仕事内容

太陽光をはじめとする再生可能エネルギー関連のシミュレーションソフトウェア開発およびその他の基礎・応用研究をお任せします。 ①ソフトウェアの開発 ・要件定義 ・システム設計 ・仕様書・設計書作成 ・プログラミング ・動作試験　など ②新機能の研究 ・太陽光発電の発電診断システム ・リアルタイム性のある発電予測システム ・農業分野での技術展開　など ③製品管理・顧客支援 ・シミュレーション代行 ・顧客向けの技術的な取扱説明　など ■具体的な研究・開発例 ・発電シミュレーション、データ解析 ・太陽光発電、農業などのIoT（計測・予測・制御等）システム ・AIを活用した発電設備の故障診断システム ・ブロックチェーンを活用したスマートエネルギーの流通システムなど ◆既存製品について◆ 太陽光発電システムシミュレーションソフト「Solar Pro」は、発電設備を実際に導入する前に、太陽光発電設備の施工会社の設計担当者などが太陽電池パネルをどのように設置すれば、どのくらいの発電量が見込めるのか、3D CAD上でシミュレーションするソフトです。 「Solar Pro」では、気象データをもとに、日射量や気温、パネルにかかる影の影響など、様々な条件を考慮し、発電量を瞬時に正しく計算することが可能です。 発電設備ごとに異なる地形やパネルの配置などの多様な条件を比較でき、正確なデータに基づいた設計を支援しています。 PVの業界では広く知られたスタンダードな製品です。 ◆開発環境・使用ツール◆ ・言語：C++・Pythonなど ・OS：Windows・Linux ・チャットツール：Slack ・プロジェクト管理：Redmine 普段の課内コミュニケーションは専らチャットツールで行われています。 質疑応答や技術的な議論など、活発に意見交換しており、周囲の知見を吸収しやすい環境です。また、学習目的で書籍・ツールを購入することには、特に制限を設けておらず、勤務時間内の社内勉強会も定期的に実施しております。 ◆直近の研究開発◆ 近年、太陽光パネルの裏面で地面からの反射光や散乱光を受けて発電ができる「両面発電モジュール(≒パネル)」の活用が進んでいます。この両面モジュールのシミュレーションに当社製品も対応すべく、研究開発を進めてまいりました。 この技術の開発にあたっては、実際に社内や自社発電所に実験設備を設け、様々な条件で計測を繰り返してデータを蓄積しました。地道な研究を重ねた結果、ついに両面発電モジュールのシミュレーション機能が完成し、今秋、製品化に至りました。 ◆今後の展開◆ シミュレーション値のさらなる精度向上と新製品の開発を進めて参ります。 例えば、当社では太陽光発電の計測・表示システムの開発・販売を行っており、これまで長年の間、計測してきた、実際に稼働している発電所のデータや気象データが豊富にあります。そのビッグデータを有効に活用することで、より精密でリアルタイム性のある発電シミュレーション技術が実現できると考え、日々研究を進めております。 シミュレーション値をいかにして実測値に近づけていくのか――。 常に課題は尽きませんが、理想を追い求めることは難しくもあり、面白くもあると思います。 ◆配属先：技術部　研究開発三課について◆ 今回募集しているシミュレーションソフト研究・開発職は技術部 研究開発三課配属となります。チームは総勢7名で、20代が1名、30代が4名、40代以上が1名。どちらかというと落ち着いた雰囲気の社員が多いかと思います。 技術部の有休取得率は85％、平均残業時間は月15時間。 代表も元技術者ですので、会社カルチャーとしても「頑張る」で何とかするではなく、必要なリソースは採用などで適切な業務量を維持する風土があります。