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学校法人洛陽総合学院 洛陽総合高等学校

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ユニークな先生たちが、教科書に頼らないオリジナルの授業を考え、つくっている学校

企業について

学校法人洛陽総合学院は、京都市で総合高校1校と幼稚園2園を運営している学校法人だ。洛陽総合高等学校は、京都市内でただ1つの総合学科の高校で、「一人ひとりの個性を尊重し、自己実現をサポートする学校」を目指した教育活動をおこなっている。洛陽総合高等学校の起源は大正13年(1924年)までさかのぼり(洛陽高等技芸女学院として創立)、その後、2度の校名変更を経て、平成11年(1999年)に現在の校名となった。

創立者の土屋せい氏は、自身の苦難に満ちた人生から「人は実社会で生きる力を持たねばならぬ」と痛感し、職業的技術こそが人間に必要な技術であり、「人の道」であると考えた。この道による「生きる力」こそ、人が自ら考え、主体的に判断し、行動するための総合力であり、「必要な資質や能力などの技である」とした。この想いは現在にも受け継がれ、校訓には「誠実・勤労・忍耐・温和の精神を養う」という言葉を掲げる。教育の基本方針は、「個性を伸長する教育をし、多様な社会のニーズに対応できる能力を養う」ことを第一する。

学校長を務める土屋智裕氏はこう語る。
「社会がどれほど変化しても、一人ひとりの生徒が、幸せに生きるために必要な力があります。本校では、すべての生徒が社会人として求められる人財となるため、“自分をよく見つめ、自己の特性を発見し、時代の変化に負けない力”を育むことを目指しています」

洛陽総合高等学校の最大の特徴は、「偏差値で測れない学校」という点だ。中学時代は目立たなかった生徒が、洛陽総合高等学校に入学してから授業を通して“学ぶ面白さ”を知り、希望する進路を見つけていく。総合高校として20年の歴史を通して、“生徒が元気な高校”としての評価を、少しずつ高めてきているところだ、と土屋氏は語る。他校とは違うユニークな教育から、専願入学者が非常に多いのも特徴の一つ。

「他の高校ではできない、先進的な取り組みこそが、本校の最大の強みです」(土屋氏)

洛陽総合高等学校では、2年次から5系列(教養、情報、調理、美術・工芸、保育・福祉)のいずれかに所属する。

教養系列は、大学進学や公務員を目指す人に向いた系列だ。主要5教科を中心に学ぶが、中学までの基礎をしっかり学び直したい、というニーズにも応えている。「覚える」よりも「わかる」を重視し、5教科をきっちり進めていくうちに訪れる、「あれ? 私って数学できるやん」という実感を大切にしている。

情報系列は、ゲームが好き、SNSが好きという人に向いた系列だ。コンピュータの基礎を学ぶほか、ゲームをつくったりSNSのアプリを考えたり、実践的なカリキュラムを取り入れている。提携校の推薦で大学や専門学校に進む人も多く、映像クリエイターを目指す生徒もいる。科目は情報メディアや情報文化、映像文化、CGアート、映像制作、DTMなどがあり、情報検定など資格取得を目指す時間も設けられている。

調理系列は、食についての基礎知識や、調理の基本技術を学ぶ系列だ。京料理の板前さんやプロのパティシエさんを招き、技術を目の前で見せてもらうこともある。調理の専門学校や生活系の大学・短大に進学することもでき、調理師となって活躍する人も多い。

美術・工芸系列は、絵が好き、ものづくりが好き、きれいなものを見るのが好きな人に向いた系列。卒業後は美術系の大学や専門学校に進学する人もいるが、地元・京都の工芸系の会社に就職する人もいる。

保健・福祉系列は、保育士や幼稚園教諭などを目指す人や、福祉施設で働きたい人が対象。人への接し方も学ぶことができるため、接客業に就職したい人にも向いている。

このように、洛陽総合高等学校では系列ごとにさまざまな特色がある。社会の変化に対応するため、絶えず科目や授業内容の見直しもおこなわれている。多様であるが故に進路を選択できないといった問題もあるにはあるが、生徒の向学心を大切にし、一人ひとりとていねいに関わりながら、責任を持って進路選択の指導を心がけている。

洛陽総合高等学校は、京都市中心部の円町に位置し、JR山陰本線「円町駅」から徒歩5分の場所にある。前身の洛陽女子高校からの長い歴史、京都市内唯一の私立総合高校、そして、最新の機材が揃った特別教室を備えた真新しい校舎――、これらの特徴から、京都の人々に広く親しまれている。「既成概念にとらわれない」風土があり、カリキュラムにはユニークな科目が並ぶ。職員室はオープンで、校舎内にはフリースペースも豊富に設けられ、教職員と生徒の距離はとても近い。

授業では、教科書の出番は比較的少ない。先生が生徒の興味や知識にあわせ、教材を自分でつくるよう心がけている。そのため、授業風景は「教科書を読むだけ」、「板書するだけ」といったものとは違い、元気で明るいものとなっている。テストのための勉強ではなく生徒のための授業であり、「伸びる」ことを考えて、授業を「つくっていく」のは洛陽総合高等学校ならではの醍醐味といえる。生徒が面白く授業を受けて「わかった」顔になってくれることが、先生にとって一番の幸せとなるだろう。

名物授業は各系列にあるが、情報系列では「映像制作」の授業が一番の名物だ。授業中につくった作品はNHKのEテレ系列「テクネ映像の教室」で放送されたこともあり、いろいろな賞を受賞したこともある。作品づくりの際は、先生が机の上に立ち上がることもあるという。先生も生徒も一緒になって、考えてつくることを何よりも大切にし、「教える」「教わる」だけでない、「気づき」を得ることを重視している。

教員や塾講師の経験がある人ならわかると思うが、教えることを通じて、生徒から学ぶことも多い。学ぶ姿勢を常にもち、探求していこうという気持ちが、自己成長を後押ししてくれる。また、映像制作などは教科指導を超えて個人制作もおこなう場合があり、国内外問わずコンペなどに挑戦する機会もある。一人の先生として、技術や知識を伝えることとは別に、ともに「過程」を歩んでいく実感も得られるだろう。

企業情報

会社名

学校法人洛陽総合学院 洛陽総合高等学校

業界

サービス系 > 人材サービス(紹介/派遣/教育/研修)

サービス系 > その他サービス系

設立年月

1924年06月

代表者氏名

土屋 智裕

事業内容

洛陽総合高等学校の運営

株式公開(証券取引所)

従業員数

80人

本社住所

京都府京都市中京区西ノ京春日町8

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