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株式会社Prazto

  • IT/Web・通信・インターネット系

Salesforce×SaaS導入・運用の伴走支援事業で大切にするのは社員の心と自分らしさ

カジュアル面談歓迎

企業について

SalesforceをはじめとしたSaaSに関する導入・運用・定着のためのコンサルティング事業、システム開発事業を中心に、ビジネスを展開する株式会社Prazto(プラート)。同社の代表取締役社長である芳賀怜史氏によれば、「現在は、対企業向けのSaaSに関する“伴走型”支援事業が事業の100%を占めている」ということだが、2019年1月の設立から、その事業規模は拡大を続けている。

「当社は、SIer企業と同様にエンジニア中心の体制で事業を進めていますが、大きな違いはその事業プロセスにあると言えます。以前は、システムを開発する際には500万円から1,000万円の予算をかけ、一括した大きなシステムをつくるというケースが多かったのですが、ここ数年でサブスクリプションビジネスが台頭し、SaaSという形でのシステム提供が普及してきました。このSaaSの場合は、大規模な予算をかけて導入するのではなく、“契約して試す”というプロセスがとられますので、企業は常に一緒に運用してくれるパートナーを必要とするようになっています。そこに対応しているのが当社の事業モデルです」(芳賀氏)。

導入に向けた仕様の変更、常時の運用サポートという伴走型の支援サービスに対するニーズは、SaaSの普及と共に拡大の傾向を強めていると芳賀氏は実感している。既存の開発スタイルである「大規模・一括」ではなく、「小規模・細分化」のシステム運用が可能になるサブスクリプションサービスの普及と共に、同社への業務依頼は増え続けているということだが、そこには大手企業にはない構造的なアドバンテージがあると、芳賀氏は語っている。

「もちろん、大手企業による伴走型支援サービスも存在しますが、大規模ゆえにその体制も多重的な構造的になります。つまり、PM、セールス担当、エンジニア、管理者といった様々なポジションの人々が関わり、さらには複数社が関与するケースもあります。そうなると、それぞれの中間マージンが発生することから、月額コストは数百万円になることもあります。当社の体制はエンジニアだけで構成される構造なので、一人ひとりが的確な支援が可能な状態であり、月額コストも低く抑えられます。そこが当社の強みだと思っています」(芳賀氏)。

顧客と伴走するメンバーそれぞれがエンジニアとしてのスキルを有し、顧客折衝から構築業務、保守やカスタマーサービスといった幅広い業務に対応している同社。小さなチームで最大の効果を生む体制でニーズに応え、大手にはできない費用感で質の高い成果を生み出せることこそ、同社の強みとなっているのである。

2019年のサービススタートから、2021年までは顧客ニーズを確かめながら拡大を続けてきた同社の伴走支援型事業だが、2022年以降はさらに売上倍増を目指していくと芳賀氏は語る。その活動の中で、芳賀氏が最終的な目標としているのは、教育事業を確立することだ。現在は、株式会社SmartHR、株式会社ニューズピックスといった有名企業との関係性構築に成功している同社だが、その関係性構築も含めた業務スキルの習得を、多くの人に実現してもらいたいというのが芳賀氏の考えなのである。

「IT関連業務未経験の方々にも、またSalesforceやSaaSに関連したビジネスに携わったことがない方々にも、当社での業務を通じてスキルを身に付けていただくという教育事業に、ゆくゆくは取り組んでいきたいと思っています。そして最終的には、未経験者はもちろん、障がいを持つ方々の就労支援にも繋がるような活動を実施したいというのが私の考え。そのために、まずは事業をエクスパンションさせて成果を出し、その安定した体制の中で教育事業に取り組んでいきたいと思っています」(芳賀氏)。

「教育事業として形にしていくための知見は溜まりつつありますが、それはまだ暗黙知の状態だと思っています。それをきちんと形にする、教育に加えて社員に対するキャリアコンサルティング等も含めた支援体制を整えるということに取り組んでいきたいですね。SalesforceやSaaSといったIT関連の知識やスキルは、身に付けた人にとって力を発揮するための手段の一つとなります。その手段を使って、社会人として不公平なスタートを切らざるを得なかったような方々にも、ほかの人達と同じ世界が見られるような仕掛けをつくりたいと、私は考えているのです」(芳賀氏)。

IT関連スキルという“手段”を身に付けることは、ハンディキャップを持つ人々の状況を一変させ、同じスタートラインに立つことを可能にすると信じる芳賀氏。その教育事業の本格化という軸を持った事業展開によって、顧客、自社のメンバー、自社という「三方良し」の状況が生まれ、企業として大きな価値を生み出すことができると同社では考えている。

顧客のニーズに沿った伴走型支援事業の展開、将来的な教育事業展開への思いに加え、同社の大きな特徴となっているのは、エンジニアが仕事に対して抱くピュアな気持ちを大切にしているという点だ。

同社の社名「Prazto(プラート)」は、イタリア語の芝生(prato)と広場(plaza)を掛け合わせた言葉が採用されている。このPraztoは、社内メンバーにとっての“芝生の広場”であるという意味合いを持つと、芳賀氏は説明してくれた。

「この“芝生の広場”という言葉には、社内の全員が伸び伸びと活動できる場所、エンジニアが自分らしく働ける場所にしたいという願いが込められています。エンジニアとして働く中では、一定の年齢に達するとモノづくりから離れた役割を与えられたり、プログラミング業務以外のことを担当せざるを得ないような状況に直面することが多々あります。エンジニアとしてキャリアをスタートさせた私も、そうした意に沿わない配置転換を打診された経験がありますが、そうした声に逆らい、純粋なモノづくりが好きだという気持ちを持ち続けた結果として今の自分があると思っています。その思いがあるからこそ、エンジニアにはエンジニアらしさを持ち続けてほしい。社内のメンバーにはピュアな気持ちを持ち続けてほしいですし、自分らしく働きながら人生を謳歌してほしいと考えています」(芳賀氏)。

そんなエンジニアに対する強い思いを持つ芳賀氏は、自社のスタッフに対するスキルアップの仕組みにも細心の注意を払っているという。芳賀氏が重視しているのは、「お客様に喜んでもらえるからこそ楽しい」というエンジニアとしての活動の基本であり、その基本を忘れることなく日々の取り組みを続けてほしいと語っている。社員が国内外問わず各地からリモートワークで事業を推進する同社。その社員達を「会社に属させる」のではなく、自分達の生き方を大切する中での時間を貸してくれている、という感覚で自社を運営している芳賀氏。社員一人ひとりがやりたいことを明確にし、その実現を積極的に支援したいというのが、彼の考えだということだ。

「お客様と共に、小さな成功体験を重ねながら伴走する。その環境で、エンジニアとしての喜びを存分に感じられる環境がここにはあると思っています。エンジニアとしての活動や働くことに関して限界を感じている人達に、本当にもう一度可能性を見させてあげたいですし、可能性溢れる世界を一緒につくっていけたら嬉しいですね」(芳賀氏)。

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企業情報

会社名

株式会社Prazto

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

企業の特徴
カジュアル面談歓迎
資本金

3000万円

設立年月

2019年01月

代表者氏名

代表取締役社長 芳賀 怜史

事業内容

私たちPraztoは、Salesforceを中心としたSaaS導入における企業課題の解決を力強く支援する「SaaS導入コンサルティング事業」を主力の事業にしています。

株式公開(証券取引所)

従業員数

20人

本社住所

東京都千代田区丸の内1丁目6−2 新丸の内センタービル 21階

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