株式会社KMS

株式会社KMS（カレイドスコープメディアサービス）は、ゲームの開発・提供をメインに展開するゲームパブリッシャーだ。
DMM GAMESのプラットフォームで、自社タイトル「オトギフロンティア」「ミストトレインガールズ」「フラワーナイトガール」「天啓パラドクス」をリリースしている。設立は2015年7月で、東京都品川区に本社オフィスを置く。

創業時は、主に広告代理業務を行うメディアプランナー企業として広告クリエイティブを数多く制作してきた。そのクオリティと成果はクライアントから高く評価されてきたが、KMSは広告代理業にとどまらず、2016年から自社コンテンツ開発事業をスタート。「Webサイトビルダー」と「スマートフォン向けのゲームアプリ」の開発を発表した。培ってきた実績を踏まえ、新たなWebサービスを“あったらいいなぁ”から“なくてはならない”サービスへと変えていくことをミッションに定め、ソーシャルゲーム開発企業として新たな一歩を歩みだした。

KMSは、Microsoft社のITスタートアップ支援事業である「Microsoft BizSpark plus」に採用されている。この事業は起業や新サービス開発の際にMicrosoft社のSoftwareや開発ツール、クラウド環境などを1年間無償で利用できるというもので、最大で12万ドル相当のMicrosoft Azureを、2年間無償で利用することもできるプレミアムプログラムだ。このプログラムに採用される要件は、ベンチャー企業として革新的なサービスを開発している企業であること。認定を得るためには、Microsoft社の厳しい審査基準をクリアしなければならない。

KMSは、事業展開における戦略面・利益面での発展性・成長性が認められ、「Microsoft BizSpark plus」に採用。開発スピードをさらに加速することが可能となった。この実績はKMSの「何事にも全力で挑戦する企業」という企業ブランディングにも大きく寄与し、スタートアップの会社ながら大きな信用を勝ち取った。これからも社名の由来でもある「絶えず変化する」ことを理念に、積極的に新技術・新規事業にも挑戦し続け、日本だけではなく世界に向けたサービス開発・提供を行っていく方針だ。

現時点でKMSが企画・開発しているのは、PCのブラウザ上で楽しむRPGゲームだ。PC向けのゲームはスマートフォン向けと異なり、ターゲット層を明確に絞り込めるという利点がある。KMSは、ヒット作を生み出しやすい“手堅い”PC向けソーシャルゲームに的を絞り、2016年からゲーム開発をスタート。

「オトギフロンティア」は「童話系本格ファンタジー」という名の通り、シンデレラや赤ずきん、不思議の国のアリスといった童話の主人公の、その後を描いたゲームだ。現実とは違う、どこかにある絵本の中の世界「オトギノクニ」――、「オトギフロンティア」は、その不思議の世界に調和をもたらす冒険の物語だ。主人公となるのは、強力な力を持っていたがためにオトギノクニに迷い込んでしまった平凡な青年。その青年が持っていた秘めた力が、「エルマイト」という「聖なる力」だ。聖なる力としてのエルマイトと、相反する悪の力「ディマイト」の2つのバランスで成り立っていたこの世界。しかし、そのバランスは崩れ去り、オトギノクニにさまざまな異変が起こりはじめた。歪んだ世界を戻すため、絵本の中の少女たちと繰り広げられるさまざまな冒険ストーリー、これが、「オトギフロンティア」の世界観だ。

今回の採用では主にゲーム領域での職種が予定されており、サーバーサイト、フロントサイド、イラスト、エフェクトなどを積極採用している。

2022年７月時点の従業員数は192名で、20～30代のメンバーがメインの若い組織だ。男女比はおおよそ男性7：女性3の割合で、正社員は中途採用が中心となっている。福利厚生も充実しており、各種社会保険完備はもちろん、広いリフレッシュスペース、ウォーターサーバー完備、定期健康診断（年1回）などを提供している。

人材育成の面ではセミナー参加や書籍購入などの研修費サポート制度がある。社内行事は月1回のペースで食事会兼ボーリングの会（月例〆会制度）があり、多くのメンバーが参加する。そのほか、1人あたり3000円を支援する「部署飲み」支援の制度もある。

KMSの企業風土は、会社のような溜まり場のような、仲のよいメンバー環境が特徴だ。組織の透明感や風通しの良い社内風土も魅力で、和気あいあいとした雰囲気のもとで、楽しく、かつ真剣に業務に取り組んでいる。また、最高のベンチャースピリットをあわせ持ち、成果と報酬、責任と権限を明確に定め、高いモチベーションを保ったまま、仕事のやりがいとそれに見合った収入を得ることができる。

仕事のすすめ方も個人の裁量が大きく、新しい技術やアイディアがあればどんどん提案でき、現場で活かしていくことが歓迎される。応募にあたり、性別・学歴・資格は不問だ。これまでに採用されて活躍している人のキャリアは、半数以上が前職でゲーム業界以外の出身。ゲームが好き、自分がやってみたいサービスやつくってみたいプロダクトがある、という人には、またとない成長のステージとなるだろう。歓迎される人物像は、自分から積極的にコミュニケーションをとれること、やりたいことを自ら発信していきたいという熱意、仕事もプライベートも全力で楽しみたいという人だ。企画段階からゲームづくりに関わることができ、企画から開発・リリースまでをイチから手掛け、看板タイトル、ヒットタイトルに携わることができる、貴重な求人といえるだろう。