バリューコマース株式会社

“日本を代表するパフォーマンスマーケティングカンパニー”を目指す、バリューコマース株式会社。特に、売り上げの80％を占めるアフェリエイトマーケティングサービスは、1999年に日本で初めてサービスを開始して以来、他の追随を許していない。日本最大級のアフェリエイトネットワークを擁し、規模と質の面で圧倒的な強みを発揮している。
そして、同社は2015年12月に株式会社デジミホを子会社化し、同社が開発したマーケティング全体を自動化するCRMツール『STORE’ｓ R∞（アールエイト）』の提供をスタート。顧客情報を一元管理しOne to Oneマーケティングを可能とするマーケティングオートメーションサービス領域に参入することとなった。
これを機に、同社の事業はアフェリエイトマーケティングやアドネットワーク、広告配信、メディアという主に新規顧客を獲得する広告サービス領域と、獲得した顧客のリテンションを図りリピーター化するCRMサービス領域を一貫して提供できるようになった。
「これまで、当社としては集客支援サービスだけ提供し、CRMの面は基本的にノータッチだったわけです。しかし、ECサイトを手掛けるお客様にとってみればどちらも重要で、特に最近は獲得した顧客から生涯どれだけの売上を上げるかという“ライフタイムバリュー（LTV）”という概念が重視されるようになってきています。こうした切実なニーズに対し、当社はワンストップでサービスを提供できるようになりました。これが最大の強みになると自負しています」と取締役の長谷川拓氏は強調する。
そこで同社は、冒頭で触れたとおり“日本を代表するパフォーマンスマーケティングカンパニー”を目指すと掲げ直した。“パフォーマンスマーケティング”とは、すなわち“成果を重視したマーケティング”のことである。長谷川氏は続けて呼びかける。
「広告主とメディアの双方をつなぐプラットフォーマーとして、最重要のKPIをCPOとLTVと位置づけ、“集客×リテンション”をいかに最大化するサービスをつくり込み、磨き上げるかが当社の最大の課題であると認識しています。今後もeコマースは発展の一途であることは間違いなく、非常にやりがいの大きいチャレンジだと思います。伸び盛りの市場を一緒に盛り上げていきたいという方は、ぜひアクセスしてください！」

同社のサービスラインナップは、次のとおり。

既存事業であり会社の主力となるマーケティングソリューション事業は以下のように構成されている。

●広告事業
・アフィリエイト
バリューコマースのアフィリエイトプラットフォームでは、約2,000もの広告主と70万以上のウェブサイト、メール、モバイルサイト（アフィリエイトサイト）が参加しています。
広告主はアフィリエイトサイト経由で商品・サービスの購入や申込みが発生した場合のみ、成果報酬として広告費が発生するため、費用対効果の高い重要な販売チャネルとしてご利用いただいております。これら一連のシステムの運営、管理そしてトラッキングを可能にしているのが、バリューコマースのアフィリエイトマーケティングテクノロジーです。

・バリューポイントクラブ
有名ショップでお買い物してポイントGET、1ポイント=1円でキャッシュバック
いつものネットでのお買い物やネット予約・申込などをバリューポイントクラブ経由で利用するだけで、1円単位でポイントが得られるキャッシュバックサイトです。掲載ショップは約700ショップ（2016年11月末時点）、たくさんの人気ショップが参加中です。バリューコマース提携アフィリエイターの方は、より多くのポイントを得ることが出来ます。

・ストアマッチ
ストアマッチサービスとは、Yahoo!ショッピングなどのオンラインモールに出店するストア向けクリック課金型のインターネット広告配信サービスで、「ストアのイチオシ」と「アイテムマッチ」という2つのラインアップがあります。
「ストアのイチオシ」とは、オンラインモール内の検索窓や販促ページなどでストアが入札したキーワードに連動した広告がオンラインモール上に掲載されるサービスです。
「アイテムマッチ」とは、オンラインモールのカテゴリーとストアが登録している商品を連動させ、オンラインモール上に掲載するサービスです。

●CRM事業
・ストアーズ・アールエイト
顧客の行動履歴や購買情報を蓄積・分析し、顧客一人ひとりに合った情報を適切なタイミングで自動配信し、顧客関係構築を行う自社通販サイト向けマーケティングオートメーションツール『R∞（アール・エイト）』を、「Yahoo!ショッピング」に出店しているストア向けにカスタマイズし、新たに『STORE’s R∞（ストアーズ・アールエイト）』として提供しております。ストアは『STORE’s R∞』を活用することにより、従来できなかった、より詳細な顧客情報管理が可能となるとともに顧客の状況に合わせた最適な情報配信を行うことで、優良顧客の育成し、さらなる売上拡大を目指すことが可能となります。

同社は1996年3月、ニュージーランド人のシリアル・アントレプレナーであるティム・ウィリアムズ氏によって、ホスティングサービスを手掛けるトランズパシフィック有限会社として創業された。99年にアフェリエイトマーケティングサービス事業に日本で初めて参入し、現社名に変更する。2005年にはヤフー株式会社の関連会社となり、その翌年に東証マザーズに上場（12年に東証一部に変更）。創業以来20年間で売上高166億5800万円、社員数約260名の企業に発展している。
創業当初の外資系的な企業風土にヤフーのDNAが加わり、“大手だけれどもベンチャー的体質”といった多様性のある企業文化を形成している。そんな同社の社風について、長谷川氏は次のように言う。

「EC事業者のお客様に対しては、当社のサービスを通じて何とか成長していただきたいとストイックに支援していますし、アフェリエイトサイトを運営するオーナーに対しても、やはり何とか収入を増やしていただきたいとストイックに取り組んでいます。総じて、業務に対して真摯であるといえると思いますね」

人材育成においては、特にエンジニアはヤフーのエンジニアとプロジェクトを共にしたり、サービスの連携における交流が活発であり、お互いに学び合う機会に恵まれている。
一方、服装は基本的に自由で、フラットな組織により風通しは良く、意思決定スピードも速い。また、定期的な全社パーティーのほかに部署間の交流を促進するための飲み会がセッティングされるなど、社員間の親睦を深める機会も豊富だ。

No.1のサービス基盤に加え、新たにもう一つの大きなサービス基盤をそろえて、いよいよ総合的なパフォーマンスマーケティングサービスの展開を始めた同社。エキサイティングな仕事をしたい人にとっては、見逃せないタイミングにあるといえるだろう。