マザー株式会社

マザー株式会社はインターネット黎明期よりWebサイト構築に携わってきたWeb制作会社の一つだ。業界でも珍しい東京・名古屋・大阪の3拠点体制で、約20年の実績をいかしてWebサイトの戦略立案・プロモーション・制作・運営体制までトータルにサポートしている。

同社のスタートは1989年。名古屋市に当初はデザイン事務所として設立された。広告は紙媒体全盛期だったが、インターネットの普及により媒体の戦略図は少しづつ変わろうとしていた。そんな時代の変化を敏感に感じ取ったマザーは、1996年にグラフィックデザイン会社からWeb制作専業へと転身を果たす。インターネットはその後爆発的に広まり、この早期の決断が結果的に同社の急成長への道を切り拓いた。

Webのプロとして着実に実績を重ねて来た同社は1998年に東京に進出し、2004年には大阪へと拠点を拡大。本社がある中部エリアではトップクラスのポジションを誇り、首都圏でも中堅～上位の制作会社として業界関係者の間では知られる存在へと成長した。現在ではWebのスペシャリスト集団として大手ナショナルクライアントを中心に多数のサイト、コンテンツを構築・運営している。

そんな同社が目指してきたのは、単なるWeb制作会社ではない。企業の様々なWebの課題を解決する“Webの戦略パートナー”である。「私たちは、企業のWeb戦略パートナーとして、Webサイトの制作・構築・運営のほかCMSやSNSの導入・運用など、様々なカタチでサービスを提供してきました。企業ビジネスの問題解決や目標達成に向け、Webをどう効果的に活用していくか。そんな悩みに多彩なソリューションで応えるプロフェッショナルを目指しています」（代表取締役　八十住氏）。

HP戦略の企画からアートディレクション、制作、サーバー運営管理、そしてスマートフォンアプリ開発まで。お客様の満足をひたすら追求し続ける姿勢が同社の成長を加速させてきたといえよう。

マザーのWeb制作の強み、それは優れたデザイン品質の一言に尽きる。制作は内製化が徹底されており、Web戦略を一貫して受注できる体制づくりを整えている。「直接取引で長いお付き合いをさせていただいているクライアント様が多いため、 パートナー型Web制作会社としての体制づくりに注力できたのです。おかげ様でマザーの制作物は、デザイン・コーディングなど含め総合的な品質面で高い評価を頂いています」（八十住氏）。

上述の通り同社の一番のこだわりが品質の点にあるため、価格優先の案件よりもアウトプットのクオリティを重視する案件を中心に取引をしている。基本的には、コーポレートサイト、キャンペーン・ブランドサイトなどを、一部分ではなくトータルで手掛けることにこだわっている。そのためコンペではクライアントの重視するポイントによっては辞退することもあるという。しかし丁寧に作りこめる案件の実績を重ねてきたことが、この会社の大きな強みとなっている。

中部エリアではトップクラスのWeb制作会社というだけあり、クライアントには、UCC、大丸松坂屋、サントリー、カンロといった大手企業の名前が並ぶ。東京と大阪にも拠点を設けたことで、さらに幅広いニーズに柔軟に対応できるようになったという。

近年新しいデバイスや サービスの登場で人々のライフスタイルも大きく変わり、IT業界へ求められることも急速に変化している。マザーでは、iPhoneアプリ、Ustreamなど最先端のソリューションも積極的に提案しているという。常にWeb業界のニーズを先取りしてきた同社。今後も業界の最前線で走り続けていく。

Webサイトのクオリティにこだわる人にとって同社の職場環境はかなり魅力的である。「仕事は原則分業化されていますが極端に細分化していないため、仕事の裁量が大きいことが特徴です。アイデア次第で様々な仕事に挑戦できる自由があります。また、全ての拠点に企画部門・制作部門があり、デザインも内製化しているためディレクターにとっては制作ハンドリングがしやすいと言えます。顧客対応・ディレクションに集中できるのは弊社ならではの魅力ですね。」（社員）。

そして案件は大手企業を中心としたオフィシャルサイト・ブランドサイト等なので、やりがいも十分だ。自分から動けば色々な仕事を任せてもらえることも多く、自社アプリやパッケージ開発など、斬新なアイデアも歓迎するとのことだ。価格や納期優先の案件ではなく、クオリティ重視の案件に携わりたい方。その逆に、組織化した大手で窮屈な思いをし、もっと裁量を持って顧客とじっくりと向き合って仕事がしたいと考えている方。その両方向からの志向に応えてくれる希少な会社である。

デザイナーにとっては、同社のこだわりからわかるように品質の高いデザインに日々触れられる魅力的な環境ではないだろうか。それを生み出せる先輩・同僚デザイナーがいて、日々お互いに教え合いながら切磋琢磨できるので、自然とスキルの幅もレベルも上がっていくに違いない。「高品質のデザイン・サイトにじっくり取り組みたい方に向いている会社ではないでしょうか」という社員の声も。

「弊社はWeb業界の中では比較的就業規則やルールも整備されており、非常に働きやすい環境です。組織体制の枠組みはありますが、社長をはじめスタッフもフランクで中途入社中心なのでなじみやすいのではないでしょうか。オフィス単位、クリスマスパーティや新年会、バレンタインの会などイベントも豊富です。デザイン会社、ベンチャー企業的な自由さフランクさと、社内体制・ルール整備を併せ持った程よい会社だと思います（笑）」（同氏）。

そんな同社が求めているのはどのような人物だろうか。
ディレクター・デザイナーの共通して第一条件は、コミュニケーション能力に自信がある、ITやシステムの知識がある、Webコンテンツの企画運営経験があるなど、 「何かひとつ専門性や強みを持ち、学ぶ意欲をお持ちの方」（同氏）だという。
デザイナーについては特にグラフィックデザインの経験があったり、イラストを得意とする方であれば大歓迎だ。

受け身ではなく自分の特技をいかして、会社をさらにステップアップさせる。そんな気概を持った方にぜひ検討してほしいと八十住氏は強調する。マザーをさらなるステージへ導いてくれる熱意あふれる方にぜひ挑戦してほしい会社だ。