医療法人社団有恒会 オザキクリニック

1997年12月の開院から、美容クリニックとして20年以上、確かな技術と真摯な想いで信頼と実績を積み重ねてきた、医療法人社団有恒会オザキクリニック。東京都羽村市で誕生した同院は、東京都新宿区の新宿院、東京都目黒区の目黒祐天寺院を加えて3院へと増え、着実に歩みを進めている。

同院のコンセプトは、美容外科、美容皮膚科、再生医療、美容内科と多角的なアプローチから、人々の悩みを『ホリスティックに（包括的に）診る』こと。技術レベルを高水準に保つことだけでなく、待遇やホスピタリティにも気を配り、高い人気を集めている。新宿院では、国内外から1日に平均60を超える予約が入っているなど、海外から同院を訪れる人も絶えないという。

そんな同院は、今後、WEBコミュニケーションに注力し、「美」や「健康」に悩みを持つ人々に安心できる情報を提供していこうとしている。総務部の國井氏に状況を伺った。

「WEBサイトを見て来院してくださる方を増やしたいと考えています。また、当院には中国をはじめ海外の方も多くいらっしゃるので、グローバル化も意識して力を入れています」（國井氏）

同院では、WEBサイト等の広報関連の企画をはじめ、総務や人事、経理に関わる業務を新宿院に集約。WEBコミュニケーションを担う企画室も同じく新宿院に配置している。

「企画室では、医療現場と一緒になって企画を練り、WEBサイトを制作したり、季節によってキャンペーンを展開したりしています」（國井氏）

根底にあるのは、WEBサイトを活用して同院への理解を広めたいというミッション。次のステップとして、WEBでの発信力向上のため、新規サイトの構築や、SNS、メールマガジンのさらなる活用を視野に入れている。WEBマーケティングへの取り組みも深めていくという。

「WEBマーケティングの領域については、これまで専任者がおらず、兼任になっていました。俯瞰的な視点から、WEBコミュニケーション全般を強化していきたいと考えています」（國井氏）

オザキクリニックは、どのようにしてWEBコミュニケーションを強化しようとしているのだろうか。企画室の蓑原氏に伺った。

「まず、WEBマーケティング領域の強化を優先して考えています。現在行っているWEB施策のブラッシュアップは勿論ですが、新たらしい目線での企画立案や効果分析を踏まえ、常にクリニックからの情報発信をしていきたいと思っています。私たち企画室は、エンドユーザーであるお客様と直接コミュニケーションをとっている医師や現場スタッフの声を自分たちでキャッチアップしながら、実態に即した情報を元にWEB施策の精度を高めていきたいと考えております。私たちがクリニックに併設されたオフィスで就労していることが会社にとっての強みであり、その強みを結果につなげていくために、どうすべきかを念頭に置きながら、WEBサイトのコンテンツなど、制作物のディレクション力の向上も計っていきたいと考えております。ユーザーにとって有益な情報発信を行うことは当然のことながら、発信した情報によって、敷居が高いとされている“美容外科・美容クリニック”へのご予約やご来院の後押しをすることが私たちの大切な役目です」（蓑原氏）

ECサイト的な運用方針を取り入れ、メールマガジンの配信やSNSでの情報発信なども含め、利用者から反響を得られるWEBサイトを構築していこうとしている。その中心となり施策をコントロールしていくのが企画室だ。同院では企画室のメンバーを増員し、より強固な体制を作ろうとしている。

「ユーザーありきのWEBサイトであることと同時に、業界で働くプロとして正しい情報発信をすることを念頭に置きながら、WEBサイトコンテンツやキャンペーンを企画するように心掛けています。また最近ではSNSや美容医療のプラットフォームで情報収集するユーザーが増えてきているため、時流に沿った情報提供にも積極的に取り組んでいきたいと考えております。定期的にSNSやメールマガジンは配信していますが、SNSに関してはまだまだ活用しきれていないため、新規メンバーをお迎えし、企画から携わっていただき、メンバー全員で強化していきたいですね」（蓑原氏）

企画室は少人数で運営されていることもあり、メンバーそれぞれが企画、制作、画像調整、マーケティング、アクセス解析、効果検証まで、幅広く携わっている状況だ。WEBサイトについては、内製部分もあるが、外部に委託している部分も少なくないという。外部へのディレクションも必要になるが、業務量が適切に配分されており、大きな負荷がかかることはないという。ポジションのメリットについて國井氏に聞いた。

「全ての工程を見ることができますので、自分の意思でどんどん進めていける環境だと思います。当院の場合、WEBを制作すると、自分が作り上げたページにアクセスが集まり実際に来院してくださるので、分かりやすい形で結果が出ます。達成感がすぐ味わえると思います」（國井氏）

メンバーに与えられる裁量が大きく、風通しも良いため、自らのアイデアを実現しやすいのもメリットといえるだろう。

治療によって得られる『心の満足感』を大切に考えているオザキクリニック。働きやすい環境作りにも配慮している。

「業務スケジュール、業務分担の工夫で、業務効率を上げることができると考えております。どれだけ仕事に時間をかけたか？ではなく、どれだけ仕事の質をあげられたか？という考え方。大前提としてメンバー間での協力体制が重要となりますが、現況の残業時間は平均して月10時間以内です。」（蓑原氏）

「施術やコスメの社員割引販売」もあります。インフルエンザの予防接種も受けられます」（國井氏）

同院内は女性が多く、社販で施術を受けたり、化粧品を買ったりするスタッフも多いそうだ。また、新宿院は街中にあるが、ランチタイムの混雑とは無縁という。

「昼休みは好きな時間に1時間とれますので、ピークを外してゆっくりできます。通勤もしやすいですし、良い人が多いので、働きやすさはあると思います」（國井氏）

では、同院にはどんな人が合うだろうか。國井氏、蓑原氏に聞いてみた。

「美容に関心、興味があるとか、綺麗になりたいという想いがあると楽しく働けると思います。小さな組織で他部署との連携が多いので、コミュニケーションを大切にしている人、いろいろなことに挑戦してみたいと考えている人に向いていると思います」（國井氏）

「人数が少ないので、何かひとつに特化してきたというよりは、ゼネラリスト的にやってきた人の方が合う環境かもしれないですね」（蓑原氏）

美容関連に詳しくなくても、研修制度が充実しているので安心だ。

「企画室の入職に際しては特に研修を設けずOJTで業務に入ってもらいます。ただWEBやマーケティングの知識が充足していても取扱う美容や医療分野での知識を研鑽していくことは仕事のパフォーマンスを高めるためには大切なことです。タイミングが合えば現場スタッフの研修にご参加いただくことも可能です。美容について皮膚理論から座学で学ぶ研修があるので、ぜひ活用していただきたいです」（國井氏）

美容に興味があり、落ち着いた環境でじっくりと自社サイトを育て、成果を上げていきたいと考えている方は、ぜひオザキクリニックに声をかけてみてはいかがだろうか？