株式会社メイシス

業務アプリケーションや組込システムなどのITシステム開発を手掛ける株式会社メイシス。大手メーカーなど5社を歩き渡り、開発、サポート、保守、社内SEなど幅広く経験を積んできた代表の矢田順也氏が2015年に立ち上げたスタートアップ。

現在のメインは、業務システムの開発。
DXコンサル、配車システムの開発、勤怠システムの開発、電力会社の研究開発などに携わっている。

会社として、もっとも力を入れているのが、社員のスキルアップ。
社員の半分以上がIT業界未経験で入社したが、会社でスキルアップ支援によって、入社1ヶ月以内に全員「ITパスポート」資格を取得している。
また、「基本情報技術者試験」については、ほぼ入社2年以内に取得。
これらの資格取得もあって、IT業界未経験でも、システム開発の最先端の業務に従事して、常に技術の習得をしようと、社員全員モチベーションを高くもって仕事をしいる。

そのように語る矢田氏。エンジニアとしての高い技術力を評価されており、事業規模も順調に拡大中。

メンバーを迎え入れるにあたり、矢田氏が考えているのは「社員が安心して働ける会社」を作ること。そのために、給与体系や福利厚生はすべて独自で考え、すべて制度化してあるという。

例えば給与体系。基本給は「年齢」をベースにする。そこに時間外業務が発生した場合の残業代と役職手当、インセンティブがプラスされる仕組みだ。

さらに賞与については、会社の税引後利益の30％を原資とし、査定期間の評価によって年2回、社員で分配する。

変わったところでは禁煙手当を月に5000円支給するといった制度も。

「例えば住宅ローンがあったとして、給与が下がるかもしれないと思いながら働くのは不安なはずです。だから年齢とともに昇給する仕組みを考え、そのうえで頑張りをきちんと評価できるよう制度として明確にしています。

福利厚生についても、基本的な内容は一通り用意したうえで、定期健康診断や退職金制度なども用意。
最近では、通信費補助を新設。常に進化し続けています。

さらに特筆すべきは、スキルアップのための手厚さだ。一人あたり年間10万円までのスキルアップ費用を補助し、自己判断のもとで自由に使える制度を用意。そのうえで社外研修の費用や資格取得のための受験費用などは会社持ち。また、年間5万円までであれば経費の事前申請は不要で、会社のためになることであれば何にでも使っていいという。

「会社の情報は全て社員に公開します。それは売上げ金額、経費、社員全員の評価も含めてです。よく社員に対して『経営者意識を持って仕事をしてほしい』という経営者がいますが、それをするためには会社の経営状況を全て知っていなければ、そんな意識で働けないと思うのです。できる限りの情報を公開し、皆で一緒に会社運営をしていく感じにしていきたいですね」

加えて、「36協定をなくしたい」と矢田氏。その真意は、法定労働時間以上の残業や休日出勤などがそもそも起こり得ない会社にすることだ。オンとオフのメリハリがつけられて、好きな仕事に思いっきり打ち込める環境を用意したいと話す。

矢田氏の創業以来築いてきた信頼関係により、仕事の引き合いは非常に増えている。「一人ひとりの得意を生かした仕事を選べる環境が用意できると思います」と力を込める。

その先に描くのは、自社製品・サービスの開発だ。

「具体的には、中小企業向けのERPシステムを作りたいと考えています。ERPシステムというと大掛かりなものになりがちで、それゆえに中小企業の多くは導入が遅れていると感じています。できるだけコンパクトで導入しやすいシステムをクラウド製品にして提供していきたい、そんなイメージを持っています」

同社は「ITによって中小企業を元気にする」を企業理念にしている。IT技術を活用できていない中小企業に対して経費削減・業務効率向上のお手伝いをしたい、そんな思いを自社製品によってかたちにしていきたいと考えているわけだ。

「だからこそ、メイシスの社員は専門技術者でありたいと思っています。ですから、『スキルアップの意識が高い人』を歓迎します。人生の大半の時間は仕事をするわけで、働く環境が整っていることだけでなく、やっぱり好きなことで成長できるのが一番いいと思っています。好きなことに打ち込み、技術力を上げ、新しいことに挑戦する、そういう意識のある人と働きたいと思います。社員一人ひとりがやりたいことを実現していける会社を作っていきます」

ゆくゆくは自社製品・サービスだけで100％やっていける会社にしたいと意気込む矢田氏。

もし、今の職場でチャンスがもらえなかったり、長く働き続けることに疑問を感じているなら、メイシスであれば一緒に会社の土台から作りながら、新しいことにもチャレンジできる環境があると言えそうだ。

もちろん、今の会社の給与体系や福利厚生、制度面に対して不満がある人や、会社経営やマネジメントに興味のある人にとっても、得られるものが多い環境で間違いないだろう。

大手SIerで15年間エンジニアとしてキャリアを重ね、その後もさまざまな職場環境を肌で感じてきた代表。
今とは状況が違うということもありますが、休日出勤はあたり前、月の残業時間が100時間をオーバーしたケースもあるような時代を生き抜いてきたからこそ、『エンジニアには無理をさせたくない』という想いが現在の勤務形態や待遇面に表れています。
残業ほぼなし、スキルアップ費用の補助などを行っており、「仕事を頑張るためにも、プライベートを充実させたい」「エンジニアとして成長したい」というエンジニアにはピッタリです！