株式会社フォアフロントサービス

フォアフロントサービスはシステム開発、ホスティングサービスを中心に、Web制作、ハウジング、物販（EC）を手掛けるエンジニア集団だ。2003年に東京に設立してから12年。福岡にも拠点を拡大し、年々業績を拡大している。

中学3年生でプログラミングに目覚めたという代表の安藤氏。22歳から基幹システムの開発や大手ホスティング会社でのサーバーの開発に携わり技術を磨いてきた。28歳でWeb制作会社に転職した後は自社サーバー事業を手掛けながらWebシステムの開発を行い、さらにスキルの幅を広げた。エンジニアとして活躍していた安藤氏だが、会社の倒産をきっかけに起業を考えたという。
「勤めていた会社が倒産に追い込まれる姿を目の当たりにし、ショックを受けましたね。会社組織とはこんなに脆いものかと。エンジニアにとって何よりも大事なのは安定した環境、そして充実した仕事ができる職場であることです。そのような舞台を自分の手で提供したいと考え、起業を決意しました」（代表取締役　安藤氏）。

そして職を失った当時の同僚と共に2003年に独立。エンジニアが安心して思い切り活躍できる舞台を自分たちで作りたい。その熱い想いは堅実な仕事ぶりに反映され、顧客の信頼を着々と獲得していった。

「全てにおいて“建設的”を重要視して経営にのぞむことを心掛けています。建設的な思考から的確な提案が生まれます。そして柔軟な提案も可能になります。柔軟な対応、建設的な思考、的確な提案。この3つが揃って初めてお客様が納得できるソリューションを提供できるのです。我々は、システム開発会社はサービス業と同じだと考えております。これからもお客様の満足を第一に考え、お客様と共に成長していく会社でありたいですね」（同氏）。

自信は努力から来る、だからこそ日々の努力を怠ってはいけないと強調する安藤氏。地道に努力を重ねて培ってきた技術力が同社の成長のエンジンとなっている。

顧客からの満足度を重視するフォアフロントサービスでは、開発から運用、コンサルティングまで専門スタッフがワンストップでサポートしている。サーバー、システム開発、ゲームなど様々な分野のプロが集う同社ならではのきめ細かな対応は顧客からの評価を高めている。

「たとえばWebシステム開発では、お客様と密接に情報交換を行い、納得いくまで徹底的に詳しくヒアリングすることを重視しています。事前に課題を精査し問題点を明確化することで、無駄なコストが発生しない的確なプランニングの提案が可能になります。ワンストップで対応するため、コミュニケーションに長い時間を割くことができるのも当社の強みだといえます」（代表取締役　安藤氏）。

高度な技術力、そしてじっくりと顧客と向き合う姿勢、それがコストパフォーマンスの高さへとつながっているといえよう。そして優れた技術力があるため、要望に応じて大規模案件にも対応するなどフットワークも軽い。“システム会社といえど、サービス業と同じ位置づけ”という安藤氏の想いは顧客ととことん向き合う社風をしっかり作り上げている。

同社では得意とするサーバー、Webシステム開発以外にも、CMSやEC管理システムなどの自社サービスも展開している。顧客にはホリプロ芸能事務所、コミックスウェブ(角川グループ)、NBL、共立習志野台病院などエンタメ、スポーツ、教育、医療など幅広い業界の名が並ぶ。豊富な経験に裏打ちされた柔軟な対応は、様々な業界から支持されているようだ。
「お陰様で業績は右肩上がりを続けています。リスクなく着実に案件を増やしていくからこそ安定しているといえます」（同氏）。
顧客満足を第一に日々の努力を積み重ねる。そのぶれない姿勢は安定した成長につながっている。

フォアフロントサービスでは今、さらなる成長期にむけて組織の拡大を目指している。創業12年目を迎える同社は顧客の層が厚く、多種多様な業界のWebサイトの開発・運用などに関われるのが魅力だ。幅広いスキルを身に付けたいエンジニアには打ってつけの環境である。また顧客との信頼関係がしっかり築かれており、担当者との距離も近い。

「クライアントのWebサイトやシステム導入への期待をダイレクトに受けることができます。それに対して自分の意見やアイデアを提案できる。それはエンジニアにとって大きなやりがいにつながるはずです」（代表取締役　安藤氏）。

オフィスに入るとフランクな空気に少し驚かされる。
「システム会社って硬いイメージがあるかもしれませんが、うちは明るくて肩肘張らずに意見を提案できる会社です。良い意味でシステム会社のイメージを裏切ってます(笑)　またメリハリもあるので、仕事もプライベートもバランス良く楽しめると思いますよ」（同氏）。
少数精鋭の会社だが、開放的な雰囲気なので中途入社でもすぐになじめそうだ。

そんな同社ではどのような人材を求めるのだろうか。顧客志向掲げているため、クライアントの気持ちを第一考えて誠実に対応できることがまず重要である。そして責任を持って業務を完遂できること、前向きに自分の考えで取り組めること。スキルも大切だが面接では仕事への姿勢も重視すると安藤氏は強調する。

「良い意味で放任スタイルなのが当社の魅力です。自分で考えを巡らせて、長期的にゴールを見据えるための視野と責任感が持てます」（同氏）。

安定した環境でエンジニアとして伸び伸び成長できる魅力的な環境である。エンジニアが築いてきた理想的な舞台、それがフォアフロントサービスだ。