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インタビュー画像代表取締役社長 髙村 真康氏

ご略歴について、お教えください。

東京大学法学部に在学していましたが、肝心の法学以外の事にかまけて卒業の機会を逸し、中退しています。その後、中国で起業する機会を経て父の創業した当社と関わるようになり、2009年7月にグループ企業に入社して中国でオフショア開発会社の立ち上げを手がけます。 しかし、その後中国では人件費が上昇し、スマートフォンが猛烈な勢いで普及していたこともあって、オフショア開発拠点から研究開発拠点に転換することにしました。その仕事に4年ほど関わり、父親の体調が悪化したことで帰国し、13年4月に2代目の社長に就任します。父はまだ64歳で経営意欲があったので、しばらく私との並行期間となりましたが、15年に父が亡くなり、私が正式な社長となりました。

正式に社長に就任してから、どのように会社を運営していきましたか?

創業時から「面白いモノをつくりたい」ということを求心力にしてきた会社です。それが全てといっても良いぐらいのものでした。しかし、業界では老舗といえるほどの歴史があり、安定性のある事業を展開してきたことも大きいので、私は持続的に独自サービスを開発していける会社にしていきたいと考えました。 そこで、組織を見直して部長や課長の職務内容を定義し直し、ランク分けをしてステップアップしていけるように教育体制を整備したり、プロジェクトマネジメントにおいても、気の合う人同士で教え合うといったカルチャーを見直し、PMO監査を組織化して全社的に当たるよう改めています。

社員に対して、どういった存在になってほしいかという思いをお聞かせください。

自社製品も大事ですが、会社の屋台骨を支える受託開発も重要です。当社では、証券・保険・銀行という金融業界台骨を支えるシステム開発を手がけている身として、社員にはそのことに誇りを持って頑張ってほしいと思います。当社の従業員数は100名強ですが、この規模で3業界を手がけているところは他に見当たりません。そうしたところにも、誇りを持ってほしいと思います。 あるベトナム人経営者から「会社とは、バスのようなもの」という話を聞きました。バスの始発から終点まで乗る客は多くはなく、乗客は途中から乗って目的地で降りるものです。しかし、バスに乗っている間は同じ行き先を共有しています。会社も同様で、乗客である従業員は運転手である経営者と同じ方向に向かって歩を進める。当社も、そうやっていろいろな従業員が乗ったり降りたりしながら、39年間もの間、運転を続けてきました。当社の理念や目標を共有し、人生を歩んでいきたいという方に、ぜひ乗車していただきたいと思っています。

髙村さんにとって“仕事”とは?

仕事とは楽しいもの、楽しくするものです。 1日の3分の1、起きている時間の半分を費やすことですから、その質の向上が人生にとって非常に重要なことだと思います。 仕事の質を向上させるために私が心がけているのは、仕事の主旨を考えること。「このことは、果たして会社のためになるのか?単に食べるためにやっているのではないのか?」等とひとつひとつの仕事は何のためにあるのかを意識することが第一歩になると思います。

趣味や、オフタイムの過ごし方とは?

3歳の頃から水泳を続けており、泳力検定で1級を持っています。現在も週1回は泳いでおり、200mの個人メドレーで3分20秒と、健康目的としてはそこそこのスピードで泳げます。 その他、新しいソフトウェアやガジェットが出るといじったりしています。 また最近、職業柄ゴルフを始めました。始めてみて、嫌いではないと感じています。

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