株式会社コスモルート

1989年に名古屋で創業した株式会社コスモルートは『ものづくり』の街で製造業の顧客を中心に生産管理システムや販売管理システムなどを構築してきた。技術力の高さには定評があり、富士通のコアパートナー『プロジェクト貢献賞』を受賞、Amazonテクニカルパートナー認定等の実績からもそれは伺える。取引先には自動車メーカーやマテハンメーカー等、国内大手企業グループが並んでいる。

名古屋から生まれ、滋賀支社を展開、2018年には東京本社を立上げ、2本社制へと移行した。東京本社は約60名の規模まで拡大し、東京における新たなビジネス基盤を作る事に成功した。この成功体験を活かし、2022年には大阪支社を立上げ、更なる拡大を遂げようとしている。

企業の成長、拠点の拡大と共にビジネス領域も広がっている。顧客は製造業だけでなく、サービス業、金融など様々な業界に拡大している。また、クライアントの受託開発を行うシステムインテグレーションのみならず、IT戦略や全社業務改革、ERP導入等のコンサルティングサービス、RPAを活用した業務効率化支援、IoT、DX等、ITテクノロジーを活用した幅広いソリューションカンパニーへと進化をしている。さらに、自社プロダクトであるリーガレッジ（契約ナレッジマネジメントシステム）を開発、顧客に提供している。

『知を価値に変え、すべての人々に喜びと幸せを』
同社の企業理念。高い専門性を有し、現状に甘んじる事なく顧客への価値提供、社会全体に幸せを広げる為に進化を続ける。
培って来た信頼と実績からなる事業基盤と、果敢に挑戦していく姿勢。『安定×挑戦』というバランスの良さは同社の魅力の1つとなっている。

コスモルートでは創業以来、社員の幸せを大切に考え、成長できる環境、フラットで働きやすい環境を作ってきた。

●成長環境
自主的に学ぶ姿勢の社員が多く、勉強会やチームとして学習する機会が多い。また経験豊富な管理職、リーダーを中心に、1on1等を通じて後輩をしっかりとフォロー、育成をしていく風土がある。
エンジニアとして技術を磨く事はもちろんの事、コミュニケーション、提案力、マネジメント等ビジネスパーソンとしての成長も願っている同社。250種類以上に及ぶ資格取得支援制度、書籍購入支援、大手セミナー会社の階層別研修の受講等が可能となっている。
社員の頑張りや実力を正当に評価する制度も社員の成長を後押しする。年功序列ではなく、担当する案件の売上規模、自身の実績が給与に反映される人事制度を導入している。現在社長を務める島本氏は30歳前半でマネージャーに就任、38歳の若さで取締役に就任している。

●働く環境
全社の平均残業時間は13時間程度。服装もカジュアル。フレックス、フルリモートワークで働く社員も多い。限られた時間の中で成果を上げ、ワークライフバランスを保つ環境づくりがなされている。社員主導で社員エンゲージメントを高める取り組みもあり、NO残業DAYなどは、そこから生まれた制度である。結果として同社の離職率は7%程度。日本企業全体の平均が15％程度と言われる中、定着率の高さが伺える。

●社風
同社の社風は？という質問に対し、社員が口を揃えて言う事は『風通しの良さ』。社長から社員まで隔たりなくフラット関係で、相手が先輩だからといって発言しにくくなるような雰囲気はない。総じて優しく面倒見がよく、勉強熱心な社員が多い。
会社公認の同好会も活発に活動しており、釣りやゴルフ、変わった所だと謎解き同好会も存在する。社員旅行やBBQなど、時にはオフィスを離れてのコミュニケーションも社員同士の繋がりを強くしている。

社員を大切にし、人材育成を大切に考える同社であるからこそ、顧客に対し良い価値提供ができ、信頼と実績に繋がっているのであろう。

コスモルートの強みというと、確かな技術力と重ねてきた実績と顧客からの信頼。コアパートナーとして認定されている富士通や、大手自動車メーカー、滋賀支社においては、日本を代表とするマテハンメーカーと強固な関係性を築いている。
顧客からは2次請け、3次請けではなくプライム案件として受注を頂く事が多い。特定の企業グループに属するSIではなく、独立系であるからこそ、様々な顧客に、自由度と独自性を持った形で開発に関わる事ができる。

エンジニアとして働く上では、顧客と上流工程から関わる事ができ、ベンダー管理を含めプロジェクトマネジメントの経験を積む事で、スキルアップに繋がるというメリットがある。手掛けた案件がどの様に顧客に還元され、ビジネス発展に繋がっているかが見えるというのは、やりがいにも繋がる。エンジニアとしての自身の市場価値を高め、やりがいを感じながら働ける環境といえる。

また、人員、事業ともに拡大中の同社であれば、エンジニアとしてのキャリアパスも豊富。マネジメントを目指すなら、管理職のポストが詰まって空きがないと言う事は考えにくく、むしろチャンスが多くあると言える。コンサルティングや新技術・新サービスへの挑戦等、キャリアを横へと広げる機会があるのも、成長企業だからこそ。

一例を上げると、同社の自社プロダクトであるリーガレッジ（Legaledge）。これはもともと企業の法務部として活躍していた社員が、実務の中で感じていた課題、不便さを解消する為に開発されたプロダクト。デジタル化された契約書情報を、より検索性を高めて付加価値をつけ、活用しやすくするというもの。同社独自のフレームワークを活用し、企画からわずか4ヶ月でベータ版のリリースまで持っていくというスピード感で進行。さらに数カ月後には正式版をリリースをし、顧客に導入頂きながら、改良を重ねてブラッシュアップしている。このように、社員のアイディアを積極的に取り入れ、スピード感を持ってチャレンジしていく環境があり、主体性を持ってゼロから生み出す醍醐味を味わう事もできる。