株式会社ラソナ

東京・沖縄・ベトナム・スペインを拠点に、マーケティングにおけるデジタルソリューション（WEBサイトの構築、スマホアプリの開発、広告の作成＆掲載等）を提供する株式会社ラソナ。
1996年11月の設立以来、常に時代の先端のWebサービスに取り組み、大手広告代理店のパートナーとして、ナショナルクライアントや大手企業の多様なプロジェクトに携わってきた。

主軸となっているWeb制作においては、大規模なコーポレートサイトやブランディングサイトをはじめ、スピードが求められる各種キャンペーンサイトの構築まで、数多くの実績を積み重ねている同社。
またiPhoneが日本に上陸した2008年当初から、いち早くアプリ開発に携わり、広告賞なども受賞している。

創業者の岡村侑哉氏（代表取締役・CCO・ファウンダー）は、大学を中退し単身スペインに渡り、画家として活動していたという異色の経歴の持ち主だ。
同社のデザイン性の高さは岡村氏が画家として培った美的センスや、バルセロナの制作会社と提携していることなどがベースとなっているが、岡村氏は決してビジュアルだけを重視しているわけではない。デザインはあくまでも問題解決のツールだとして非常に合理的にとらえているという。

社名である「RAZONA」はスペイン語で「理由」という意味。クリエイティブには「理由（ロジック）」があるべきだという思いが込められている。新しいアイデアとクオリティ、そして結果にこだわり、ロジックのあるクリエイティブを提供するのが同社のミッションだ。

「クリエイティブはお客様が真に納得するようなしっかりとしたロジックの通ったものであるべきで、本質的なソリューションを提供できるかどうかが非常に重要です」と岡村氏は語る。

例えば同社は、大手化粧品メーカーのECサイトのリニューアルプロジェクトにおいては、ビジュアルやユーザビリティだけではなく、あえてコンテンツの構造から大きく変え、EC機能をもったオウンドメディアとしての改修を提案した。それも、本質的な問題解決のためにロジックを細かく突き詰めていった結果だという。

また、大手食品メーカーのコーポレートサイトやそのグループ会社ほぼすべてのサイト運用を一手に請け負うなど、運用にも力を注いでいる。
現在、東京オフィスが中心となって、沖縄ベース、ベトナムホーチミンブランチと連携し、クオリティ担保、スピードアップ、コスト最適化を図りながら、クライアントのWebサイト運用サポート、運用型広告オペレーションなどのBPOサービスを推進し拡大させているところだ。

テクニカルディレクターをはじめとする技術陣が充実しており、技術力やノウハウをもってロジックのあるクリエイティブを支える体制が社内に整っていることも強みとする同社。今後も、クリエイティブ、テクニカル、マーケティングどの分野にも強いトータルなソリューションを提供できる制作会社として、企業のWebコミュニケーション活動をサポートしていく構えである。

ラソナの最大の特徴は、プロジェクトの規模や性質に応じて、各拠点の持つ機能を融合させたグローバル対応ができること。
特にコストや納期、企画やデザインのバリエーションなどの面で、ニアショア（沖縄）とオフショア（ベトナム）両部隊のハイブリッドが生む対応力は大きな武器となっている。現在、フィリピンのセブにも新たな拠点を構える準備をしているところだ。

常にグローバルな視点でアイデアを提供することができるのも同社ならではの強み。東京オフィスだけでも日本・中国・台湾・ベトナム・フィリピン・インドネシアと多国籍スタッフで構成されており、WebソリューションやWebプロモーションの企画において、3～5営業日で100件以上のアイデアを提供できる仕組みを社内に構築しているという。

いち早く新しい技術やサービスの仕組みを取り入れ、広告代理店やクライアントのニーズにいつでも応えられる体制をとっているのも、ラソナの基本姿勢のひとつだ。
東京オフィスにはラボ機能があり、モーションキャプチャ技術やiBeacon、WebRTCなど最新技術を使ったモックアップを日々開発・評価している。最近では、富士スピードウェイでスポーツカーメーカーが展開するブースのVR体験コンテンツなども手がけたという。

設立から20年、大手広告代理店やクライアントの様々なニーズに寄り添い、継続的な信頼関係を築き上げている同社だが、現状に甘んじることなく、さらなるニーズに応えていくべく新たな挑戦を続けている。

現在同社は、ベトナムを起点にアジアの市場を視野に入れ、サッポロビールベトナムのコーポレートサイトやキャンペーンサイト構築を手がけるなど、現地案件の実績づくりにも積極的に取り組んでいるという。
「ベトナムの市場規模は拡大しており、今後さらに成長が見込まれています。当社もベトナムの拠点には、オフショア開発の機能だけではなく、現地向けにサーバプログラムの開発からフロントエンドの構築まで総合的なWebソリューションサービスを提供する体制を整えています。
今後はさらに現地案件の割合を増やし、実績を残していきたいと考えています」（岡村氏）

市場性があり、リソースやサポート体制を確保できる地域であれば、アジアを中心に海外展開に積極的にチャレンジしていく方針だという同社。
「拠点を増やしてスタッフの多様化を進めているのも、会社の規模の拡大というよりも、お客様とより深い仕事をして今までやれなかったことにチャレンジしていきたいという意味合いの方が強いです。今後も、お客様の期待に応えられるソリューション提供の備えを常にしていきたいと考えています」と岡村氏は力を込める。

クライアントへ品質の高いクリエイティブを提供することだけでなく、「皆（顧客・社員）の夢（目標）を支援する会社」という経営理念に基づき、社内のスタッフの夢や目標を強く意識してそれらを実現していくことも、ラソナの存在意義だという。

同社では、年初や半期に一度の面談を実施し、会社として期待していることと本人の希望をすり合わせ、目標達成をバックアップする体制を徹底している。
スタッフ一人ひとりの夢に寄り添ったアサインや成長ステップを提供してもらえることも同社で働く大きな魅力だろう。

経験が浅くてもプロジェクトを任される機会も多いという同社。手を挙げた人には挑戦できるフィールドと権限が与えられ、失敗も成長ととらえ思う存分に力を発揮できるサポート体制や雰囲気も整っているという。また海外出張や海外で駐在員として働くチャンスもあり、希望できる選択肢が多いのもひとつの魅力に違いない。

働きやすい環境づくりにも積極的に取り組んでいるラソナ。
アウトプットに対してしっかりとコミットすれば、働く時間や場所も比較的自由に選択できる環境だ。出産や介護など、それぞれのライフステージに合わせた柔軟な勤務体系を整備しており、同社には時短勤務の子育て中の女性社員も多いという。また、例えばライフワークとしてNPO団体に参加しているため週に一度はそちらに充てるといったようなことも可能。なかには東京での一定期間の研修後に沖縄で勤務するスタッフもいるという。
社内の風通しも良く、感性を刺激しながら楽しむというコンセプトの社内イベントや、飲み会、ランチの機会も多く、コミュニケーションの活発な職場だ。

岡村氏は、最後に次のようなメッセージをくれた。
「我々が提供できるのは、なによりも、スタッフ一人ひとりの成長を後押しできる環境です。
能力を身につけたい方、実績を積み重ねたい方、海外で勝負したい方には、必ずそのチャンスがあります。当社で仕事をすることに価値を感じてもらえるような方と、是非お話しさせていただきたいと思います」

ラソナの経営理念は採用活動にも反映されている。入社時の面接においても、将来の夢や数年後の目標が定番の問いとなっているという。
これまでに培った経験やスキルを生かし、新たなステージで成長していきたいという意欲のある方は、是非、同社に応募して自分の夢や目標を伝えてみてはいかがだろうか。