フォースクーナ株式会社

フォースクーナ株式会社は、2003年に設立されて以来、「システムの困りごとを解決するサービス業」との理念のもと、インターネットのシステム運用、コンサルティング、24時間365日のサイト稼動監視サービスを提供してきた企業だ。

この10年ほどの間に驚くべき進化を遂げ、さらに発展を続けている「Web」の世界。Webシステムを利用したビジネスが興隆する背景には、システムを支え、安定的に動かすためのサポートを行なう存在がある。多くの人があらゆる時間にいろいろな方法でアクセスしてくるWebシステムは、予測のできない天候やトラブルが多々発生する海を進む「帆船」のようだ。その帆船（Schooner：スクーナ）の航行を支え、目的地までいざなうのが同社の役割である。

Web技術の進化と共にサービスの種類や形態は増え続けている。それに伴って、同社に求められる仕事もバリエーションを増しているが、同社では小回りの効く柔軟な体制と高い技術力をもって、顧客のニーズに応えている。2007年には、コミュニティサイト専門の運用サービスや、携帯SNSの運営サービスなども開始。また、2009年には不況を受けて、他の事業者と協働により、企業向けの「ITコスト削減」サービスについて情報提供やR&D等を行なう活動を始めた。

Webに関する顧客の悩みを解決するために、自ら変化と進化を続けるのが、フォースクーナなのである。

同社では、ネットワーク、サーバ・OS・ミドルウェア、セキュリティなどの設計・構築を一貫して行なうのはもちろん、24時間/365日の有人による監視・障害対応サービス、システム運用サービス、IDCサービス（パートナーIDCとのアライアンスによる）などを提供している。

監視業務、障害対応を含むすべての活動が監視センターによって一元管理されている。昨今、複雑化するシステムを背景に増加傾向にあるトラブルを迅速・的確に切り分け、最善の判断を行なうために編成されたエンジニア集団だ。

多種多様な顧客のシステムを預かり、現在約1,000台の機器の運用サポートを行なっている。経験豊富な正社員スタッフが運用監視を担当し、これまでの多くの導入事例をもとにしたノウハウを駆使して顧客のニーズに応え続けている。

システムの安全でスムーズな運用と、トラブル防止に努めるMOCは「管制塔」のようなもの。そこで求められる高度な技術力と判断力を養うために、エンジニア達は日々努力を重ねているという。

また、同社では顧客が安心して同社にシステムを預けることができるように、三つの約束をしている。それは、情報セキュリティISMSの取得、業務フロー・作業手順の確立と順守、アルバイト・人材派遣を行なわないことである。

今後も進化を続けるであろうWeb領域。同社は、ITインフラ業界の中で唯一無二のポジションを確立するためにも常に新しいトレンドを読み、挑戦を続ける。将来的には、業界のリーディングカンパニーとなるべく、まい進していく方針だ。

社長の三角氏は、CRC総研（現・伊藤忠テクノソリューションズ）の出身だ。1999年からアメリカに勤務し、ホスティング事業のエンジニアとして活躍した。当時、ネットバブルにわいていたアメリカにおいて、経営と技術の最先端を目の当たりにした同氏。帰国してからもMSP事業の独立に参画し、一貫して携わってきた経験を生かして起業した。

現在、同社は20名ほどの少数精鋭体制をとっている。全員がエンジニアで、評価はあくまで実力主義。一人ひとりが志向に合わせてキャリアを選択することが可能となっており、スペシャリストにもマネジメントにもなることができる。それぞれの立場で実力を発揮することが求められるのだ。このような方針は、三角氏が在米時に現地のカルチャーを学び、感銘を受けたため、起業後も受け継いだものである。

同社でなら、実力を思う存分発揮することが可能だろう。Webインフラの世界では、現在もクラウドなどの新しい技術やコンセプトが生まれ、最も先端のビジネスを経験できるチャンスがあふれている。その分、チャレンジングな環境で、キャリアを積むことを選んでみてはどうだろうか。