Studio51株式会社

Studio51株式会社（Studio51 inc.）は、CGや映像の制作・ディレクション・プロデュース・開発をおこなっている会社だ。2012年10月に設立され、東京都新宿区に本社を置く。中国やミャンマーにもグループ会社があり、こちらも業績は堅調だ。

▼国を越えた協力は、創設にかかわる大切な思い
代表取締役を務める河内龍氏は、中国のCG創成期ともいえる2006年、現地でCG教育事業にあたっていた。こちらでの成功を実績に、中国国内でCG制作会社を設立、その後河内氏は母国である日本国内での需要も見込み、CG制作事業を国内でもスタート。日本・中国・ミャンマーと次々と企業を設立し、それぞれが連携しながら世界のゲーム・アニメ業界のCG需要に応える、強いパートナーシップをもったグループ企業をつくり上げた。

現在の主要事業は、ゲーム（スマホ・コンシューマー）およびアニメ（TV・劇場版など）のワンストップ開発と、コンテンツの大型受託制作だ。特にコンテンツの制作受託では、海外グループ企業と連携しながら大規模なコンテンツ制作に対応し、ハードは多種多様に、ビックタイトルに携わっている。自社開発にも前向きで、ゲーム開発とアニメ制作の双方のノウハウを融合した、新しい価値の創造・開発に邁進している。

市場での評価は、「高いクオリティを維持しつつ大量生産ができるゲーム、アニメの制作プロダクション」という位置づけ。ゲーム開発部門は2018年、アニメ制作部門も2020年より立ち上げを行い、グループとしてはさらなる事業、IT系人材サービスもスタートをした。
売上高の推移を見ると、5.1億円（2017年9月期）→6.6億円（2018年9月期）→8.2億円（2019年9月期）と順調な成長カーブが見られる。

Studio51は設立以来、ブレない信念がある。それは常に“自らの幸せ”を考えてきたことだ。自らの幸せとは単に生活レベルを上げる、といった狭義な幸せではなく、顧客の満足を自らの喜びにし、仕事を通じての成長で自らの自尊心を育てる、といった広義な幸せを指す。言い換えれば、「社会を幸せにしていくことが、自らの幸せにつながる」という利他的な考えである。現状に甘んじず、自ら考え協力しながら行動し成長を求め、常に今よりも良い作品を作り続けたいという気持ち。またその広義な願いは、世の中に心の幸福をもたらしていくはずだ。その信念をもとに社会とともに成長を続ける。

主力事業であるゲーム、アニメーション、映像制作・開発では、コンシューマ・スマホ・VRなどのゲームコンテンツから、遊技機・TV番組向けなど幅広い映像制作（企画デザイン、3Dモデリング、3Dモーション、3Dアニメーション、UI、エフェクト、コンポジット、プログラム開発、2Dアートワークなど）を受託している。
実績としては、

・モンスターハンターダブルクロス　©CAPCOM CO., LTD. 2015, 2017 ALL RIGHTS RESERVED.　
・宇宙戦艦ヤマト2202　©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2202 製作委員会
※詳細はお手数ですが、HPをご覧ください！
　
また、プロデュース業務として（1）日本のゲームやアニメ、IPの海外展開、（2）海外のゲーム・アニメの日本展開、（3）海外需要に向けた日本のゲーム・アニメ制作、といった事業も手がけている。対象国は主にアジアが中心。

▼Studio51コンテンツ制作・開発　事業の魅力
・海外の人的リソースと長年の連携ノウハウを活用した大量生産（ワンストップ生産）が可能
・プリレンダ−手法によるCG制作の実績多数、Unityを利用したアニメも制作が可能
・ゲームエンジンはUnityを利用したゲーム開発が得意、他のエンジンも勿論対応可能
・リアル調・アニメ調などの様々なジャンルに適応できる高品質な3DCGの制作技術

Studio51は新しい事業にも意欲的だ。今まではエンターテインメントを中心としたコンテンツの制作、開発をメインとしてきたが、新規事業ではIT人材を介するサービスを2020年5月から開始。代表取締役であり創業者の河内氏はもともと大手IT企業の出身。その知見を活かした、昨今のネット社会における様々なサービス需要に応えるのはもちろんだが、ネット犯罪のような社会問題、そうしたサイバーセキュリティサービスへも介入をしていく意気込みだ。社会インフラであるITを守ることは、ひいては、人々の生活を守るサービスである。わたしたちの得意なことから、いっそう社会貢献をしていきたい、と力強く答えている。

さらに今後の中期構想では、今までエンターテインメント業界で得てきた信頼と社会インフラの一つとなったITを融合した、Studio51でしかできないビジネスモデルの展開を考えている。持続可能がテーマとなりつつある社会で、継続的な見通しをした今後グループでの大きな展望、内包するリソースをフルに活用した、「資源効果効率」に邁進をしていく。日本の労働人口などにも目を向けた、アジアと固いパートナーシップを結ぶStudio51の新しい構想、ビジネスモデルにもいっそう注目していきたい。

前述にあるとおり、Studio51はさらなる発展に向かい新しいステージへ進んでいる。ベンチャーマインドがある方、新規事業の立案経験者、エンターテインメント業界での深い知見のある方に、たくさんお会いし「ビジョン」を語り合い、ともに成長をしていきたいと考えている。もちろんゲーム、アニメーション、映像業界で活躍している方も歓迎だ。

▼会社紹介
2020年9月時点の従業員数は約50名で、海外を含めたグループ全体でみると約300名が所属している。平均年齢は32.3歳で、男女比は男性：女性＝68：32の比率。全役職者の中で、女性の役職者数は約10％を占める。新卒・中途の割合は、新卒が2割、中途入社が8割だ。

業務は同じフロアの中で進められており、上下関係や年功序列はほとんどなく、なんでも話しやすい社風だ。平均年齢も比較的若いため、あまり堅苦しくなく、それでいて仕事に対するほどよい緊張感を持ちながら、業務に集中できる環境がある。

主な福利厚生は、各種社会保険完備はもちろん、髪型・服装・ピアス・ネイル自由など。社内イベントは山登り、釣り、ボーリングなどが定期的に企画され、誰でも自由に参加できる。いちご会なる社内親睦会もあり、懇親を互いに深め合う企業文化もある。

評価は、半期ごとにおこなわれ、評価テーブルと等級による制度が設けられている。教育制度はOJTが中心だが、外部講座やイベントの受講などのサポートへ、手を挙げ受けることもできる。とくに口に出すことを大切に考え”やりたい”と発信をすることを前向きに評価するカルチャーだ。

Studio51は、「良質の作品を創り、世の中の人に心の幸福をもたらすこと」を理念に掲げる。人々に幸せを与えられるよう、常に新しい事業、新しい波に乗っていけるような“変化”と”適応”を大事にしている。経験を活かしながら新しい価値を創出し、それをさらに自分の価値向上にできる、そんなマインドをもった方に、多くの参画を望む。