株式会社エヌ・エス・ケー

「100％自社開発」をモットーに、客先常駐派遣形態の案件は受託せず、創業以来、エンジニア出身の社長が「エンジニアにとってのよい環境」づくりに努めている会社、それが株式会社エヌ・エス・ケーだ。「エンジニア出身の社長」と紹介したが、社長の佐藤氏は、現在でも顧客に望まれれば自ら現場に出向く事もある“現役エンジニア”。

だからこそ同社では、エンジニアたちのリアルな想いを汲んだ「環境づくり」と「教育」を行うことができるのだ。自社で開発を行ない、社内でエンジニアを育てる。それが、エヌ・エス・ケーの「技術」と「人材」の質の高さの理由。独自の技術力を武器に、エヌ・エス・ケーは“規模”以上に“質”に重きを置いた成長を目指している。

エヌ・エス・ケーの事業には『FA系』『Web系』『CTI系』の3つの柱がある。佐藤社長は各分野について「『FA系』とはFactory Automationの略。計測と制御を基本としたシステムで、各種工場における組立ラインの製品検査システム、自動車部品等の熱処理・倉庫管理システム、工程管理・監視システム、ロガーを中心とした気象観測、電力監視、水位観測、ゴミ処理工場の関連システムなどを手掛けています。『Web系』とはネットワークを利用したシステム全般を指し、医療機関支援システム、製造業の生産管理システムからWeb決済システムまで、その範囲は多岐に渡ります。そして『CTI系』とはComputer Telephony Integrationの略。電話やFAXをコンピュータシステムに統合する技術で、特にクレジットカードの決済システムやCRMと連携し通販などのコールセンターで使用されるシステムです。特に『CTI系』に関しては長年積み重ねたノウハウを持ち、コンサルティングから独自ソフトの開発、運用まで、一貫したサービス提供を行なっています。」とそれぞれに思いを込めて説明してくれた。

10数名の規模で前記のような、大規模システムを多数手がけているという実績こそが、エヌ・エス・ケーの高い技術力を物語っている。

エンジニアの離職率の高さに悩む企業が多い中、エヌ・エス・ケーのエンジニアたちの定着率は極めて高い。同社の悩みと言えばスキルレベルの高いエンジニアが増える一方での若いエンジニア不足。「プログラマーとして2-3年程度の経験がある方を採用し、自社で育てていきたいと考えています。

当社では先輩エンジニアがマンツーマンで教育を行ないますので、腰を据えた着実なスキルアップを望む方には最適な環境です。プログラマーからSEを目指す方には、まずは小規模なプロジェクトのSE業務を、先輩の指導のもと担当して頂きます。そこから徐々に中規模、大規模プロジェクトのSE業務を担当し、最終的にはプロジェクトマネージメントができるまでに成長して頂きたいと考えています。当社には優秀なエンジニアが多数おりますので、彼らの仕事ぶりを肌で感じ、切磋琢磨して成長して頂きたいと思います。」と佐藤社長。

新しい技術を取り入れる「柔軟さ」と、周囲から全てを吸収しようとする「貪欲さ」。それがエヌ・エス・ケーで成長できるエンジニアの条件である。

佐藤社長に、エヌ・エス・ケーでエンジニアとして働く“メリット”を尋ねてみると
「当社は100％自社でトータルな開発を行なっています。CTIで言えば要件定義から最終の通話テストまで、全工程が当社の仕事になります。こういった仕事のやり方は、エンジニアにとっては非常にやりがいがあると思います。自分の仕事が目に見える形になるわけですから。しかしその反面、バグなどがでた場合には責任の所在がはっきりとしてしまうため、エンジニアは皆、高い緊張感を持って仕事をしています。プロ意識も非常に高い。当社がお客様に認められているのは、そういった部分もあるのかもしれません。とにかく「動く物を作る」だけならどこの会社でもできますから。当社は技術力を評価される事も多いのですが、技術はあくまで道具に過ぎません。大切なのはそれをどう使いこなすかという事と、それによってお客様の期待にどれだけお応えできるかという事です。そうした高い意識を持って仕事をしたい方には、エヌ・エス・ケーは最高の環境を提供致します。」と笑顔で語ってくれた。