株式会社コアシンク

システム開発会社の、株式会社コアシンク。インフラ構築やWebシステム開発、Webサイトの構築・運用、およびハードウェアの販売などを幅広く手がけており、SESによるWebシステム開発支援も行っている。

●インフラ構築
現在、主に従事しているのは通信キャリアのネットワーク構築。特に新規通信キャリアにおけるネットワークなどの最上流の設定・構築を大手SIer経由で受託している。その他、Webサイトの構築・運用におけるサーバー構築の実績もある。

●Webシステム開発／Webサイトの構築・運用
コスメのEコマースや占い系サイトなど、エンターテインメントやライフスタイル領域のWebサイトの運営に客先常駐の形で従事。提示される要件を受け、設計から新規開発・更新、運営まで一貫して手がけるケースが多い。占い系サイトの場合は、総勢100名規模という大規模プロジェクトの一員として参画している。
また、遠隔診療時代を見越し、医療機関向けに独自の問診システムを企画・提案し、パッケージとして開発し複数の医療機関に納入した実績もある。

●ハードウェアの販売・設定
顧客の要望に合わせてPC、サーバー、ルーターなどのネットワーク機器をベンダーフリーの立場で調達し、必要な設定を行った上で納入するビジネス。商談成立の際は、サーバーなどの初期設定が行える貴重なチャンスとして、関心のあるメンバーを呼んでOJTの機会にしている。

＜実績＞
■開発案件

動画視聴アプリの設計・開発
　　大手キャリアの動画配信アプリの設計開発
　　言語／Java、Objective-C
　　OS／iOS、Android(TM)

写真発注アプリの開発
　　デジカメで撮影した画像をWeb上で選択し、現像された写真が送られるサービス。
　　言語／Java、Objective-C
　　OS／Android(TM)、iOS

語学学習チャットアプリの開発
　　言語／Node.js、AngularJS、CakePHP
　　OS／iOS

医療系のWebシステムの開発(パッケージ)
　　初診の患者さんが、自宅や移動中に問診票をオンラインで登録できるシステム。
　　言語／PHP
　　OS／Linux


■インフラ構築案件

プラットフォーム構築（DNS，WEB，DB，Mailの各種サーバー）
　　金融系システム向けの各種サーバー構築
　　民間企業向けの各種サーバー構築

ネットワーク構築（ネットワーク設計、IPアドレス設計、ルータ・ロードバランサー設定等）
　　民間企業向けネットワーク構築

データベース（環境構築、サーバーリプレイス、チューニング）
　　金融系システム向けの各種サーバー構築
　　民間企業向けの各種サーバー構築

セキュリティ環境（Firwallシステム構築、ウィルス対策／スパムメール対策製品導入）
　　民間企業向けのセキュリティ環境構築

インフラ環境保守（常駐及びリモートによるサーバー運用保守）
　　民間企業向けのインフラ環境保守
　　公的研究所向けのインフラ環境保守

同社の設立は、2009年8月。社員数数十名のシステム開発会社から、取引先を守るために代表取締役、CTO、営業部部長の3名がスピンアウトして設立した。
もちろん、守りだけでなく、「新しいサービスを積極的につくっていこう」と次の企業理念を定めた。

【私たちはお客様視点で物事を考え、目先の事にとらわれず、固定概念を捨て、お客様に驚きと感動と満足を提供する事を約束します。そして、失敗を恐れず、新たな事に挑戦し続ける企業でありたいと考えております。】

その“お客様への約束”として、次の3項目を掲げる。

●感謝されるITサービスを提供します。
●真のパートナーを目指します。
●日々改善、進化し続けます。

そして、社名はCore(核)、Sync（同期）を繋げ、“coresync”とした。

“失敗を恐れず、新たな事に挑戦し続ける企業”は、前述の問診システムの開発や、創業直後のeBook配信システムへのチャレンジなどに表れている。

「もちろん、これからもチャレンジし続けます。当社のロケーションが秋葉原ということもあり、次はゲームの開発を構想しています。実際にGoとなれば、新しい人材にもその最上流工程から関わってもらいたいと思っています」と営業部部長の木村俊文氏は意気込む。

同社は、これからの3年間において、人材採用を前提に業績の倍増を図る構え。今後の成長に意欲的だ。

2018年9月現在、正社員は23名で平均年齢は35歳。外部委託のエンジニアを含めれば、50名ほどの陣容だ。顧客は約30社で、現在約20現場を手がけている。20現場には様々な案件に分かれており、自分がやりたい領域のものを選ぶことも可能だ。
「社員だけを見れば、少数精鋭のチームです。帰社日を月1回設け、その日はみんなで食事を楽しんでいますが、とてもアットホームな雰囲気ですね（笑）」（木村氏）

品質の維持・向上の観点では、CTOが定期的（月1回）および不定期に各現場を巡回し、メンバーと面談。技術的な不足点の確認およびリカバーや、顧客の要請の実現策などを詰めている。そのほか、客先のセキュリティに抵触しない限りにおいて恒常的にチャットツールも活用し、常にコミュニケーションを取り合っている。なお、CTOは「PHPにかけては誰にも負けない」という技術力を自負するベテランだ。

人材育成の観点では、さらに新人を一から育成していけるプログラムや評価制度をこれから構築していく予定。「せっかくのチャンスなので、メンバーの意見もぜひ吸収し、いいものにしていきたい」と木村氏は言う。現在、年1回のペースで社員旅行を実施しているが、それに加えて新人育成のための研修旅行も構想しているという。

そんな同社が求める人材像について、木村氏は次のように話す。
「一言でいえば、『ベンチャー・スピリッツのある人』です。当社はまだ整っていない部分が多々ありますが、なければ自分でつくるといった気概でどんどん意見を言い、行動できる方にぜひ来ていただきたいと思います」

新しい自社サービスづくりにチャレンジしたいという人は、要チェックといえるだろう。