株式会社インフォキュア

「外為どっとコム」---インターネットを通じたFX（外国為替保証金取引）事業において、口座数・預かり保証金が業界No.1として知られている会社（2002年設立）だ。FX事業において、高度な金融システムの開発は要となる。株式会社外為どっとコムにおいて、そのシステム開発を担当していた部門が独立し、有力な開発業務委託先の2社と合弁で2008年に設立したのが、株式会社インフォキュアである。

FX市場は急激な拡大を遂げて（詳細）おり、関連のコンピュータシステムやソフトウェアの開発案件もそれに伴って急増している背景がある。それに対応するために立ち上げられた同社には、FXおよびその他金融商品のオンライン取引システムのプロフェッショナルが集まっている。

本社は沖縄県那覇市。太陽の光が注ぎ、海がきらめく沖縄という地で、成長市場における最先端の金融システムに携わることができるのが、同社の魅力である。

同社のメインとなる事業は、外為どっとコム社向けの外国為替保証金取引システムの設計、開発、構築、保守だ。また、親会社の顧客に対するFXシステムのパッケージ販売なども行なっている。

その強みは、親会社であり、業界首位である外為どっとコム社から多くの案件を集め、その開発を通じて高度なノウハウを蓄積できること。また、沖縄にも拠点を持つ親会社との協力体制により、スピード感を持って顧客の要望に応え、満足度を高めることができることだ。

また、同社では、FXに限らず、その他の金融システムに関しても、汎用系・基幹系業務システムの開発および運用、オープン系、ネットワーク開発、アプリケーションパッケージ開発などを行なっており、様々な顧客にソリューションを提供してきた。例えば、外貨預金システムや銀行自動入金管理システムなど、実績もある。

今後は、金融システムにおけるノウハウや技術を集積し、プロフェッショナルを育成することで、金融機関向けのマーケティングやコンサルティングなどの事業展開も行なう予定だ。

会社の成長構想において、人材の獲得と育成は重要なテーマであり、同社はエンジニアを中心に積極的な採用活動を行なっている。求める人物像は、好奇心旺盛で、自分自身で課題を見つけて取り組める人、うまく周囲を引っ張ることができる人などだ。

現在、社員は30～40歳が中心となって活躍しており、「ある程度のキャリアを積んできた人たちがストイックに仕事に取り組んでいる」という（同社人事担当者）。前職は必ずしも金融業界ばかりでなく様々だというが、同じ目的意識でつながったメンバーであり、「チームの和がしっかりしている」ともいう。

また、エンジニアにとって、沖縄という住み心地の良い環境で、成長業界の先端の技術を扱い、プライム案件に携われることは大きな魅力だろう。専門知識が必要ではあるが、入社前にはそれを問われることはない。入社後、1ヶ月間をかけて、専門用語から業務上で必要な知識までを丁寧に教える研修を行なっているからだ。臆することなく、挑戦してみてほしい。