カバー株式会社

日本を中心に世界で人気が広がるVTuberの動画・ライブ配信。カバー株式会社は、人気VTuberの活動を支援する次世代型オンラインエンタテインメント企業だ。
VTuberプロダクション「ホロライブプロダクション」を運営し、VTuberとして活動したいライブ配信者のマネジメントやサポートを行う。
その内容は、専用キャラクターの提供や自社開発のライブ配信システム「ホロライブ」の提供、グッズとデジタルコンテンツの販売、広告案件の提供など幅広い。また所属VTuberが出演する音楽ライブ事業も展開しており、業界最高レベルのモーションキャプチャ機材を持つ自社スタジオから、リアルタイムのライブ配信を行う。VTuber市場を作り上げ業界をリードしてきた同社は、さらなる事業拡大に向けて即戦力を募る。

代表取締役社長CEO谷郷元昭氏と取締役CTO福田一行氏が「日本から世界へ向けてのチャレンジをしよう」と同社を設立したのは2016年6月。当時は、VTuberという言葉すらなかった。
両氏が持つインターネット企業での豊富な事業経験と開発経験を融合し、日本が誇る二次元コンテンツの領域で世界に新たなエンタテインメントを届けたい。このビジョンのもと、設立間もなくVRゲームのプラットフォーム制作を始めた。その後、安価なモーションキャプチャデバイスが登場。タレントをリアルタイムに動かしての動画やライブ映像をVRデバイスに出力できることがわかり、キャラクターを使ったライブ配信事業に取り組み始めた。

こうして自社によるVTuber「ときのそら」を生み出し、音楽ライブを展開する。ときのそらは、バラエティ番組やテレビアニメ、ドラマに出演するなどVTuberとして人気を博していった。
しかし同社はあくまでもIT企業だ。自社制作の動画配信で広告収入を得るのではなく、ビジネス×技術で個人VTuberの活動支援を行う。
CEO谷郷氏は「“ホロライブプロダクション”は当社運営のVTuberだけでなく、個人で活動するVTuberの集合体であることが特徴です。当社の強みはスマートフォンやVRデバイス等、様々なデバイスを活用してVTuberとして配信できるアプリケーションを自社開発していること。技術力を活かし、自宅から簡単にライブ配信を行うことができる環境を提供しています」と話す。
その自社開発システムとは、iPhone Xを使ってキャラクターの表情を動かせるアプリ「ホロライブ」だ。
アプリやデバイスの提供はもとより、営業、マネジメント、企画の相談や収益化支援に至るまで、VTuberが継続的に活動できるようトータルなサポートを行っている。

盛り上がりを見せるVTuber市場に参入する企業は多いが、その多くがスタジオなどで動画撮影を行った後に編集して配信するスタイルだ。
一方で同社は、前述の通りVTuberアプリ「ホロライブ」を提供しており、各VTuberが手軽にライブ配信できる仕組みを構築している。
それによって、英語などを母国語とする海外VTuberの遠隔マネジメントも可能。実際、海外からの応募もあり、ネット上の人気ランキング上位には同社所属の英語ネイティブのVTuberがランクインしている。
CEO谷郷氏は「他社は隙間時間での視聴を想定した数分間の動画が多いですが、当社のライブ配信は1時間以上が主流。長時間配信での英語トークは翻訳機能ではなかなか追いつけず、ネイティブVTuberが有利です。リアルタイムでのインタラクティブなコミュニケーションが魅力のひとつで、北米からの視聴者は特に増えていますね。リモートワークの傍らでライブを楽しむ視聴者も増えています」と話す。

個人配信で人気が高まったVTuberは、同社スタジオからテレビ番組さながらのハイクオリティなライブ配信が可能になる。スタジオ用バージョンの配信システムでは、背景セットやカメラワークの変更ができ、個人用の簡易バージョンより高度な演出が可能になるのだ。
CTO福田氏は「当社は、業界最高レベルのモーションキャプチャスタジオを所有しています。自社スタジオを持つ会社は他にもありますが、数千万円規模の本格的なスタジオを持つのは当社を含めてほんの数社です」と話す。
同社のエンジニアチームはサイリウムの光、ステージ上に映る影といった細部にまでこだわり、デザインメンバーと協業しながら新しい表現を生み出している。クオリティを高めるために、技術を追求しているのだ。

福田氏は同社でのエンジニアリングについて「常に最新技術に挑戦し、ファンの熱狂を感じられるライブを作り上げる面白さがあります」と話す。
今後は視聴者がスマホを操作してサイリウムを光らせるなど、よりインタラクティブなアクションが可能な開発を目指しているという。
また自宅配信も強化し、オンライン空間でのコミュニケーションが一層活発になる機能を搭載していきたいと話す。
日本が誇る二次元コンテンツに技術を結び付けることで、新たな感動とエンタテインメントを世界へ届けたい。
「つくろう。世界が愛するカルチャーを」をミッションに掲げる同社が、エンジニアを強く求める背景だ。

YouTuberは若い世代にとってすっかり馴染み深い存在となり、同社がリードしてきたVTuberの認知も世界中で急速に進む。
CEO谷郷氏は「技術力をベースにした精緻なキャラクター作りは、日本人だからこそできることです。先人がアニメやゲームで築いた日本ブランドをベースに、新たなコンテンツを日本から発信したい。世界中のファンを喜ばせたいのです」と力強く語る。VTuberは、エンジニアリングの積み上げで作られた“ジャパンクオリティ”の結晶ともいえる。

同社では、大手企業とのコラボレーション企画も生まれている。直近では、ホロライブに所属するVTuber3名がユニットを結成し、日清食品株式会社のインスタント食品のアンバサダーに就任した。オリジナル曲のCDと商品をセットにした特別セットは瞬く間に予約受付が終了し、話題を呼んだ。VTuber市場の盛り上がりが伝わる。

VTuberは新たな市場ということもあって、同社には既成概念に捉われない柔軟な感性の社員が多い。アニメ―ターや音楽制作など、様々なジャンルのクリエイターが集う。
才能と個性を存分に発揮できるよう、フラットなコミュニケーションが主体だ。自己裁量でのフルフレックス制を採用し、就業時間の概念はない。成果にコミットし、責任を果たす前提での自由と自主性を重んじるカルチャーである。
一方でコンテンツ制作に関わる社員は順調に増えたものの、ビジネス系職種やエンジニアはまだまだ不足しているのが現状だ。
Unityエンジニアや、サーバサイドエンジニアチームのリーダー、法人アライアンス、海外展開、英語圏EC立ち上げ、マーケティングなど、多種多様な職種の人材を広く求めている。現在募集中の職種は、求人詳細でぜひとも確認いただきたい。培ってきた経験や知見を、新たな市場で活かすチャンスだ。

「世界へ向けて、新しいバーチャルな表現を共に作っていきましょう！」（CTO福田氏）
「世界中のファンを楽しませる事業を一緒に手がけましょう！」（CEO谷郷氏）
両氏からGreenユーザへ向けて、世界展開を念頭に置いた力強いメッセージが寄せられた。
拡大期を迎えるフェーズだけに、現場をリードするコアメンバーとしての活躍が期待される。好機に参画できるチャンスだ。