株式会社ディ・アイ・システム

株式会社ディ・アイ・システムは、“We have dreams”を理念に掲げ、「1997年の設立以来、コンピュータ関連業務を通じて無限の夢を創造する、無限の夢を実現する組織を標榜」してきた。この想いを現実のものにすべく、顧客ニーズに応えながら徐々に事業領域を広げている。

設立以来、柱の一つとなっているシステム開発事業では、銀行や証券、生保等、金融業を中心に販売管理や物流等の多様なソフトウェアを開発。アパレル企業向けのECサイト設計・開発等、Webアプリケーションの設計・構築も手掛けている。

「システム開発事業では、業務系Webアプリケーションを主軸に、ECサイト、モバイルアプリケーション開発など、様々な分野のシステム開発を手がけております。
近年、世界的なトレンドとして急速な広がりを見せております「ローコード開発」においては、住友電工情報システム社の「楽々フレームワーク」に10年以上前から着目し、保守性の高いWebアプリケーションシステムの構築を得意としております。
また、様々なお客様のニーズに応えるべく、まだまだ需要の高いJava言語を主軸に、モバイルアプリケーションの開発や「モダンWeb」アプリケーションへの取り組みとして、ReactやTypeScriptなどのJavaScript開発技術にも注目し、新しい技術にも積極的に取り組んでおります。
そういった柔軟性の高さ、また東名阪の各拠点と連携した対応力の高さがお客様からの期待となり、それが従業員へのモチベーションにも繋がっているのだと考えます。」
（システムインテグレーション事業部第2システムインテグレーション部長・森兼愛介氏）。

近年柱の一つに成長しているインフラ事業では、大手通信キャリアや証券会社、ホテルをはじめとした企業向けネットワークの設計・構築・運用を上流から下流まで行うほか、クラウド基盤構築やストレージ構築分野へも進出しているという。

「依頼していただける分野の幅が広がっているのは、これまでの実績をお客様に認めていただけている結果です。インフラ領域でいえば、特にセキュリティ強化や無線LAN環境の構築案件で、高い評価をいただいています。その背景には、直近2～3年間だけで、保険業界やホテル業界、製造業界等において大手企業を含む80以上のプロジェクト実績を持っていること。日本オラクルやCisco Systems等のパートナーであり、パロアルトネットワーク社やCisco社等のセキュリティ機器の扱いに精通しているといった技術的裏付けがあること。そして、細かい要求や特殊な要望に対して成果を挙げてきた対応力の高さからだと自負しています」（ITインフラソリューション事業部第1ITインフラソリューション部長・ 武居雄紀氏）。

それはつまり、同社の人材育成力の高さの賜物だともいえるだろう。ディ・アイ・システムは、シスコ技術者認定をはじめとした各種資格取得のための研修制度や、ネットワーク、データベース、セキュリティ分野のスキル向上を図りたい企業向けに自社開発による学習管理システム『Cornelius-LMS』を活用した教育サービスを提供している。そこで培った育成ノウハウを自社の従業員にも展開することで、自社の技術力の底上げを実現しているのだ。

デジタル庁開設に伴い、ますます企業のＤＸ化が見込まれること、ウィズコロナ/アフターコロナ時代における生活様式の変化や企業のＤＸ化への流れに対応すべく、ディ・アイ・システムは顧客企業のＤＸ推進のためのシステム開発からインフラ構築、保守運用までをワンストップでスピーディーに対応することを目的とした事業部を設立し、ＤＸ関連サービスの提供体制を更に強化しているという。

株式会社ディ・アイ・システムは、2018年10月にジャスダック市場に上場する等、着実に成長を続けている企業である。その最大の原動力となっているのが、人材だと採用人事担当は強調する。

「社員が実力を発揮しやすいよう、働く環境づくりに特に力を入れています。正直に話すと、設立からしばらくは、客先常駐が多いこともあって、社員の中にディ・アイ・システムの一員であるという意識が育ちにくく、会社を離れていく人が少なくありませんでした。人が辞めても、その分、新しい人を採用すれば問題ないという考え方もあるのでしょうが、先代社長である現会長はそう考えませんでした。常駐先で頑張っている数百名の社員一人ひとりを自ら訪問して、悩みや要望を聞いて回りました。社員が社長に直接質問をぶつけられるよう質問会という場を設けたこともあります。こういった方針が会社の仕組みとなり、現社長のもとでもマネージャが月に最低でも1、2回は常駐している社員の所へ足を運んで、直接声を聞く等、細やかなケアが行われています」

また、人を育てようという意識が根付いているのも、同社の強みの一つだ。社員の多くが口を揃えて「質問しやすい雰囲気がある」と話すように、上司や先輩は積極的に部下や後輩の話に耳を傾けるし、話しかけやすい雰囲気もつくってくれている。また、コロナ禍ということで活動は控えているが、部署間の垣根を越えた交流も盛んで、スポーツやバーベキューといったイベント、月1回の帰社日後の懇親会への参加率が非常に高いのも特徴といえるだろう。

「中途採用向けに、インフラやシステム開発等のカテゴリ別の研修を設けており、Microsoft AzureやAWS等のオープン研修に社員が参加することも可能です。インフラ部門でいえば、無線LAN等、ある技術に詳しい社員が講師を務める勉強会も2週間に1回程開催しています。その様子を録画しておき、社内向けにオンデマンド配信をすることもあります。様々なプロジェクトの引き合いがあり、本人のやる気次第で幅広い経験を積める環境も考え合わせれば、成長するチャンスに溢れた会社だと思います」（採用人事担当）。

現状、ディ・アイ・システムが手掛けるプロジェクトは、大手SIerを介したエンドユーザー向けのシステム開発やインフラ構築が中心ではあるが、「将来的には、自社開発したプロダクトやサービスを通じて社会に貢献できる企業を目指している」と採用人事担当は語る。

「既に『Cornelius-LMS』等の自社開発によるサービスはありますが、今後はこれまで以上に力を入れていく予定です。その準備というわけではありませんが、まずは社内で使用するシステムやツールを自社開発していこうとしています。中には、パートナー企業様向けに勤怠管理システムを開発・提供したといった事例も既にあります」

その一方で、インフラ構築、システム開発案件の引き合いが急増しており、人的リソースの拡充が急務だという現実もあると採用人事担当は続ける。

「インフラ、システム開発の両分野にて多くのお客様からお声がけ頂き、お客様のご期待に沿えるよう体制を整えているが、まだまだ人手が足りず、なかなか期待に応えられない状況です。インフラ領域ではセキュリティやクラウド、無線LAN関連の依頼も増えており、インフラ領域の力を伸ばしたいと考えている人にとっては、やりがいのある環境だと思いますよ」

そのため、求める人材についても「スキルアップしたい人」がいいという。

「インフラ構築、システム開発の社内受託チームは東京・大阪・名古屋合わせて100名ほどの体制があり、幅広い製品や技術を取り扱っています。また、客先常駐支援や運用保守業務にも力を入れており、本人の希望に沿ったキャリプランを形成できます。当社で成長して上を目指してもいいですし、スキルアップできる環境を活用して実力を磨き、外へ出ていっても構わないと思っています。一度外へ出ていってから、再びディ・アイ・システムに戻って活躍している社員もいるので、その辺は柔軟に考えています。いずれにしても、技術を追い求めていける人、やる気のある人ということが前提です」

こういう話を聞くと、「残業ばかりできつい職場なのでは」と懸念するかもしれないが、有給取得率は75%以上あり、休日出勤した場合は代休も取りやすい。残業も月14時間程度と仕事とプライベートにメリハリをつけながら働ける環境がある。
「平均年齢29歳と若手が活躍している会社でもあり、活気ある雰囲気の中で周囲から刺激を受けながら、モチベーションを高めていける環境があります。ここまでの内容のどこかに興味を抱いた方、一度当社を離れた方、当社のことを知っている方、どのような人でも、やる気と向上心さえあれば歓迎します。是非、一度話を聞きに来てください」（採用人事担当）。