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インタビュー画像代表取締役社長 有瀬和徳

QLifeの成り立ち、将来像について簡単に教えてください。

当社は創業18期目、医療×ITの領域で事業展開をしている企業の中では比較的老舗の会社です。病院やクリニックの口コミメディアが創業の原点で、当時は非常に前衛的なメディアとして注目を集めました。 口コミ以外にもさまざまな医療メディアの運営をしていく傍ら、その知見・アセットを生かして製薬企業のマーケティング支援を担うようになりました。実はこれまでも現在も、当社の収益の多くはBtoBによるもので、そこから得られた利益をメディアに還元しているような構造です。 2018年、新たに「治験」の被験者リクルーティング事業を立ち上げました。治験というとあまり馴染みが無い方がほとんどだと思いますが、世の中で処方されるお薬は必ずこの治験というプロセスを経て安全性、有効性の検証がなされた上で患者さんへ届けられています。ですが、この治験には日本特有の課題も。約70%が計画よりも遅延しています。患者さんの治験に関する情報アクセス手段が限られていること、治験へのイメージに誤解があることなど、さまざまな要因が考えられます。 また、最近では、国民の2人に1人がなってしまう「がん」や、「遺伝性疾患」と呼ばれる遺伝子に起因する疾患にフォーカスしたバーティカルメディアを立て続けにリリースしています。バイオテクノロジーや遺伝子工学の進歩は目まぐるしく、疾患の原因解明や治療法が次々と登場しているのですが、進歩に対して患者さんのリテラシーがなかなか追いついていない現状があります。 当社は医療メディアを運営しており、こうした業界課題に対する解決策を提供できると考え、事業化を進めています。メディアにおいては、正しく、わかりやすく伝えることに加え、生活に役立つような情報や、同じ悩みを持つ患者さんの声を届けるような取り組みを強化しています。 今後の事業展望としては、「日本で最も患者さんに寄り添い患者さんのことを理解している会社」となり、1人でも多くの患者さんの悩みを直接的に、製薬企業や医療機関などを通じて間接的に解決できるようなメディアやサービス作りを進めていく予定です。

QLifeを受けた方から、「実際に話しを聞いてみると、思っていた以上におもしろそうで、オファーがあればぜひ入社したい」という声をよく聞きますが、それはなぜだと思いますか?

最初に話した通り、当社はすでに18期目の会社ですので、立ち上げてから随分と時間が経過したサービスが多く、恥ずかしながらデザインや機能面で耐久性が低下している部分もあります。また、製薬企業を中心としたソリューション事業が収益の柱であることから、アウトプットが社外から見えづらい点もあるかもしれません。 一方で、新しく作っているメディアや社内システムなどはモダンな作りになっており、エンジニアやデザイナー同士で会話すると、驚かれることがあるようです。ビジネスについてもしっかり説明すると、「そんなカラクリなんですね!」と、腹に落ちることが多いようですね。

QLifeで働くメリット、デメリットを教えてください。

一番のメリットは、患者さんに対して貢献できているという実感が得られることではないでしょうか。自分たちのメディアやサービスを通して患者さんとの関係を築いていく中で、温かい言葉をいただいたり、患者さんが最適な医療にアクセスできたと思えると、仕事を通して社会に貢献できているという実感が得られます。 次のメリットとしては、多様なチャレンジができる環境だと自負しています。QLifeは2016年にエムスリーグループに入ったのですが、当時と比べて、売上は3倍に迫ろうというところまできています。従業員数も引き続き拡大傾向であり、沢山の挑戦機会を提供できると思います。 デメリットとしては、スピード感や変化が早い会社であるため、大手企業のようにどっしり腰を落ち着け、変化のない環境で仕事をしたい方には向いていないかもしれません。 個人的にメリットを実感できた点としては、自分や家族が病気になった時の対処法が身についたことでしょうか。誰しもお金や医療の知識は持っておいて損にはなりません。こうしたリテラシーが身につくことは、皆さんの今後のライフステージにおいてプラスの効果をもたらす可能性が高いと思います。

面接ではどんなところを評価しますか?やはり医療への関心や経験でしょうか?

実は医療への関心はあまり考慮していません。患者さんやクライアント、パートナーとの関わりの中で自分が取り組みたいことが見えてくると思います。また、患者さんと向き合っていくことで、後天的に本質的に自分の人生をかけて取り組んでみたいというテーマが見つかると信じています。 もちろん、医療に携わった経験を持つスタッフは多いのですが、私自身はこの会社の経営を通して、漠然としていた医療業界に対するイメージの解像度が上がり、成し得たいことが見つかりました。 面接で重視するポイントは、挑戦心や変化への柔軟性、成果を出すための執着心・創意工夫、顧客やチームへの尊敬・貢献心でしょうか。 医療業界の課題は複雑で、なかなか一筋縄にいかないことがほとんどです。だからこそ、諦めず挑戦し続け、誰も思いつかなかった一手を実行できるような強いチームが必要不可欠だと考えています。

最後に、QLifeへの応募を検討している方へメッセージをお願いします。

私のバックグラウンドはITやデジタルマーケティングです。こうした領域への投資は積極的な方だと自負しています。 「悩むならまずやってみる」「挑戦した結果の失敗は成功」 これが私の軸となっている考え方です。 医療業界は今後益々需要が拡大する一方、デジタル化が最も進んでいない魅力的な市場です。以前に比べ体制がしっかり整ってきたことから、今こそ、さまざまな知見を持ち寄り、大きな課題解決に向けて前進する時だと思います。 今後、PRに力をいれていく必要があると考えています。医療×ITの領域に関心がある方には、ぜひ、新しいチャレンジの選択肢の1つとして、当社の話を聞いていただきたいと思います。

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