株式会社コンセプトラボ

映像企画・制作、CM・PV開発、ゲーム開発、2Dデザイン・イラスト制作など、映像を軸とした事業を展開し、順調に成長を続けている株式会社コンセプトラボ。エンターテインメント業界や映像制作業界の第一線で、プロデューサーやクリエイターとして活躍していた4名が集まって2017年2月に設立した。

代表は、遊技機メーカー出身のプランナー・プロデューサーで、CMなど映像制作を手がけたメンバーを含めて会社を立ち上げた。設立の経緯について、次のように語る。
「モノ作りに携わりながら感じていたのは、予想以上のスピードで市場が変化しているということでした。事業の境目が常に変化し続けるが故に、一つの事業に固執すると市場の変化に対応しづらくなる。だからこそ、多事業展開が出来る映像制作で市場の大きな変化を捉えることで、既存事業の変化を読み取りもの作りの価値を高めていきたい」。

現在、同社ではCM、エンターテインメント、ゲーム、プロモーションと４つの分野を中心として多種多様な映像制作を手がけている。特徴は４つの分野共に企画から制作までワンストップで対応できることだ。

「映像制作会社の多くは、映像を作ることが中心の会社がほとんどです。一方、企画会社は企画だけで映像制作部門を持たないところがほとんどで、当社のように企画から制作さらにプロモーションまで手がけている会社は多くありません。一貫しているが故に、映像制作が受け仕事でなく社内で考えて提案する攻め姿勢の映像制作が弊社の特徴です。また、CM・ゲーム・アニメなど様々な業界出身のプランナーやデザイナーが揃っていて、幅広いジャンルの映像の企画から制作まで一貫して自社で行うことができるのが当社の強みです」。

ユーザーのニーズをしっかり汲み取る企画力とクオリティの高い映像は、エンターテインメント業界やゲーム業界などのクライアントから高い評価を獲得しており、設立以来順調に実績を重ねている。それに伴って業績も好調で、売上高は毎年倍々のペースで拡大中だ。

現在、コンセプトラボは約70名体制（2024年4月時点）。組織はCMの制作を手がけるグループ、エンターテインメントやゲーム、プロモーションの企画・開発を行うグループ、そして新規事業を手がけるグループに分かれている。映像制作に当たっては、プロジェクトごとに社員の中からプランナーやデザイナーなどのメンバーを選出して制作チームを構築し、進めていくスタイルだ。

分野ごとに手がけている仕事を紹介すると、まずCM分野では、企画から撮影、オンライン完パケまでワンストップで対応し、VFX、アニメ、モーショングラフィックなど、様々なジャンルのCMを数多く制作している。

エンターテインメント分野では、国内外のカジノアプリ・カジノマシンの開発者や遊技機メーカー出身者などのメンバーがディレクションを行い、カジノアプリなどの企画から映像も含めて自社内で開発している。

そして、ゲーム分野では、UE4＆Unityでのゲーム開発をはじめ、劇場映画や動画配信シリーズの協力実績があり、コンセプトアート、モデリング、アニメーション、エフェクトなど幅広く対応している。

これら3つの分野以外にも、落語家の五代目桂三木助師匠のマネージメントなど、オリジナル事業も行っている。同社で働く魅力について、代表は次のように語る。

「当社ではこういうものを作ってほしいと企画書や仕様書を渡されて、その通りに作ることはほとんどありません。上流の企画から携わることが多いので、自分のアイデアや意見を提案しながら、クオリティの高い映像や面白いモノづくりを追求していく醍醐味があります」。

また、幅広い分野に携わることができるのも魅力の一つ。同社では3ヶ月に1度、社員にやりたい仕事などの希望を聞く機会を設けている。もちろん全ての希望に応じることができるわけではないが、例えばCMをやった後、次はゲームの映像制作に携わるといったように様々な映像制作を経験し、スキルの幅を広げることが可能だ。

今後の展開としては、人材採用に力を入れて制作体制をさらに強化し、既存事業を強化すると共に、新しい事業を立ち上げていく予定だ。

「これまでは社員の紹介などを通じて人材を採用し、現在の規模にまで拡大してきました。しかし、それではどうしても社員が同質化してしまいます。私たちは特定のジャンルに特化せず、いろんなことに挑戦したいと考えています。そのためも、今後は広く人材を公募し、色々な人生経験を積んだ価値観の違う人を集めていきたいですね」。（北崎氏）

現在、コンセプトラボは東京都台東区元浅草のビル内に本社を構えている。オフィスは東京メトロ銀座線「稲荷町駅」と都営大江戸線「新御徒町駅」の2駅から共に徒歩約3分で、東京メトロ日比谷線「御徒町駅」と各線「上野駅」からも徒歩圏内と、通勤に便利なロケーション。本社オフィスは壁や床、デスクなどにふんだんに木を用いて、木の温もりを感じられる内装となっており、落ち着いた雰囲気の中でクリエイティブな仕事に取り組むことができる。

社員は20代・30代の若手が中心となって活躍しており、平均年齢は20代後半。時には役員や社員が連れ立って食事などに行き、コミュニケーションを深めている。毎年1月には社員旅行を実施しており、過去にはシンガポールや伊豆に行ったという。企業カルチャーについて北崎氏は次のように語る。

「一言で言えば自由ですね。もちろん就業規則はありますが、ガチガチに縛らず、全てにおいて幅を持たせています。例えば規則では10時出社としていますが、10時5分になったからと言ってどうこう言うことはありません。また、社内副業制度を設けており、社員が希望すれば、本来は外注する仕事を副業として業務時間外にやってもいいことにしています」。

完全週休2日制で、年間休日は120日以上。納期前など時期によっては残業が発生することもあるが、社員の月平均残業時間は20時間程度と少なめで、メリハリをつけて仕事に取り組むことができる。家賃の3割を会社が負担する家賃補助制度（条件あり）や、イベント・映画・ゲーム・交流会などの費用を会社が負担するスキルアップ支援制度もある。

「今後当社は新規事業にも積極的にチャレンジしていきたいと考えています。そのため、何かやりたいことがあったら自ら行動して新しい事業を作り上げるぐらいの強い想いを持った方に来ていただきたいですね。そんな方なら夢の実現を応援します」。（北崎氏）

特定の業界に特化することなく、幅広い映像制作の企画から制作まで一貫して手がけている同社。自らのアイデアを活かして企画から映像制作に取り組みたい方や、幅広い分野の映像制作を手がけてスキルアップしたい方にはおすすめの会社だ。