ロジスト株式会社

ロジスト株式会社は2007年6月に人事ソリューションに特化したプロフェッショナルカンパニーを目指して設立された。同社は、現在、人事業務を中心にSAP ERP HCMを代表とする各種ERPパッケージの導入に特化したコンサルティングサービスを提供している。少数でのスタートであるが、同業界において着実に取引実績を伸ばしていっている。 また、クライアントは、大手コンサルティングファームや大手システムインテグレータが中心となり、大規模プロジェクトへの参画が多いのが特長。

現在は、人事ERPだけでなく、中小企業向けの経営コンサルティング、ITコンサルティングを第2の柱とすべく事業の拡大を行っています。WEBコンテンツ事業や飲食店支援事業を立ち上げ、ITで「仕組み」をデザインする会社として、幅広くコンサルティング領域を拡大しております。

同社の主力事業は、大手企業の人事システム導入プロジェクトにおいて、導入支援のためのコンサルタントを派遣する「システム導入支援サービス」だ。具体的には、業務改善コンサルティングから機能設計、追加機能の開発まで、システム導入に関わる作業を幅広く業務として手がけている。

業界内においての同社の強みは、「専門性」である。幅広い業務領域を対象にコンサルティングを行っているコンサルティングファームや大手SIとは違い、「人事業務」という業務領域を特化することで同業他社との差別化を図っている。また、顧客ニーズへの対応からSAPだけではなく、オラクル社のEBSやPeoplesoftなど各種のERPパッケージの導入支援サービスについても展開している。

「人事業務に精通しているコンサルタントとそうでないコンサルタントでは、システム導入における要件定義の作業品質の差は著しい。各社の人事制度の背景となっている法規制や優位性を発揮するための独自の人事制度。こういったものに対して深い理解がないまま、システム導入を進めると、設計の手戻りや大幅な作業遅延などさまざまな弊害を生み出しかねない」（山之内氏）

そのため、同社には、人事業務に関する専門知識やERPの技術的知識などのコンサルティングスキルを備えた少数精鋭のプロフェッショナルたちが揃っており、各プロジェクトにおいて顧客の視点に立った付加価値を導入支援という業務を通じて提供してきている。

「冷静の情熱のコンサルタント」

これが同社の掲げるコンサルタント像だ。

プロジェクトの状況を把握・分析しながら迅速に問題を解決する「冷静さ」と、プロジェクトメンバーを鼓舞し、クライアント企業をプロジェクトに巻き込む「情熱」。この2つのコンサルティング・マインドを持った人材を採用し、育成しているのが特長。

また、人材採用においても「多様性」を重視しているため、異業種からの転職も多い。

「問題発生時には、ゼロベースで枠に捉われない斬新な切り口が求められる。そういった切り口は、多様な人財の中からしか生まれない。だから、当社が求める素養があれば前職の職業にはあまりこだわりません。そのかわり、成長スピードは人の2倍を目指してもらっています。」（山之内氏）

また、同社では、フラットな組織体系をしいており、組織風土も「誰が言ったかより、何を言ったか」を重視する「仕事中心」の組織文化となっている。そのため、身分や立場に関係なく、「The One Best Way（最良の方法）」を求めて、互いに意見を言い合い、従業員が相互に成長できる職場環境を実現している。

「今後もフラットかつ多様性のある組織をつくっていきます。多様な人財が集まれば、環境の変化にも適応でき、結果的に継続して新しい価値を生み出し続けることができますから。」（山之内氏）

教育研修についても、「スキル形成マップ」と呼ばれるキャリアプランのロードマップを従業員全員で共有するとともに、個人のスキルの向上のために資格取得支援制度を設けている。

さらに、同社では、成果主義・能力主義による報酬体系をとっているのも魅力のひとつとなっている。各個人が売り上げたコンサルティング報酬を年2回の賞与の中で個人業績評価として還元している。個人業績と連動しているため、個人がさらならスキルアップを図ることで、より高い報酬を実現することも可能となっている。