株式会社アイティ・フォレスト

◆設立25年目にして訪れた第二創業期。様々な「技術」をどんどん投入しているSIベンダー
アイティフォレストはSIベンダーとして、これまでクライアントに恵まれ案件も潤沢でした。リーマンショック時に一度だけ赤字になった以外は、大きく転ぶことなくこれまで約20年間、順調に事業成長をしております。
ただ、このまま「堅調」のペースで良いものかと社内で議論になることもあり、より「急成長」をするために、抜本的な動きをするタイミングに差し掛かっています。

1997年に設立した老舗IT企業が設立20年経過したタイミングで、「第二創業期」が今訪れているのです。

現在は、社長も社員も特にアンテナを高く張り、最新の技術情報を収集・共有し、サービス化に向けた検討を行っております。そこで着目し導入をしたのが「Liferay」「Marklogic」「Outsystems」なのです。


◆ 日本で唯一の「Liferay」の正式パートナーとして
Liferayとは、全世界で利用数50万件を超えるエンタープライズ向けNo.1オープンソースポータルプラットフォームです。
Fortune 500を含む様々な業界の有力企業で採用され、国内大手企業およびグローバルカンパニーでも数多く採用されており、オープンソースでありながら、大規模導入でも実績のある製品です。

アイティ・フォレストは、米国Liferay社正式パートナーです。日本において先駆者・第一人者として、そのプロダクトをフックに地方自治体、大手飲食会社、大手不動産会社などに取引を広げています。


◆「MarkLogic」とは既に正式パートナー契約。次なる柱となる「NoSQL」の分野
「NoSQL」はNot only SQLの略で、その名の通り、SQL言語を使わずにデータの操作ができるデータベースを指します。データベースはRDBMSとNoSQLに分かれますが、RDBMSは、複雑なデータ構造を持つデータの取り扱いに向いている反面、その複雑さによりデータの肥大化によるDBの性能劣化を招きやすいです。そして、SQL言語を習得する必要もありますね。NoSQLはSQLを使わないため、一般的なプログラムの知識があれば操作できるものがほとんどです。

この領域で先行しているプロダクト『MarkLogic』（米国MarkLogic社）とは既に正式パートナー契約を締結し、顧客向けの開発を行い、実績を積んでいる。AIやビッグデータの領域が注目されるなか、テキストだけでなく、画像やメタデータなどを含むあらゆるデータを管理できるNoSQLデータベースは、今後、間違いなく主流となる技術と見込んでいます。まだ取り組む会社が少ない今、先駆者として市場を切り拓き、存在感を示していく考えです。

だが、もちろんこれも「今」の姿でしかない。これまでもこれからも、常に時代の半歩先、一歩先を見据え、新しい技術に果敢に取り組んでいきます。


◆世界トップの超高速開発ツール「OutSystems」を用いた開発支援
OutSystemsは開発プログラミング工程を自動化するという高速開発ツールです。
言い換えると「世界中で利用されているモデル駆動型開発基盤」になります。モデル駆動型開発とは、システムの設計情報からソースコードなど実装物をそのまま自動生成する手法で、コーディング業務をなくし、人為ミスを減らすという考え方です。
本来ある要件定義/設計/開発/テストという工程を、OutSystemsでは設計情報のみあればこれらの工程はすべてソフトウェア上で完結できます。
アイティ・フォレストでは顧客に対して積極的にOutSystemsを導入いただき、技術的なレベルを1つ、2つ上げていただくように試みています。

◆日本でいち早く着手した「オフショア開発」が功を奏し、設立直後から受託案件が急増

アイティフォレストは1997年に設立直後、当時ではまだめずらしい「オフショア開発」を手掛けておりました。代表の恒吉が前職でオフショア開発に携わっていたことがきっかけです。

IT業界では、会社を立ち上げた直後、どうしてもSES形態になることが多いです。理由はマンパワー不足。社員一人ひとりが別の現場で仕事をすることになり、帰属意識が希薄化し退職者が定期的に出る。そして採用をする。これを繰り返すことにより会社が成長しないことはよくある事例です。

アイティフォレストは海外にチームを持つことにより、設立直後のマンパワーが少ない時期から大きな開発案件を「受託」にて請け負うことができたのです。
受託案件ですので、社員は「社内開発」をすることができ、且つプロジェクトの上流から下流まで見ることができ、社員にとってもやりがいが大きい仕事を提供できておりました。

また、担当するプロジェクトの約7割がエンドユーザー直取引になります。
請け負うプロジェクトの規模感も大きく、2次請SIerに渡すだけではなく、海外のグローバルチームとコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進行していきます。大手企業がオフショアを活用する際は開発案件を丸投げしていることが多くございますが、アイティフォレストは密にコミュニケーションを取りながら進めていきます。

基本設計をする際は日本に来ていただき、Face to Faceでコミュニケーションを取ります。現在は中国にある2社様と連携して開発を進めています。


◆ベンチャー企業/中小企業では「受託」を受けれることが難しい実態

「受託」開発はある程度のマンパワーが必要です。
小規模な受託開発の場合、数名で開発を進めることができますが規模が小さいと受託のうまみはありません。中規模〜大規模の受託開発の場合、ある程度のマンパワーが必要です。常時、10名以上のキャパが準備できているIT企業は少ないかと思います。

アイティフォレストは設立直後から数十名規模の企業ながら、常時5つ以上の「受託」開発案件を請け負っておりました。中国に3社の開発会社と繋がりを持ち、開発のマンパワーを常に確保できていたことがアイティフォレストの強みとなっています。


◆ビジョンである「IT（情報技術）の源として、あらゆる情報リソースを発信します」について

アイティフォレストは「大企業に負けない」「大企業が真似できない」ソフトウェアクリエータの異端児という強みを生かし、きめ細かいサービスを専門特化した高度技術で新しいWEBシステムソリューションサービスを提供し続けます。

受託開発比率が高い企業のため、SES企業のように社員のほとんどが別会社に出向しているわけではありません。そのため、SES企業と比較してもビジョナリーな会社は作りやすい環境はあります。

ビジョンの中でも「大手企業が真似できない」という部分に重点を置いています。

代表の恒吉は元々大企業に在籍しており、大手企業のスピードの遅さ、ルールの多さにジレンマを感じていました。顧客の要望に対して応えることができないことが多々あり、アイティフォレストではその解決をしたいと思っていました。
例えば、大手企業はプロジェクトの上流部分のみを担当することが多く、開発以降は担当しないことが多いです。また、体系化され役割が決まっています。アイティフォレストはプロジェクト全体を担当することが多く、顧客からの要望も応えやすいのです。

手順に沿って動くだけでなく、お客様にとってどの選択が一番いいのか考え、動くことができる。お客様それぞれにより良いものを提供できております。

そのような信念の下、技術を追求するアイティ・フォレスト。恒吉氏は、これから来る人へも「先を見る目を持ち、新しい技術にチャレンジしたい人に来てほしい」とメッセージを送っています。また、「能動的に自分の意思を出してほしい」とも。同社では世界中から見つけてきた新しい技術や新しいプロダクトを社長に対してどんどん提案することができます。大きな組織では、しばしば自分の意思は埋没してしまいます。だが同社には、声を上げれば受けとめ、さらには議論することができる社長と仲間たちがいますし、チャレンジする環境は整っています。

やりがいも十分あります。エンドユーザーとの仕事が半分以上を占める同社。お客様の声を直接聞きながら、仕事を進めることができます。「当社なら、エンドユーザーと仕事をする喜びを必ず味わえます。また、受託にこだわるのは、エンジニアとしての成長ややりがいを感じてほしいからです。それぞれが目標を立て、会社は、その目標に沿ったキャリアアップを支援していきます。この規模の会社なので、案件を通じて上流から構築まで一通りの工程を早い段階で経験でき、マネジメントも含めたエンジニアとしての成長を実感できるでしょう」（恒吉氏）
一人ひとりの経験値を広げることで、アイティ・フォレストという会社の地力を底上げすることを目指しています。

同社はチームプレーを基本とし、OJTで学ぶことのほかe-ラーニングも導入しています。マネージャー、エンジニア、プログラマーとそれぞれのクラスに特化した教育コースを、全社員が受講できるようにします。この規模の会社としては破格の充実ぶりといえます。OJT、Off-JTの両面でスキルアップ、キャリアアップの道筋がしっかり整っている点は、大きな魅力です。社内の雰囲気も良好で、月に一度、自由参加でみんなが集い、飲食をしながら親睦を深める場も用意されています。

恒吉氏が先を見通す目を持つことで、同社が手がけるべき技術であったり、社員が身につけるべき知識や技術へと落とし込まれ、効果を上げているアイティ・フォレスト。今、これを読んでいる人のなかには、成長の道筋が描けなかったり、たった1人でSESの現場に送り込まれていたり、目の前の案件をこなすだけの毎日に限界を感じていたりする人もいると思います。そのようなエンジニア特有の不安や不満を解消できる環境が、ここにはあります。同社に勤続10年以上の社員が多いのは、働きやすさと、いくつになっても活躍できる場があることの表れです。着実にキャリアを重ね、常に新しい技術にも向き合う同社は、エンジニアにとって、魅力に満ちた会社です。