株式会社コンピュータマインド

株式会社コンピュータマインドは、現在の相談役が「自分たちがおもしろいと思う仕事をしようよ！」という想いを持つエンジニアと共に創業した、山梨の甲府市に本社を置く受託開発を中心に事業展開をしている企業です。
1991年の創業から現在にかけて制御系およびパッケージ製品の開発を中心に、スマホアプリやWebシステムまで、幅広い受託開発を展開してきました。2014年頃からAIや機械学習の研究開発、2018年頃からSLAMや3次元点群などの研究開発に着手し始め、AIのモデルの開発からアプリケーションの開発までワンストップでできる企業となりました。
現在は山梨以外にも東京の西新宿にもオフィスを構え、山梨と東京の本社二拠点体制になり、それぞれの拠点で80人ほどが働いております。

コンピュータマインドは、長きにわたりエンジニアとして活躍できる土台づくりの一環として、最先端技術を用いた新規事業に注力しております。具体的には、ディープラーニング、機械学習、データマイニング、GPU、3D点群データ処理、SLAMといった技術になります。

ディープラーニング関連では、画像分類や物体絵検出、セグメンテーションなどのノウハウを蓄積しております。画像分類は製品の外観検査などに有効な技術として、工業製品だけでなく自然素材の物体にも適用可能です。画像の中に存在する物体の位置とカテゴリーを検出する物体検出では、写真や動画から「人」、「自動車」など人間が認識しやすいものを対象に検出する“一般物体検出”を研究しております。ピクセル単位でクラス分類をおこなうセグメンテーションでは、1枚の画像の中から複数のオブジェクトを認識した上で、高精度な認識を行っております。

大規模化、複雑化が進む生産システムで重要とされる時系列データ解析では、AIを活用した解析を提供。CPUと同じような汎用計算処理をGPUにさせる処理高速化技術や、小型デバイス（Nvidia JetsonやAltera,/Xilinx社製 FPGAなど）の実用性研究などが進められており、また、組込用推論ライブラリ（DLEL：Deep Learning Embedded Library）を独自に開発し、最適化されたタスクフローにより最大38％の高速化を実現しました。

AIシステム開発では、上記のAIの知見と、創業から受け継ぐ開発技術を活用し、AIとアプリケーションを組み合わせたシステム開発に取り組んでおります。自社サービスとしてディープラーニング画像処理パッケージPC「DeepEye」を提供しており、画像分類・物体検出をおこなう学習パッケージPCとして導入が進んでおります。また、AI関連の自社プロダクトを複数開発しており、そのほか、AI技術を自社システムや製品に導入したい顧客に向けて、技術的コンサルティングも提供しております。

今後は、AI関連の事業を事業部化し、より専門性を高めていきつつ、今後は大学や公的機関との連携や、AI専門人員の増強も進めていく方針です。

2024年7月時点の従業員数は160名で、うちシステムエンジニアが130名、AIエンジニアが30名を占めます。平均年齢34.7歳で、男女比は男性：女性＝5：1の比率。女性の管理職が1名在籍しております。育児・介護休業制度が完備され、休業後の復帰もサポート。月平均の残業時間は11時間以下で、ほとんどの社員が19時に退勤しております。

主な福利厚生は、各種社会保険完備はもちろん、財形貯蓄、退職金制度、共済会制度（慶弔・結婚祝金）、保養所、同好会活動（ゴルフ、フットサルほか）などがあります。手当の項目は、通勤、残業、家族、住宅、資格取得などがあります。昇給は年1回、賞与は年2回あり、業績により決算賞与が支給されることもあります（設立以来、20年以上連続で支給継続中）。

社内イベントは社員旅行などがあり、これまでハワイ、オーストラリア、グァム、沖縄、台湾などへ行きました。社内イベントが少ないこともあり、約8割の社員が社員旅行に参加しております。また「AZUMMER SONIC」というライブイベントでは、毎年社内から5～6組の社員バンドが参加し、オリジナルTシャツを着て盛り上がりました。

人材育成面では、さまざまな社内研修がございます。社外講師を招いての研修では、コーチングやビジネスマナーなど、社会人としての一般常識から自己啓発セミナーまで幅広く実施しております。社員が講師を務める社内研修では技術的な講習をメインに実施し、社外セミナーの受講内容を社内にフィードバックするなど、社員が学んだ技術をほかの社員とシェアする文化が根付いております。「フリープラン研修」として費用:30万円、期間:2週間の範囲内で自由に企画・実行できる制度や、研修プランを自分で考え、提案できる制度もあります。