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株式会社ファーストクルー

  • IT/Web・通信・インターネット系

鉄骨専用CAD『FAST Hybrid』を提供!30年余りにわたり鉄骨加工業界を支える会社

自社サービス製品あり

企業について

株式会社ファーストクルーは、鉄骨専用のCADシステム、および各種生産支援システムのソフトウェア開発・販売のほか、同社システムを利用した作図支援サービスなどを手がける会社だ。会社の設立は2003年だが、事業を開始した時期はもっと古い。別のシステム開発会社の一部門を切り出し、設立したのがファーストクルーで、前の会社も含めると既に約30年もの長い期間、鉄骨関係のソフトウェア開発に取り組んでいる。鉄骨加工の業界をシステム面で支援してきた老舗の会社と言っていいだろう。主力製品は鉄骨専用CADの『FAST Hybrid』だ。

鉄骨加工業界は、建設業界の一領域だ。周知のように建設業界は、スーパーゼネコンを頂点に、全国各地の様々な規模のゼネコン、土木や設備など各種専門工事業者からなる重層構造をなしている。鉄骨加工業もその一つで、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)、S造(鉄骨造)の建築では、鉄骨で柱や梁など建物躯体の骨組みを組むが、これらの鉄骨を加工し、組み立てる専門工事を担う。

「鉄骨加工メーカーが日本に3000社、メーカー向けに図面を作成する設計事務所が数百社あり、当社は、これらの会社に向けたCADソフトウェアを開発、販売しています」。事業の概要を話すのは、取締役社長の石川 志朗氏だ。元はエンジニアで、石川氏自身も分離前の会社から数えて30年、鉄骨専門CADを手がけている大ベテランだ。

「すそ野の広い建設業界の中ではニッチな分野ですが、それだけにソフトウェアにも独特の専門的な機能が要求されます。競合は4、5社しかなく、その中で当社はナンバーツーのシェアを占めています」と石川氏。ただし厳密にはシェアトップの会社とは棲み分けができている。『FAST Hybrid』が超高層ビルなど大規模建築物を得意としているのに対し、競合会社のCADソフトウェアは、規模の小さい建物に適した作りとなっており、自ずと納入先企業の顔ぶれは異なっている。実質、大規模建築物を取り扱う鉄骨加工業者、設計事務所の間には、『FAST Hybrid』がかなり浸透していると考えていいだろう。

ニッチだが確実に需要がある領域で、オンリーワンの強みを発揮してきたファーストクルーが今、新たな人材を必要としている背景には、国の号令の下、建設業界全体が急ピッチでIT化を推進しているという事情がある。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた建設ラッシュで、人手不足と建築費の高騰が社会問題化するなかで、業界を挙げて工期短縮とコスト削減を目指し、IT化への取り組みを進めているのだ。鉄骨加工業界も当然、その潮流のなかにある。

IT化進展のキーワードが、世界標準となりつつあるBIM(ビム/Building Information modelingの頭文字をとった言葉)という概念だ。設計、施工のすべてのプロセスにおいて、寸法や仕様、性能といった属性情報と3次元の形状データを組み合わせたデータを共有し、それぞれのプロセスで活用するという考え方で、例えば設計変更があったときに速やかに各プロセスに反映できるほか、従来は手入力していた膨大なデータを瞬時にインポートできるなど、設計、施工を飛躍的に効率化させ、人的ミスも無くす効果が期待できる。既に、これを実現するための様々なソリューションが普及しており、鉄骨加工の領域でも早急な対応が求められている。

「当初はゼネコンが先導して取り組んでいましたが、鉄骨工事もその一連の流れの中で、データの3次元化と他のプロセスとのデータ連携が必須となりつつあります。3次元という新しい技術に対応するために、若手の新しい技術の習得に意欲的な人材を求めています」(石川氏)。これが募集の背景だ。

既に同社は、同業他社に先駆けてBIMへの対応を進めている。具体的には、施工のプロセスにおいて鉄骨の上流工程にあたる構造設計CADで、最も高いシェアを持つアメリカのオートデスク社の『Revit』との連携を進めているところだ。世界的なCADソフトウェア開発会社であるオートデスク社は、RevitをBIMのプラットフォーム化しようという構想を持っている。現在、この連携を、オートデスク社と大手ゼネコンの大成建設の技術協力を得て進めている。鉄骨工事領域で、他社に先んじて『FAST Hybrid』がそのプラットフォーム構想に連なれば、協力を得ている両社の存在も後ろ盾となり、製品の競合優位性は大いに増すだろう。

世界中に広がりつつあるBIM。国境を越えてデータ形式が共通化されれば、ゼネコンは今まで以上に海外の大規模プロジェクトへの参画がしやすくなるだろう。

「大手ゼネコン各社は確実に海外への売上を伸ばしています。平均で見ると、国内の売上の伸びが年3%程度なのに対して、海外は2桁の伸びを記録しています。ゼネコンがどれだけ海外でマーケットを広げられるかが、我々の鉄骨専門CADの販売にも影響してくるでしょう。」と、石川氏。地震国日本の鉄骨加工・工事は、地震への耐性を求められるため、世界的にも極めて高い品質を誇るという。正確な図面を要求され、検査も厳しいなかで、その支援をするのがファートクルーのソフトウェアの数々だ。『FAST Hybrid』は、今はまだ国内マーケットだけだが、今後、ゼネコンがさらに世界へと進出するに伴い、『FAST Hybrid』もまた、世界へと歩を進めることになるかもしれない。

30年余り業界を支えてきたファーストクルー。守りから攻めへ、今、BIMをフックに新しいフェーズへと進もうとしている。
「BIMという大きな潮流の下、我々も3次元化を進めて新しい事業を生み出していくフェーズにあります。自社製品なので、お客様の声にはもちろん耳を傾け、要望を反映しつつも、自分たちの発想で製品を作っていけます。自分たちで新しい技術を見つけ、ソフトウェアを構築し、お客様からの反応を得る。仕様書をもらって納期に追われながらの開発とは対極にある仕事です。やりがいは大きいでしょう」(石川氏)。

人材を募集するのは、新たなフェーズへの挑戦という理由に加え、今後のファーストクルーの後継者となってくれる人材を求めたいという思いからだ。石川氏は60歳。他の社員もベテランが多い。ニッチではあるが、確実に業界から必要とされているこの技術を、次の世代に引き継ぎ、発展させてほしいのだ。鉄骨の専門知識は入社してから伝授する。この知識と技術を継承する意欲を持ち、会社を率いるほどの気持ちを持つ人を待っている。

あるいは、後継者という期待は別にすると、仕事内容としては、育児が一段落して仕事復帰を望む女性にも向きそうだ。社内は穏やかな紳士ばかりで残業も少ない。時には家で作業を進めることもできる。C言語の経験と新しいことを学ぶ意欲があり、なおかつお客様とやりとりすることも多いので、調整力やコミュニケーション能力にも長けている人であれば、大いに活躍できるだろう。興味ある人はぜひ一度、訪ねてみてほしい。

企業情報

会社名

株式会社ファーストクルー

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

企業の特徴
自社サービス製品あり
資本金

2000万円

売上(3年分)

201691億5千万

201591億5千万

1億4千万

設立年月

2003年11月

代表者氏名

代表取締役 鈴木 康/取締役社長 石川 志朗

事業内容

■鉄骨専門CAD/CAMシステム、ソフトウエア開発・販売
■FASTシステムを利用した作図支援サービス

株式公開(証券取引所)

非上場

主要取引先

従業員数

10人

平均年齢

40歳

本社住所

東京都台東区浅草橋5-24-6 NBK浅草橋ビル6F

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