株式会社シナップ

シナップは、2004年に創業した15名程度のスタートアップ企業だ。WEB、アプリなどインターネットとつながるユーザの接点すべてをデザインし、先進的なクライアント一緒になって、ビジネスの成長を目指すプロフェッショナル集団である。

シナップが行っている特徴的な事業の魅力を取り上げていきたいと思っているが、その前にシナップならではの事業運営の思想や体制、取り組みのユニークさに触れていきたい。

まずはエンジニアやデザイナーなどの職能別チームがあり、それぞれの知見を深め合っている。そしてクライアントワークのプロジェクトに加え、社内にて「グロース研究」「R&D」「SocialGood」というミッション別の３つのプロジェクトチームを発足。会社の掲げるミッション、それらに紐づく重点課題の調査や研究開発を行う。そしてクライアントワークでは、クライアントの課題に合わせたメンバーが招集され、プロジェクトチームが結成される。
これらのチームが柔軟にフラットに行き交うことで、組織としての柔軟さ、クリエイティビティを常に活性化させていくことが可能になる。

職能別チームでは知見は深まるが役割に幅がもたせづらい。ミッション別では役割が多様であるため幅は出せても根本的な課題解決方法が深まりきらない。また、クライアントワークだけではクライアントの課題に向き合い続けるがゆえに、知見の深化や実験的な取り組みが行いづらい。これら一長一短を相互補完するために、3つのチーム編成を縦横無尽に掛け合わせていること、そして定期的に行うチームごとのKPT（振り返り）で社内全体でのパフォーマンス向上につなげている。
これがシナップの強さの根源といえるだろう。

ここでシナップが手掛ける事業の魅力について触れていこう。

まずは最先端のサービスや事業を展開するクライアントへの新規事業・サービス構築支援だ。
インターネットは、テクノロジーと進歩していく中で様々な生活・ビジネスを変えてきた。10年前と今を比べてもスマートフォンの台頭、ウェアラブルデバイスなど大きな変化を遂げている。市場が非常に早いスピード感で変化を遂げていく中、クライアントの担当者もどう事業に着手・改善していけば良いのかわからないケースも多いそうだ。シナップではそういった変化に対応するために社内で社内グロースチームを結成し、事例の研究・調査・実践を行い、提供するバリュー・知見を常にブラッシュアップを図っている。
例えば講談社１００％出資の新会社である星海社が提供する、新しい出版の形を目指すWebサイト『最前線』のコミュニケーション設計・コンセプトメイクからデザイン、ウェブサイト構築を手がけたのもシナップだ。Webならではのオリジナル企画などを展開し、全く新しい出版の在り方を目指している。

他にもEPUBビューアを効果的に使った大同生命保険株式会社を築いた豪商「加島屋」、創業者「広岡浅子」に関する特設サイトのプランニングや制作、株式会社ニコンのグローバルサイト内にある光学機器情報を提供する「Imaging Products」カテゴリのマルチデバイス対応/リニューアルなど、国内のナショナルクライアント向けの仕事も多いようだ。

2つ目に紹介したいのがR&D（Research＆Development）の取り組みだ。シナップでは新しい技術・情報に常にアンテナを張り、「実践主義」の思想にもとづいて未経験のことへもリスクをとって挑戦している。ただ最新データ・情報を集めてクライアント支援をするのではなく、自ら実践し「知見」へと昇華させることで価値あるクライアントバリューを提供していくのだ。
また、技術ばかりではなくプロトタイピングツールの活用、先進的な制作ワークフローや思考フレームワークの利用など、制作の手法についても実践し、フィードバックし、知見へと変えていく。

このようにシナップの事業は、「実践主義」という思想に裏打ちされた最先端の技術やフレームワーク、サービスをいち早く、自社の「知見」へと進化させて、クライアントの新規事業の支援を行っていくのだ。

最後に、シナップのカルチャーについて紹介したい。

シナップでは「プロであり続ける」「プロセスより結果」「実践主義」「スピード重視」などを行動指針として掲げ、プロフェッショナリズムに徹底的にこだわっている。
だが、同時に好奇心とホスピタリティも大事にしている。新しいことにわくわくする子供のような無垢の好奇心、クライアントやパートナーを気持よくさせるホスピタリティも根底に共有しているからこそ、プロフェッショナルたちがコラボレーションし、高い価値を発揮することが出来るのだ。

オフィスも非常にユニークで、和室の休憩スペースやフリーアドレス制を設けており、業務に合わせてフレキシブルに働くことが可能だ。
スタンディングテーブルも設置することで、短時間集中の打ち合わせを行うこともできる。プロの仕事をするためのシナップらしいオフィス空間がデザインされているといえるだろう。
※2020年に移転し、現在フルリモートとなっています。

そんな少数精鋭のクリエイティブ集団シナップでは、ともに、社会を、クライアントを、シナップをグロースさせるメンバーを募集中だ。