株式会社Live出版

Webを使った集客・販売プロモーションを行う株式会社Live出版。

社内で複数の事業に取り組み、その中で伸びた事業を会社化するという流れで、グループ内には複数の会社が並列して存在している。現在、Live出版のほかに、ゴルフメディアを扱う株式会社ゴルフライブ、ゴルフスクールを運営する株式会社ゴルフパフォーマンス、投資家向けの学校運営を行う株式会社ジャパンインベストメントスクールといった会社が中核をなしている。また、シンガポールにも子会社が存在するなど、活動範囲はワールドワイドだ。

ライブ出版の事業内容を噛み砕いて説明すれば、「【商品】と【お客さま】の間に立ち、価値ある商品を世の中に広めるために支援を行うこと」だ。「集客」と「販売」のプロとして培ったノウハウを武器に、商品、サービスを世に広めたい企業とジョイントベンチャーを組み、集客・販売プロモーションに取り組む。クライアントは有名・無名を一切問わない。あるのは「埋もれてしまっているが、本当に価値があるものを世に出したい」という気概だけだ。

「今、うちで最も急成長しているのがゴルフ事業です。７年前に始めたゴルファー向けのサービスは、現在会員が15万人を超えるまでに発展しています。ゴルフスクールは全国10店舗となり、右肩上がりの成長を続けています。衰退市場といわれるゴルフ業界で、かなり異例のことだそうです。」（代表取締役・尾上博輝氏）

社内には尾上氏以外にも数人の社長がいる。グループ内に並列して複数の企業が軒を並べるというスタイルは、同社の一つの大きな特徴だろう。この構造について、尾上氏は以下のように語っている。

「今の時代、5年先、10年先のことなんてわかりません。だからこそ、ひとつのジャンルにこだわらず、たくさんの事業モデルを立ち上げて、グループで成長していくことが重要だと考えています。経営者をたくさん作っていきたいというのが僕たちの方針です」

グループ内のどの会社にも共通しているのが、先に説明した「商品とお客さまをつなぐ」というビジネスモデル。確実な集客・販売テクニックを持つからこそ、たとえ商材が変わったとしても応用でき、事業の幅はいくらでも広げられるというわけだ。ここがライブ出版のなによりの強みとも言える。

「言い換えれば、新しく入ってきた方がやりたいことは、いくらでも事業化できるということです。社内のリソースを使って、気軽にテストすることも可能ですから、『こんな面白そうなものがあるのでやってみたい』といった意見はどんどん採用される。こうした小回りさは、うちの何よりの武器でしょう。組織の歯車になりたくない人にとっては、最高の環境だと思います」（尾上氏）

若いスタッフが多いところも、ライブ出版の一つの強みだろう。現状の平均年齢は28歳。中途入社者以外にインターン・新卒採用も積極的で、多くの20代社員が活躍している。しかも、そのほとんどが未経験入社者。デザイナー、マーケッターといった専門職に至ってもだ。

「もちろん、勉強する機会は会社が提供していますし、外部セミナーを受講したいといった要望も受け入れています。でも実際は、社員のほとんどが業務を通じて成長してくれています。携われる案件はたくさんあるため、とにかくいろいろな経験が積めます」（尾上氏）

また、マーケティング業界に人脈が広く、さまざまな最新情報が入りやすいのも強みだろう。ステップアップしたい人には、刺激的な仕事が待っていると言えそうだ。

ライブ出版が今後目指す方向性について、尾上氏に伺った。

「僕らはお客様を中心にしたマーケティングに取り組んできました。これからもその姿勢は変わらず、新しい業種へのチャレンジを続けていきたい。過去7年は業績が右肩上がりで、売り上げも10倍以上を達成。チャレンジできるだけの資金も用意ができました」

実際、2014年2月には、ゴルフのレッスンスタジオの運営を試験的にスタート。オープン後、わずか1ヶ月で年内の生徒数目標を達成することができた。2018年現在、都内で11店舗を目標にオープンさせようと考えている。また、ゴルフ場の予約システムといった新たなビジネスの事業化にも目を向けていくつもりだ。

「この仕事のやりがいは、ゼロから自分でビジネスを作ることができ、それが成功して結果となって現れること。特に、チームでプロモーションなどを作っていくときに、みんなでやったことが目に見える成果につながると本当に嬉しいです」（尾上氏）

時にはデザイナー、マーケッターなどの垣根を超えて、プロモーションを成功させるためにあらゆる仕事に関わることにもなる。ホームページに使用する動画が必要になれば、自らがカメラを抱えて撮影し、コピーライティングから動画の編集まで行う場合も。本を出そうという話になれば、表紙の撮影から装丁、構成、DTP全般までを担当することもあるという。

「実際に僕も中途で入って、右も左もわからないところから、とにかく夢中で必死にいろいろなことをやりました。そして3年やったときに、『一生、食いっぱぐれない力がついた』と実感することができたんです。どんなことでも、ゼロからイチを作るのは本当に難しい。でも、それを平気で任せる会社だし、経験できる量も半端なく多い。だからこそ、本気で取り組めば、短期間で確実な力が身につくはずですよ」（尾上氏）

年4回支給される賞与も魅力のひとつ。その時々の業績によって、すぐに社員に還元する仕組みとなっている。また、大きなプロモーションが成功できたときには、高級レストランでの食事、海外研修など、非日常的な体験もできるそうだ。

自主性を持って取り組みたい人には、報酬、待遇、仕事といった魅力を確実に感じられる会社だ。