株式会社ハウスクリニック

東京・八王子にある株式会社ハウスクリニックはマンションやアパートなどの賃貸物件に特化したリフォーム会社。首都圏と関西圏において事業を展開しており、 年間4万室以上の工事実績を誇る。

1989年創業の同社は、1999年にリフォーム事業のフランチャイズ展開を開始。2007年10月期の売上実績はは35億円、2008年10月期は39億円、2009年10月期は40億円3500万円と毎年数億円レベルの成長を続けている。

分譲住宅の過剰供給により空室化の進む賃貸物件市場。その賃貸物件に新たな命を吹き込み、入居率の向上を図ることが同社のミッションだ。

同社のリフォーム工事の種類は主に二つ。メンテリフォームと、デザインリフォームだ。

メンテリフォームとは賃貸マンションやアパート、分譲マンション、戸建住宅などにおいて賃貸人が退去した際に行う、原状に戻すためのリフォームを指す。物件の形はそのまま使用しつつ、壁のクロスや襖の貼り替え、部屋のクリーニングなどを行うことによって賃貸前の状態に近づけるというものだ。ローコストで実現できる点がポイントである。

もう一つのデザインリフォームとは、リノベーション（再生）のこと。間取りの変更や設備の入れ替えなどを行う大規模な改装から、デザイン性や機能性を付加する小規模な改装まで、クライアントの目的・ニーズ・コストに応じたプランを提案している。物件自体が古くとも、機能性やデザイン性を見直すことで物件は新たな魅力を持ち、「住みたい部屋」に生まれ変わることができる。

こうしたリフォームをワンストップで行えることが同社の強み。通常リフォームを行う際は、畳なら畳屋、壁紙なら内装業者といったようにリフォームしたい部屋の部分ごとに業者に個別に依頼することとなる。業者の選択から業務の依頼、その後の細かいやり取りを含めると、その労力は膨大なもの。そうしたクライアントの負担を軽くするため、同社はこれらの業務を全て引き受け、見積から施工までを一括して管理する。加えて、施工業務は複数の職人による分担作業ではなく、多能工（複数の能力・スキルを身に付けた技術者）化された職人1名によって全ての作業が行われるため、施工における無駄が省かれ、コストダウンに結びついている。

社員の大半は中途入社。未経験で参画した人間も多数いるという。チームワークを大切にする雰囲気が全社員に共有されていることに加え、中途社員にはしっかりとOJTが行われるため、不安を抱くことなく業務に慣れていくことができる環境だ。

同社に入社する上で必要なものはコミュニケーション能力。同業界の出身でなくとも、営業や接客、販売などの接客経験のある人はその能力を十分に発揮し、活躍することができると採用担当者は語る。

クライアントのニーズを満たすプランを提案すること、そして、物件の価値を最大限に活用し、新たな入居者に対しより良い住環境を提供すること。この二つの満足を追求する事業に興味を抱いた人はぜひ応募を検討してほしい。