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株式会社ネクスト・アイ

  • IT/Web・通信・インターネット系

「コンサルティング×自社開発」のハイブリッド。大阪発・急成長テック企業が描く、エンジニアの新しいキャリア論。

自社サービス製品あり
カジュアル面談歓迎

企業について

株式会社ネクスト・アイは、大阪・新大阪に拠点を構え、中堅・中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するITコンサルティング企業だ。従業員数50〜600名規模の企業を主戦場に、関西のみならず東京、北陸、中四国、九州へとその勢力を拡大している。

2018年の創業以来、同社の中核を成すのは、世界シェアNo.1のCRM『Salesforce』の公式パートナー事業である。導入から定着化までを一気通貫でサポートするスタイルだが、競合他社と明確に異なる点がある。それは、「在籍するコンサルタント全員が、開発エンジニア出身」という事実だ。

単なるツールの設定代行ではない。彼らはコードが書けるコンサルタントとして、基幹システムとの複雑な連携や、独自機能のアドオン開発までを完全内製で完結させる。この「技術に裏打ちされた提案力」こそが、同社の真骨頂だ。 その実力はメーカー側からも高く評価されており、創業わずか1年で、その年最も活躍した新人パートナーに贈られる「Rookie Partner of the Year 2019」を受賞。関西に数あるパートナー企業の中でも、頭一つ抜けた存在感を示している。

この急成長の背景には、代表取締役CEO・飯田慎一朗氏の存在がある。飯田氏自身が長年エンジニアとして、またビジネスマンとしてセールスフォース・ジャパン社と築き上げてきた信頼関係が、創業期からの潤沢なプライム案件獲得を実現させたのだ。

一方で、ネクスト・アイは「受託」の枠には留まらない。 現場のリアルな声から生まれた自社プロダクト『kyoumo』の開発・展開も、同社のもう一つの顔だ。米国生まれのSalesforceに対し、日本企業特有の「日報文化」をフィットさせるべく開発されたこのツールは、リリース直後からユーザー企業やSalesforce営業担当者の間で話題となった。 現在は、Salesforce連携版の枠を超え、単体で動作するSaaSとしてのブラッシュアップも進行中だ。

確かな技術力を持つ「コンサルティング事業」と、自らの手で市場を切り拓く「自社プロダクト事業」。 この2つの柱を武器に、ネクスト・アイは今、次のステージへと駆け上がろうとしている。

飯田氏は新卒で大阪市内の中堅Sierにエンジニアとして就職。10年以上に渡り、主に医療系のシステム開発に従事していた。『Salesforce』に関わり始めたのは、起業する5年ほど前のことだ。当時、『Salesforce』は東京では導入企業が増え始めていたが、関西ではほとんど認知されていない状況だった。

「それまで大手の下請けで業務アプリケーションの開発に従事する中で『Salesforce』の存在を知りました。これがあれば今までやっていたような開発はいらなくなる。時代はそっちに流れて行くのかなと思いました。興味を持って調べると、コスト的には何億円もの開発費用が捻出できない中小企業でも導入しやすく、うまく使えば高い効果も生み出せることがわわかってきた。これはぜひ普及させるべきだと思い、自ら手を上げて事業化しました」(飯田氏)

だが、営業支援システムの導入効果は見えにくいもので、導入すれば業績が上がるというものでもない。そこで導入時には、業務のプロセス化と、これまで見たくても見えなかった数値の可視化を目指すことになる。そのためにはクライアントへの丁寧なヒアリングが欠かせない。クライアントと向き合い、業務を整理し、必要な機能を組み合わせて、顧客が求めるシステムを実現していく。

試行錯誤を繰り返しながらも、サポートをコツコツと積み上げることで、顧客からの評価、そしてセールスフォース・ドットコム社からの信頼を獲得。少しずつ事業を軌道に乗せ、最後には事業部を10名弱のチームへと成長させるに至った。その後独立を決意し、志を共有するメンバーとともにネクスト・アイ社を設立したのである。

掲げた理念は“イマよりいい未来を創る”だ。世の中が大きく変わる中、昔の成功や慣習に引きずられている中小企業は少なくない。そんな会社も、新しい視点で事業を進めることが出来れば大きく変わるはず。そのきっかけの1つが『Salesforce』だと飯田氏は語る。

「中小企業のお客様の事業が円滑に回るサポートをしたいという想いで起業しました。売上だけではなく、そこで働く従業員の方々が仕事を楽しめるようになればすごく良いなと思います」(飯田氏)

飯田氏が最初に『Salesforce』に関わり始めてから10年弱。その間、関西における『Salesforce』の認知度も上がり、「周りが導入しているからうちも導入する」という企業も増えた。さらに近年は景気の低迷と労働力不足が導入を後押ししている。そういった背景のもと、同社にも引き合いが増えているという。

同社では創業から2年半の間にコンサルタントを2名から8名(2020年6月)へと増員しているが、それでもニーズに応え切れていない状況が続いている。そのため今後は、さらにコンサルタントの採用を強化したい考えである。

現状では、『Salesforce』のコンサルタント経験者は稀少な存在だ。そこで同社は未経験者を採用している。現在在籍するコンサルタントも創業メンバー以外は全て未経験者で採用した人材だ。共通点はエンジニアとしての実務経験である。コンサルタントとして自立するには平均2年程度の期間を要するが、要件のヒアリングやシステム構成の設計、システムの構築(設定、プログラミング)など、エンジニアとしての経験が活かせる業務内容なのだ。

「魅力はお客様と直接会話が出来ること。ソフトハウスは元請けのベンダーさんとしか会話をしないことが多い。弊社はお客様と直契約して、現場の声も直接聞くことができ、その中で感謝の言葉も直接いただけます。何年かソフトハウスにいて疑問を持ち始めたようなエンジニアにとっては、こういう業界があることを知れば、また違った可能性が見えてくるのではないでしょうか」(飯田氏)

一方、自社製品『Kyoumo』の販売を担当する営業職の採用も開始している。営業部門はゼロからの立ち上げとなる。『Salesforce』の導入と定着化を支援してきた経緯の中でマーケティングや営業のノウハウは蓄積してきた。今後はそれを自社の事業に落とし込んで行きたい考えだ。自社製品をフックに他社との差別化を図り、『Salesforce』の公認パートナーとして関西一のポジションを狙う。

同社では、理念の浸透を重視するため極端な規模の拡大は目指さない。当面はせいぜい30名ぐらいまでと飯田氏は語る。職種にかかわらず、何事も自分事として捉えられる人材を採用し、少数精鋭による会社運営をしていく考えだ。

「“イマより良い未来を創る”という理念は、社内にも当てはまります。お客様の事業が円滑化することで弊社も売上が拡大し、社員の報酬が増え、仕事を楽しめるようになるでしょう。その中で一人一人がこの会社に入って良かった、もっと良くしていきたいと思ってもらえれば嬉しい。お客様と直接会話をして、お客様のために仕事をすることで世界は広がります。成長を実感しながら私達と一緒に会社を創っていきましょう」(飯田氏)

企業情報

会社名

株式会社ネクスト・アイ

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、自社サービス製品あり
資本金

1000万円

設立年月

2017年10月

代表者氏名

代表取締役 飯田 慎一朗

事業内容

クラウドサービスの導入・活用支援

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

14人

本社住所

大阪市淀川区西宮原2-1-3 SORA新大阪21 10階

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