イクラ株式会社

イクラは、2015年創業、2019年9月に「イクラ不動産」をリリースした20名のスタートアップ。
レガシー産業の1つと言われる不動産業界の課題に着目し、テクノロジー×カスタマーファーストのマインドで課題解決に挑む不動産テック（PropTech）領域の企業です。

お家を売りたいお客様と適切な不動産会社を結ぶプラットフォーム「イクラ不動産」を開発・運営しています。

前提として、家は家族が持つ最大の資産であり、
もし家を売るとなれば、それは一生に一度あるかどうかのライフイベントです。

それにも関わらず、気軽に相談できる先がありません。
そして多くのお客様のたどりつく先が "不動産一括査定サイト" であり、登録すれば不動産会社からの大量の連絡。そこから査定を依頼しても、業界の商慣習ゆえに査定金額が妥当なのか、もっと良い売却先がないのか、などが分からず、お客様が不安・不満に感じることが大きな課題だと、イクラは考えています。

そのため「イクラ不動産」では私たちが選定した信頼できる不動産会社から得た生の売却データと価格をもとに、お客様に提示します。さらには不動産会社の評価もデータ化。お客様に事実・データと評価を示しつつ、安心して依頼できる不動産会社と査定金額を出せる仕組みをテクノロジーの力で構築してきました。

現在は約2,900店舗の不動産情報をデータ化。
将来的に、全不動産仲介を行う不動産会社の1/3にあたる約10,000店舗のデータを集約、公開することを目指しています。

ITを活用した不動産 “購入” サービスはすでに存在します。
しかし、不動産の “売却” サービスは、いまだにどの企業も成功していません。
それでも日本の人口減による不動産売却ニーズの増加を想定すれば、大きな市場であり、私たちが想いとスピード感を持って取り組む大きな意義があります。

不動産の情報を整理し、相場を明らかにし、誰もがアクセスして使えるようにする。
そしてお家の価値を上げ、最終的に家族の暮らしをよりよくすることに貢献する。

このような考え方のイクラだからこそ、圧倒的スピードで成長ができました。
今後も採用を加速させつつ、売主と不動産会社に真摯に向き合って価値発揮していきます。

「売却適正価格がわからない」
「売却に強い、不動産会社がわからない」
「初めての売却なので、何をどうしたらいいのかわからない」

不動産売却を検討するお客様が抱えるお悩みです。
これらのお悩みに寄り添い、不動産業界の情報改革を成し遂げる。

「相場と不動産会社を見える化し、
　家の売却の不安を解決する」

というのがイクラのミッションです。

インターネット不動産売却関連サービスの一般的な集客は、「一括査定サイト」からの集客です。しかし、イクラは一括査定サイトには取り組みません。

一括査定サイトは集客の1つの手段ではありますが、

売り主にとっては
登録後に大量の不動産会社からの一方的な連絡が届く。
一括査定サイトの意味がない。（査定価格で売れるかどうかがわからない）
サイト側に不動産会社を選定されてしまう。（適切な不動産会社かわからない）

など、売り主側に知識や情報収集手段がないために、不利益を被る可能性が高い構図になっているからです。

不動産会社にとっては
莫大な追客時間がかかってしまうデメリットがありました。

だからこそイクラは、テクノロジーの力で不動産の情報を整理し、相場を明らかにすることで、双方にとってより良い不動産売却の機会を作れると考えています。そしてそれが形になったのが「イクラ不動産」であり、日々、お客様や不動産会社の声を反映し、営業・マーケ・エンジニア 全社一丸となってサービスの運用改善に取り組んでいます。

テクノロジーの力とユーザーファーストの精神で、業界に・お客様の暮らしに「変化を起こす側」になる。
そして今後は IPO も目指していきます。

イクラの代表取締役を務める坂根は、関西大学文学部を卒業後、野村證券株式会社に入社し国内リテールを担当。
その後は三井不動産リアルティ株式会社（三井のリハウス）に移り、不動産売買仲介業務を経験しました。金融や不動産の豊富な知識と経験は、ユーザーファースト、情報格差の是正といったイクラのコアバリューの基礎となっています。