株式会社タクミインフォメーションテクノロジー

株式会社タクミインフォメーションテクノロジーは、日進月歩で進化するIT業界において、システムソリューションの開発と販売を行うSASシステムのスペシャリスト企業だ。医薬品開発における様々なITサービスの提供やソフトウェアパッケージ開発/販売、金融/流通/製造/通信/公共の各業種・業界のITソリューションシステム開発など。設立は1997年3月で、東京・池袋に本社オフィスを置く。

タクミインフォメーションテクノロジーという社名は、“優れた技術を持つ人”を意味する“匠”に由来する。お客様をはじめとするすべてのステークホルダーから信頼され、頼ってもらえるような企業でありたい。そんな思いが込められている。

SASは1976年にアメリカで創業して以来、全世界　約80,000サイトで採用される企業の経営課題の解決を支援するアナリティクス・ソフトウェアとして高い評価を獲得。タクミインフォメーションテクノロジーはSASにいち早く着眼し、「絶対的に求められるだろう将来」を見通し、国内に50社を数えるSAS Institute Japanのパートナーグループ企業としての認定を早々に取得。SASによるデータ分析や集計が欠かせない医薬、金融、通信、製造、流通業など様々な業界での仕事をすることで、高度な技術とノウハウを研鑽し、着実にお客様の信頼と実績を積み重ねてきた。現在ではSASの日本国内の主要パートナーのひとつとして、SAS言語の最大の特徴である高度なデータ分析を駆使したソリューションを提供し、ビジネスだけでなく産業界や社会全体に貢献している。

【取引先企業等】
医薬・製薬（58社）、金融・証券・保険（8社）、大学・病院（19施設）、製造・流通（9社）、情報・通信（20社）、官公庁・地方自治体（3団体）　※2022年9月時点

米国のFDA（食品医薬品局）が薬事申請や臨床報告の際に使用を推奨するなど、SASは世界的に信頼されている統計解析プログラミング言語だ。タクミインフォメーションテクノロジーはそのSASを使い、非臨床試験、臨床試験、製造販売後調査の各開発フェーズにおける業務支援でも、多くの大手製薬企業から高い評価を得ており、更にお客様にご好評いただいている様々な自社パッケージ製品の開発・販売も行っている。

・Stat Preclinica
非臨床業務向け統計解析ツールで、77種の統計解析・検定手法を搭載。入力データはEXCELファイルからCOPY&PASTEで読み込むことができ、簡単で使いやすいユーザーインタフェースが特徴。

・XPT Compare
非臨床領域でのCDISC SENDフォーマットのXPORTファイルをＣＳＶファイルに変換して、書式の変更やデータ値の変更（編集）をEXCEL環境で実施し、変更（編集）作業の監査証跡用の履歴情報を取得するためのツール。

・Takumi Macro Series
医薬関連業務における生データから帳票を作成する工程において発生する、様々な悩みを解決するために開発されたツール群。
TMS-aCRF Maker ：たった3ステップでAnnotated CRFを作成
TMS-RTF Statndard ：RTF形式の解析帳票の出力スタイルを標準化
TMS-Check Diff 　　 ：帳票比較の効率化を実現

また、自社開発製品以外にも、医薬品開発業務に必要となる様々なパッケージソフトウェアの代理店販売も行っている。

・nQuery
統計解析業務におけるサンプルサイズ、検出力のシュミレーションの代表的なソフトウェアnQuery Advisorと、中間解析に対応したnTerimとパッケージ化した製品。

・Viedoc
Pharma Counsulting Group社が開発した多言語対応のEDCシステム。Viedocは世界70カ国以上で1000を超える試験の実績があり、洗練されたユーザーインターフェースで治験担当者に快適な利用環境を提供する。タクミインフォメーションテクノロジーでは、「Viedoc」の導入・構築の支援も行う。

　タクミインフォメーションテクノロジーは、SASで蓄積してきたノウハウやリソースを活かし、2017年からRやPython、C#、JMP、Spotfireなど、さまざまな言語やソフトウェアへの取り組みを開始している。また、世界の最先端を行くSASのAIプラットフォーム「SAS Viya」と連携するAI事業を新たにスタートさせた。そのため、SASをはじめとする開発言語やソフトウェアに関するテクニカルなスキルはもちろん、統計学やデータ分析システムを活用するさまざまな業界の知識・スキルを持つエンジニアへと成長できる環境が整っているといえるだろう。

【ワークライフバランス】
2024年4月時点の従業員数は111名で、平均年齢は39歳。勤務体制はコアタイムなしのフレックス制の環境で、自身の裁量で勤務可能なため、月平均の残業時間は約10時間と業界としては少な目。有給休暇も、法令上は入社6か月経過後からの付与でもいいところ、入社時から付与されるという。従業員のワークライフバランスに、入社時から配慮しているのである。そのほか、退職金制度や社員持株会制度、慶弔見舞金制度、スポーツ＆レクリエーション活動費・親睦会費の補助などの制度もある 。従業員の企画による社員旅行では、旅行代金を全額会社が負担してくれる。女性も数多く活躍しており、産休・育休・時短勤務制度の利用実績も多い。産休・育休取得後の復帰率は100％だ。

【教育制度】
教育制度としては、SAS認定資格取得支援として、社内での学習支援や、受講料の会社負担（1試験につき2回まで）、資格取得後の資格手当の支給（2万円～6万円）、統計検定合格時の資格手当の支給（4万円～15万円）、情報処理技術者試験合格時の資格手当の支給（2万円～15万円）などを用意している。また、SAS Institute Japan社の認定トレーナーの資格を持つ社員や講師経験豊富な社員が講師を担当し、社内でも研修や勉強会が適時実施されており、外部の研修や講習にも積極的に参加している。

【キャリアプラン】
組織風土としては年功序列を廃し、チャレンジする社員を尊重。グループリーダーやグループマネジャーはその主体性を尊重した立候補制も取り入れており、ボトムアップ型の組織運営を行っている。自分が取り組みたい業務や仕事内容があればその構想や計画、思いの強さをプレゼンテーションし、会社から承認されればグループをつくり、自らが中心となって業務を進めることが可能。立候補の権利は勤務年数や年齢、性別、国籍などに関係なく、全社員に与えられている。リーダーポストを狙えるチャンスが大きい。

タクミインフォメーションテクノロジーが求める人物像、それは「行動力と信頼」という言葉で表すことができる。好奇心旺盛で柔軟な考え方や素直さを持ち、自ら進んで新しいことにチャレンジし、円滑なコミュニケーションを図りながら顧客やスタッフと信頼関係を築いていける人物像だ。また、データ分析のスペシャリストとして新薬開発や医薬の発展に貢献したい、AIやビッグデータなど最新トピックに興味がある、といった人にも最適だ。