換する技術をベースに様々な産業分野で「は・か・る」を提供していった。社名はこのアナログ(A)信号とデジタル(D)信号の変換技術に由来している。





同社の事業は5分野に分けられる。開発プロセスを革新する「DSPシステム」の分野、半導体製造用の「電子銃」とそれに伴う「A/D,D/A変換器」の分野。音や振動などの物理信号を解析する波形解析システムや各種材料試験機などの「計測」の分野、物の重さを計測してデジタル表示する電子天秤などの「計量」の分野、デジタル血圧計や体重計などの「医療・健康」の分野。この5つが融合して成り立っている。




国内外で高いシェアを誇る「計量機器」や「健康機器」に加え、新たに開発した独自のテクノロジー「DSP計測・制御・シミュレーションシステム」で需要開拓を進めている。

社名であるエー・アンド・デイはグローバル展開を視野に入れ、海外でそのまま表記できるよう意識して名づけられたという。そして、メンバーの思いは行動に移され世界に広がった。その歴史を振り返ってみよう。




創業5年後の1982年、研究開発、生産、検査などの用途に向けた高精度の計量機器である電子天秤分野に参入した。それからわずか3年で日本トップシェアを獲得、以降その座をキープしている。同年、アメリカに現地法人を設立、海外進出を果たし、今日では電子天秤世界3大メーカーに名を連ねる。




1987年には血圧計分野に参入。国内は競合ブランドの牙城であったことから海外展開に主軸を置く。海外の現地代理店をおさえ販売を加速、ロシアにおいてはシェア7割という脅威的な数字を叩き出し、生産台数世界2位に上り詰める。




こうして創業わずか10年程で同社のグローバル展開は進んだのである。

失敗やコスト面などのリスク回避よりも、新しい技術創造を優先する技術者集団によって同社の歴史は形成されてきた。そこには、ITなど社会の技術の進化を捉え、自社製品に活かそうとする強い姿勢がある。




まず挙げられるのが、マイコン(マイクロコンピュータ)の製品活用への早い段階での着目である。1970年代半ばには、様々な電子機器がマイコンを搭載するようになった。同社は計測機器、計量機器、血圧計にマイコンを組み込み、電子機器として市場に送り出すという新しい試みを展開。マイコンの搭載は「ハードのソフト化(つまり部品工数の削減による製品のコンパクト化)」を実現し、結果コストの圧縮に結びついた。「多機能」「高機能」を低コストで実現できたことは他社との差別化につながった。




続いて、パソコンが浸透しはじめた1980年代末には、パソコンと計測機器をコラボレートした製品の市場性を感じ製品開発に着手する。3年間で20億円という研究開発費を投じ、業務用測定装置として音・振動の計測に加えてPC上で解析を行うMac内蔵型の波形解析システム「WCA」を世に送り出すのである。この時期においてパソコン応用製品の開発は同社を含めて世界で3社しか成し遂げられなかったという。




90年代後半にはIT技術の進化に伴い、より高度な機能を備えた製品が求められていた。そこで出されたアイデアが、「(自動車などの)開発工程をパソコン上でシミュレーションできないものか」というもの。DSP(デジタル信号プロセッサー)を使用することにより高速演算処理を可能とした計測・制御・シミュレーションシステムを開発、2000年に製品化にこぎつけた。これは、コンピューター上の架空の環境下での仮想モデルの作成・稼動をシミュレーションできるという製品だ。例えば、自動車のエンジン開発を例にとると、実物のエンジンとその他条件(ブレーキ、タイヤなど)の仮想モデルを組み合わせ、様々な条件下(路面抵抗など)での実際の走行をシミュレーションし、開発に必要なデータ計測を可能とする。これにより、実物を用いて何度も試作と試験を繰り返すことが不要となり、効率的な開発プロセスを提供できるのである。このシステムは大手自動車メーカーに次々と採用され、8年経った現在では、30~50億円を売り上げる事業に成長した。




この「DSPに基づく計測・制御・シミュレーションシステム」は現在の同社における新たな柱となる事業であり、アメリカ、ヨーロッパの市場開拓を着々と進めつつある。




もう一つの派生事業である「電子銃における電子ビームの偏光制御を行うA/D・D/A変換器」も、同社の独自性の高い製品である。これは最先端の半導体マスク製造装置で使用する電子ビームの照射方向を制御するコントローラーの役割を果たす。




現在、電子銃を用いた半導体マスク製造装置を提供できるメーカーはまだ数社、中でもビーム偏光回路には高度な技術が必要とされており同社は世界でこの技術を有する数少ない企業であり、半導体分野の発展を支えているとも言えるのである。強い意志のもと、困難な技術に挑戦した結果が、これらの製品なのである。




今もなお、同社はチャレンジを止めない。技術開発最優先の姿勢で投資を惜しまない。その意味で、従業員数がグループ全体で約3,000名近い規模となった現在でも同社はベンチャースピリットを持ち続けているのである。

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企業情報

会社名

株式会社エー・アンド・デイ

業界

製造・メーカー系 > 医薬品・医療機器

製造・メーカー系 > 電気・電子・機械・半導体

資本金

63億7,136万円

売上(3年分)

20083345億4,104万円

設立年月

1977年05月

代表者氏名

代表取締役 古川 陽

事業内容

電子計測器、産業用重量計、電子天びん、医療用電子機器、試験機 その他 電子応用機器の研究開発、製造、販売

株式公開(証券取引所)

従業員数

628人

平均年齢

40.7歳

本社住所

東京都 豊島区東池袋3丁目23番14号

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