株式会社フラッグ

株式会社フラッグは、広告・宣伝等の映像や、バラエティ、映画・音楽等の情報・エンタテイメント番組、各種Webサイト、UnityやFlash等リッチコンテンツなど、映像・Webコンテンツ全般の制作を行う企業である。現在は東京（渋谷）の他、名古屋・松山・大阪・広島・沖縄・LAにも拠点を構えている。

事業内容は大きく分けて3つ。

1つ目はクリエイティブソリューション事業。企業VP、CM、電車内デジタルサイネージなどの広告・宣伝映像、映画会社のオフィシャル映像素材制作、eラーニングコンテンツなどの映像制作を行う他に、映画作品公式サイトやコーポレートサイトなど、幅広いジャンルのWebサイト制作を手掛ける。

2つ目はデジタルプロモーション事業。劇場公開映画作品やエンタメ作品のオンラインプロモーションや、ソーシャルメディアを活用した企業のプロモーション運営全般、インターネット広告運用等を手掛ける。

そして3つ目はIPコンテンツ事業。映画配給やその宣伝プロデュース、コンテンツビジネス開発や教育事業（NCW）など取り組みは多岐に渡る。

クライアント企業には、大手広告代理店や一流企業が多く、はごろもフーズ『シーチキンチキン』デジタルプロモーション、Netflix　ソーシャルメディア企画運用・クリエイティブ制作等、クリエイティブ制作だけでなく企画からプロモーション全般を行う事例を増やしている。

コンテンツ制作を行う一般的な企業は、得意なジャンルや手掛ける内容が偏りがちだ。それに対し同社では、戦略的に幅広いジャンルを手掛け、業界、ジャンルに関わらず様々なニーズに応えてきた。クライアントが求めるものはクオリティ以上に効果や結果である。同社は「企画・制作」「複製・配信」「広告・宣伝」などあらゆるコンテンツサービスをワンストップで提供できる体制を整えることで、多様な提案を行い、より良い結果へと導いており、それが弊社の強みとなっている。

フラッグ社は、2001年3月、代表取締役・久保浩章氏が東京大学在学中に創業した企業だ。当時はネットバブルの最中で、ITベンチャーの設立が相次いだ時期、そんな中で幼少期から映画好きの久保氏が選んだのはコンテンツ業界だった。
「フラッグ」という社名には、コンテンツ業界の変革の旗手として先頭を走り、志をともにする人々を先導するという思いを込めている。当時、映像コンテンツの業界ではテレビ向けの映像制作が主流を占めていたが、同社はネットでの動画配信に着目し、新しいマーケットを切り開いてきた。

「目まぐるしく市況が変化する今、決まりきったフォーマットで制作をする時代は終焉を迎え、企業の淘汰が進んでいます。柔軟に幅広く対応できる弊社が優位に立てる時代であると確信しています」（久保氏）

また、代理店に頼らず、自前の営業部隊を社内に持ち、自ら顧客開拓をしている点も弊社の特徴と言える。従来のコンテンツ業界はクオリティを求めるあまり、マネジメントに手が回らず、良い作品を作ってもビジネスとして成り立たない傾向にあった。“作り手”のモノづくりに対する想いと“売り手”に必要不可欠なマネジメント感覚を両立させることを自らにミッションとして課してきたことが、「クリエイティブとビジネスの幸せな融合」という企業理念の所以だ。自社コンテンツに積極的に取り組むのも、その理念を実現するためである。

「良いものを提供し続けるには、まず自らがリスクを負い経験を積む必要があると考えています。今まで以上に積極的に自社コンテンツを手掛けて世の中に送り出し、独自のノウハウを蓄積してクライアントに還元していきたいと考えています」（久保氏）

コンテンツ業界では、クリエイティブとビジネスの両立は理想ではあっても、実現は難しいと言われてきた。だが、世の中に価値のあるコンテンツを継続的に提供していくためには、難題と言われる業界の課題に向き合う必要がある。そこで同社では、経営体制と制作能力の双方を強化すべく、採用にも注力している。

創業時、わずか数名のメンバーで、マンションの一室からスタートした同社。現在は、国内7拠点、海外1拠点社員数250名の企業へと成長した。社内の平均年齢は33歳と、若い会社であるため、社内には活力がみなぎっている。男女比は5:5と年齢・性別に関係なく活躍している。

弊社の魅力は、多種多様なジャンルやメディアの案件に関われることだ。特に、地方にも拠点があるため、ナショナルクライアントから地方の地域密着型企業の案件まで、幅広い経験を積むことができる。また、クライアントとの直取引が多いため、企画から制作まで一貫して携わることも可能だ。

同社は、これまでの経験で培ったスキルをベースに、枠にはまらないキャリアを積み上げて行きたい人材にこそチャレンジのしがいがある会社であろう。