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株式会社ソードケインズスタジオ

  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系
  • IT/Web・通信・インターネット系

多数の大人気タイトルを手掛けるゲームデザイナー集団

企業について

映像制作会社の、株式会社ソードケインズスタジオ。2018年5月に設立されたばかりの新鋭であるが、既に大手コンシューマーゲームメーカーと直取引で、その大人気タイトルを数多く手掛けている。

現在、同社が主に携わっているのは、コンシューマーゲームのアニメーションやキャラクターモデリング、背景モデリング等の3DCGデザイン。ゲームパブリッシャーの企画や絵コンテ、アートに従って、その要望やニーズをいかに忠実に再現するか。またIPの有名キャラクターを扱う場合は、その独特な形状(シルエット)やモーションをいかに忠実に再現するかというところに心血を注いでいる“職人集団”である。そのクオリティの高さは、同社の実績が何よりも雄弁に物語る。

「前職の映像制作会社ゲーム部門からスピンアウトして当社を創業後、以前の会社への仁義のために1年間は取引先にアプローチすることは一切せず、100%新規クライアントを開拓すると決めました。創業間もなく与信の実績がない当社のようなベンチャーに仕事を出してくれる会社があるのか、当初はドキドキでしたが、スタッフの実力を評価して頂いて、即座に直取引を決めてくれるところが多かったのです。優秀なスタッフが揃っているおかげです。」と代表取締役の武田哲也氏は胸を張る。

現在はコンシューマーゲームの3DCGデザインを手掛けているが、それだけにこだわっているわけではない。武田氏は、今後の事業展開のビジョンを次のように話す。

「現在はゲームメーカーからの下請けとして、3DCGデザインというゲーム制作の一部を手掛けている段階ですが、2Dデザインやエフェクト、UI、プランニング、エンジニアリングのチームをつくり、当社だけで丸々1本のゲームタイトルを制作できるようにします。その業務でキャッシュエンジンを回しながら、自社オリジナルIPにもチャレンジしたい。また、コンシューマゲーム制作をメインの柱としつつも映像制作会社として、テレビアニメや劇場用アニメ、CM、映画、プロモーション動画等、全般に広げる“多柱経営”も目指しています」

代表の武田氏は、広告デザイン会社のデザイナーとしてキャリアをスタートする。当時、MACが登場しDTPが普及を始めた時期。そのパイオニア世代として2Dのデザインに8年程携わる。

「3Dが登場し、非常に面白そうだと感じました。2Dに飽きたこともあって独立し、フリーランスとしてWebデザイン等を受託しながら、1年間スクールに通って3Dデザインをマスターしました。修了後、フリーランスの3Dデザイナーとして大手ゲームメーカーに入ったのです」(武田氏)

その大手ゲームメーカーで6年間、大人気タイトルを手掛けた。その後、前職となる映像制作会社のゲーム部門に転じ、10年間、デザイナーやプロデューサーを務める。「この20年弱、数多くの人気タイトルに携わることができた」と武田氏。

その中で、質の高いデザインワークを提供する会社が業界に不足していると実感し、自ら理想とする会社を立ち上げようと再度の独立を決意。その話を聞いた同僚で優秀なアニメーターであった阿部貴裕氏がシニアアニメーターとしてジョインを決め、この2名をコアにソードケインズスタジオを設立する。社名の“ソードケインズ”とは、“仕込み杖”のこと。普段は杖として顧客を支えるが、いざという時は、中に仕込んだ切れ味鋭い刀をキラリと抜いて凄ワザを見せるプロフェッショナル集団のイメージを込めている。

「武道や芸道における求道者の振る舞いを見習いたいとの思いがあります。剣道や弓道では、技を終えた後に完全に緊張感を解くのではなく、気持ちを途切れさせない“残心”という状態があります。これによって、一つの技がきちんと仕舞える。我々の仕事でいえば、納品後もその作品に気持ちを残すような、最後まで誇りのある仕事をしたいということです」(武田氏)

会社として大切にしているのは、“顧客志向”“成長志向”“社会貢献”の“三方よし”だ。対顧客においては、前述の通り、普段は杖だがいざという時は刀として支える。さらに、対スタッフとしては、自らの刀をサビつかせることなく日頃から研磨する。

そして、対社会としては、質の高いデザインを手掛ける人材が不足しているとの問題意識から、教育事業への展開も計画。スクール、インターンシップ、講師としての派遣等、色々な形が考えられるが、学生のうちから求められる実務人材として育成し、業界に貢献することを考えている。

2020年4月で、同社の社員数は17名。そのうち10名程は、武田氏や阿部氏の前職時代の同僚。「この二人と引き続き仕事をしたい」と慕ってジョインしたメンバーが多い。

「熱意があり、伸び盛りのメンバーに絞って受け容れさせてもらいました。このコアメンバーを固めることで、会社の目指す“顧客志向”“成長志向”“社会貢献”という価値観が一つにまとまっていると思います」(武田氏)

今後も価値観を維持発展させるため、人材採用や育成は最重視する構えだ。このため、現在、コアメンバーのコンピテンシーを分析すると共に、OKRによる目標管理体系を構築している。また、人材育成においては、今後スタートさせる教育事業のインフラを活用するのはもちろんだ。

「何より、数多くのAAAタイトルのエンドロールに名前が登場する阿部の下で仕事しながら学ぶことができるのは、当社の大きな魅力であると思っています」と武田氏は言う。

風土づくりのポリシーとしては、“逆ピラミッド”と武田氏。一番上にはクライアントを支えるデザイナーがいて、その下で阿部氏がデザイナー達を支え、一番下で武田氏が全体を支えるという“デザイナーファースト for クライアント”の構図だ。

「アットホームな雰囲気というのではなく、プロフェッショナル集団として互いに刺激し合い、切磋琢磨するカルチャーがあると思います。一方で、チームワークを発揮し助け合うことも忘れてはいません」(阿部氏)

なお、同社の特徴や魅力について、武田氏と阿部氏がPRタブで対談している。併せて参考にしてほしい。

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企業情報

会社名

株式会社ソードケインズスタジオ

業界

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > ゲーム・エンタメ

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

IT/Web・通信・インターネット系 > その他IT/Web・通信・インターネット系

資本金

800万円

設立年月

2018年05月

代表者氏名

代表取締役 武田 哲也

事業内容

コンシューマー向けゲームのモデル制作及びアニメーション制作、映像制作、ソフト開発

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

30人

本社住所

千代田区神田西福田町4 D'sVARIE神田ビル5F

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