FANTAS technology(以下FANTAS)は「不動産マーケットに、スマートな常識を打ち建てる。」というビジョンの実現を目指し、不動産テック領域で様々な事業を展開しています。
不動産業界はレガシーな業界です。
テック化の遅れから業界全体に古い商慣習や属人的な業務が多く残り、それが様々な「不」を引き起こしています。
例えば、不動産売買の分野では顧客と業者との間で手に入る情報に偏りがあり、不動産取引が不透明なものになっています。
また、不動産投資の分野では、一般消費者が気軽に参加できる環境が整っておらず、機関投資家や富裕層など専門知識を持つ一部の人にのみ市場が開かれている状態です。
不動産業界は、一般消費者の目線に立ったとき、不明瞭で閉鎖的な部分が未だに多く残っています。
FANTASはテクノロジーと人の力を最大限に活用することで、こうした不動産業界にイノベーションを起こし、不動産取引をオープンで、より身近なものに感じてもらえるよう事業に取り組んでいます。
オンラインとオフラインを融合する「FANTAS platform」事業では、主要サービスを通じて蓄積された<不動産データ>と<顧客データ>の最適なマッチングを行い、新しい顧客体験を提供しています。
具体的には、
AI・画像認識を活用した不動産査定・買取サービス「FANTAS check」
スマホで1口1万円から始められる不動産投資型クラウドファンディング「FANTAS funding」
資産形成や投資に興味がある顧客に向けたオンラインセミナー「FANTAS study」
などのサービスをプラットフォーム上で提供し、サービス同士を相互に連携させることで、<不動産データ>と<顧客データ>をマッチングさせています。
このマッチングを最適化することで、顧客のニーズにあった情報を提供し、オンライン・オフラインの境目がない、シームレスな顧客体験を実現しています。
また、社会課題である「空き家問題」を解決するための事業も展開しています。
FANTASでは他社に先駆けて2015年より、空き家を投資用不動産として再生する「空き家再生事業」を開始し、これまでに150戸以上の空き家の再生に取り組んできました。
2021年4月には業界初の空き家プラットフォーム「FANTAS repro」の提供をスタート。
空き家・中古戸建て物件の紹介や、入居にあたって必要となるリフォーム費用をシミュレーションできるサービスで、修繕箇所や安全性、入居までの期間や総費用の不透明さから売買を難しくしていた空き家・中古戸建ての流通の促進を目的としています。
この空き家プラットフォームを活用した「地域の空き家の可能性見える化プロジェクト」は、国土交通省の「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」にも採択されました。
空き家や中古戸建ての価値を高めて「空き家をおもしろく」することで流通を促進し、増え続ける空き家問題の解決を目指しています。
2010年に創業し、創業当時は6名だった組織も、今では100名を超える規模にまで成長しました。
不動産取引をもっと身近なものにしたい。
ユーザーにとって開かれたマーケットを創りたい。
その想いを実現すべく、これからも不動産業界の枠にとらわれない、新しいサービスを生み出していきます。