株式会社pacrel

インターネットを使った通信販売を手掛ける株式会社pacrel。メインとなる商材「めっちゃぜいたくフルーツ青汁」は、一日一食を青汁に置き換えることで栄養バランスを保って効果的なダイエットに取り組む食品だ。「大麦若葉」「クマザサ」「明日葉」「甘藷（さつまいも）若葉」の4種の国産青汁を原料に、181種の酵素を配合。「プラセンタ」「セラミド」「ヒアルロン酸」といった美容成分に加え、ポリフェノールたっぷりで中性脂肪の上昇を抑える効果があるとされる「ターミナリアベリリカ」や「乳酸菌」も入っている。そして、毎日続けやすいフルーツ風味。2016年9月の販売開始以来、美容と健康に興味がある女性を中心にじわじわと愛飲者が増えている。

2017年8月に販売が開始された「ぜいたくレッドスムージ―」は、「めっちゃぜいたくフルーツ青汁」と並ぶ同社の主力商品。一日に必要なビタミンを摂取でき、253種類の酵素と6種のマルチ乳酸菌のほか、「21種のスーパーフード」「22種類のレッドフルーツ」などの野菜とフルーツがたっぷり。「ローヤルゼリー」「高麗人参」など美容成分、そして「水溶性食物繊維」「不溶性食物繊維」のW食物繊維も配合されている。

「一日に必要な12種類のビタミンが摂取できます。品種改良や農薬などが原因で野菜の栄養が減って、野菜をいっぱい食べてもビタミン不足になる『新型栄養失調』が問題とされています。カロリーを代謝するためのビタミンやミネラル、食物繊維が足りず、摂取したカロリーが消費されないため脂肪として体に蓄積し、栄養失調なのに肥満になります」

「ダイエットの関連商品の中には、消費者の無知に付け込んだ強引なものも少なくありません。お客様にバランスの良い栄養摂取を通して健康と美容を維持してほしいと願う当社は、正しい知識を楽しく学べるチラシや冊子を商品と一緒に届けています」（代表）

株式会社Libeiroの理念は「本物の追求」にある。「めっちゃぜいたくフルーツ青汁」も「ぜいたくレッドスムージ―」も、同社が自信を持って消費者に勧める商品。食物に関して造詣が深い塩澤代表だが、健康と美容を軸に「本物の追求」をするにあたって商材にこだわりはないと語る。

「お客様にとっての本物を追求した商品を作るのが当社の目的。本物が作れるなら何でもやっていこうというスタンスです。健康と美容を獲得するには、食べ物だけでなく、化粧品や睡眠、ストレスの軽減などいろんな視点からのアプローチが必要。だから、いろんなジャンルの製品を作りたいと考え、現在、化粧品の開発を進めています」（代表）

インターネット通販の商品は、一般に企画から製品化まで3カ月ぐらいだという。他社と同じような内容の製品を用意して、パッケージだけオリジナルのものにしてリリースすれば確かに3カ月で商品は開発できるだろう。しかし、本物を追求するLiでは、そんな商品を作っても意味がないと考える。化粧品を開発するにも、当然確固たる信念がある。

「女性にファンデーションを使わないで生きてほしいんです。昔は私もファンデーションを使っていましたが、肌が弱かったのもあり止めました。すると、ファンデーションのデメリットを強く意識するようになりました。服に付かないように気を付けなければいけないし、ファンデーションを塗りたくれば仮面を付ているような気分にもなり、息苦しささえ覚えます。コンビニに買い物へ行くのにもファンデーションを塗る女性もいますが、ファンデーションを使わないでもいられる、素肌のままが１番綺麗になれるような化粧水や美容液を開発したいと思っています」（代表）

手間とコストをかけず適当な商品を作って、過剰な広告で消費者の心をあおれば、通販の世界では簡単に収益を上げられると、塩澤代表は言う。でも、それでは何のために働いているかわからなくなる。「地に足のついた会社にしたい」「正統な手段で儲けて従業員に還元したい」。塩澤代表の思いは伝わり、彼女の元に多くの同志が集まっている。

「各ポジションに信頼できる人材を配置できたと自負しています。だから、会社の理念に共感でき、しっかりした責任感を持った人材なら、たとえ未経験でも採用します。考え方さえしっかりしていれば、スキルは入社してからどうとでもなります。未経験でもみんなと一緒に走ってくれればOK。一緒に成長できるメンバーを集めたいですね」（代表）

株式会社Libeiro(元pacrel）が設立されたのは、2016年の5月。
商品の発売後、最初の半年は鳴かず飛ばずの状態だったが、2017年の夏ごろから「めっちゃぜいたくフルーツ青汁」は徐々に売れ出した。設立初年度の売り上げは3億円。3年目で売上24億円を達成。

商品が売れるようになったのと並行して会社も組織として拡大。2017年1月に広告担当メンバーが入社したのを皮切りに、続々とメンバーが増加。

「10名ほどだった社員が3期目の2018年に一気に倍以上に増えて会社らしくなってきました。とにかく成長が早いのでまだまだやらなければいけない事、継続して続けていかなければいけないことが沢山あります。土台作りがしたい人も新しい事に挑戦したい人も楽しめる会社だと思っています。自分の成長を感じることが出来る点がリベイロで仕事をする魅力です。」（採用担当）

「本物」という共通の理念を追い求め、今後も社員が一丸となって走り続けるLibeiro。2017年に入社した初期メンバーのクリエイティブ担当の高野純一氏は、Libeiroをこんな言葉で表現した。

「まだまだ少数精鋭で業務を行っているということもあり、色々なセクションのメンバーとの繋がりを深く持ちながら仕事を進めることができるので、困った時には協力してもらうこともしばしば！メンバー同士皆仲が良いので社内は和気あいあいとした雰囲気ですが、仕事においてはメンバーそれぞれがプロフェッショナルです。一人一人の能力がとても高いので、一緒に仕事をしている上でとても刺激を受けていますね。」（高野氏）