株式会社AZITO

株式会社AZITOは、2014年2月の設立以来、ソーシャルゲーム制作とシステム開発の2つの軸で事業を展開している注目の企業だ。

創業からの事業であるソーシャルゲームの企画開発事業では、主にIPを活用したスマートフォン向けソーシャルゲームを企画、開発・運営までトータルに手掛けている。

また、現在事業規模を拡大しているソリューション事業では、Webシステム開発や人事労務系システムの開発、ECサイトの開発といった領域で幅広く受託開発を行っている。

株式会社AZITOは、企画や仕様設計に特化したエンジニアが多く在籍しているのが強みだ。
ソーシャルゲームの企画・開発で培った経験を活かし、ソリューション事業における企画や設計の工程でもエンジニアが積極的に意見を提案している。
エンジニアは、仕様書通りに開発を行うのではなく、より良いサービスを開発するための提案を積極的に実施しているのも大きな特徴といえよう。
会社の代表である佐藤も会社経営の舵取りを行う一方で、エンジニアとして今なお第一線で活躍をしており、まさに企業の強みを体現している。

これまでの開発実績としては、お城を美少女に擬人化したRPG『城姫クエスト』を2014年にリリース。GREE Platform Award 特別賞などの受賞歴もあり、リリースから8年経った今なお多くのユーザーにプレイされ続けている当社の代表作として知られている。
今後も引き続きソーシャルゲームの開発・運営を継続していく一方で、マーケットの変化にも対応しながら、簡単な操作で手軽に楽しめるカジュアルゲームの開発を進めている。

もう一つの事業の軸であるソリューション事業は、DMPシステムなどを含むデジタルマーケティングや広告のシステム開発などにも注力し、将来的には自社サービスの開発を目指してす計画を建てている。

AZITOのソリューション事業部の従業員数は40名弱で、うち20名程度がエンジニアとなっている（2021年4月時点）。

ソリューション事業部では、ゲーム事業で培ったエンタメ系のクライアントとも、その人脈/信用やゲーム開発の実績を活かし受託開発を行っている。クライアントと直接契約を行う案件が多く、開発はすべて社内で行っているのも特徴である。

案件を進める際は、クライアントから受け取った要件に応じ、設計段階から携わるプロジェクトも多くなっている。
エンジニアはフロントエンドとサーバーサイドの2つのポジションに分かれているものの、もともとゲーム開発のフロントエンドに興味を持つメンバーが多いため、領域を横断して開発を行うマルチなエンジニアも多数在籍している。

また、AZITOで働くことによって、サーバーレス環境での開発など新しい技術を積極的に採用した開発に携われる点も魅力だ。
さらに、設計など上流工程から開発経験を積めることから、自分自身で考えながらシステム開発を行うスキルが身につけられるには最適の環境と言えよう。

キャリアパスについては、既存の社員には一つの領域を極めるというよりも、ゼネラリストを目指すメンバーが多い傾向がある。たとえば、PHPメインのサーバーサイドエンジニアとして入社したエンジニアが、JavaScriptやHTML5などを使ったフロントエンド領域も担当できるエンジニアへと成長した事例もあるようだ。

クライアントからいただいた仕事に対して品質の高いサービスを提供するといった、基本を大切にすることを目的に、この理念を定めたと代表を務める佐藤はその想いを語る。

理念を実現するために、当たり前と言われればそうかもしれないが、基本の基本を大切にしている。
定められた時間に出社し、しっかりと挨拶し、業務に取り組むといった社会人としての基本を守ることを会社として常に意識しているという。
そのことがクライアントなどからの信用の、何よりの基礎となるためだ。
採用においても、専門的に求められるスキルもさることながら、質の高いサービスを提供するためにクライアントの意見を理解し、開発要件までをまとめられる能力があるかを重視している。

また、AZITOの社風の特徴としては、社員同士のコミュニケーションが活発なことが挙げられる。
コロナ禍以前は活発に社内イベントを開催。部門ごとに親睦用の予算があり、忘年会や景品付きのボーリング大会、カラオケ大会などのイベントが行われていた。
イベントが開催できない現在は、オンラインのチャットルームにて仕事以外の話をしながらメンバー同士で交流を図っている。オフィスがある新橋・銀座界隈の美味しい飲食店やスイーツの話題など、食に関心のあるメンバーも多いようだ。　

AZITOでは、少数精鋭が故に、社員が希望する制度や福利厚生を積極的に提案できる風通しの良い環境も魅力だ。

社内制度として、インフルエンザの予防接種を会社で全額負担。有給は入社日に10日間付与しているほか、本業に差し支えなければ、副業も可能となっている。実際にアプリケーションエンジニアが、副業として1カ月程度で納品可能なゲームを開発した事例もあるというから驚きだ。

教育面では、中途社員には基本的にOJTで先輩社員からレクチャーを受けながら業務に慣れて、その後にそれぞれのスキルを磨き活躍をしている。また、研究開発の一環として、技術部主導で研究開発予算を取り決めてアプリケーションを開発。さまざまな技術を盛り込んだ開発を行っているので、技術者としての成長が見込めそうだ。

AZITOは少数精鋭で業務に取り組んでおり、企画や開発デザイナー、イラストレーターが同じフロア内で働いている。そのため、相談事があればすぐにそれぞれの専門のメンバーに意見を聞くことができる環境にもなっている。
エンジニア・デザイナー・プランナー、それぞれ自らが担当する以外の分野を知ることで、視野が広がり、業務フローやビジネス課題全体を俯瞰して見るスキルが身につくに違いない。